日本中で唯一人、国葬で博士号を持つ人(М氏)が居られるそうな。
新聞記事で知った。
М氏は高校の社会科教諭を務められており、母校の大学院で近現代史を研究され、
国葬をテーマに考察した論文がパスして、見事に博士号を取得されたという。
国葬に関しては、旧憲法下では「国葬令」によってが、戦後は廃止された。
戦後、吉田茂氏の国葬が執り行われたが、これは閣議決定によったもの。
吉田茂氏のサンフランシスコ講和によって日本の独立回復の功績が顕彰された。
その後、佐藤栄作氏の場合も、国葬が検討された。
佐藤政権の在任期間の長さや非核三原則でのノーベル平和賞などが考慮されたが、
最終的には、国葬ではなく国民葬とされた。
М氏は、これらの先例や考察から、
今後の国葬に関して「先例を照らし合わせれば、今後、この国では該当する人物は出ない?
もし、戦争に巻き込まれ勝利した首相とか出ない限りは?」と結ばれている。
【日本武道館】
ところが、本日(9月27日)安倍晋三氏の国葬が執り行われた。
М氏の博士論文は、岸田政権には全く通じなかったのである。