霞が関では、どこの省庁でも「大臣対応マニュアル」があるらしい。
大臣の出張に随行したり、お供するときの対応をメモしたようなもの。
某新聞で、経産省の『大臣出張時などの注意点』なるものが報じられた。
その内容は、大臣の出張などにお供するときの対応を説明するもの。
「車中での対応」、「お土産購入ロジ」、「ぶら下がり会見での対応」、
「帰宅時(駅構内)での対応」という4項目からなる。
例えば、出張先での大臣は、多量のお土産を購入するから荷物持ち人員を、
多目に配置しておく、とか。
生もののケースもあるから、保冷剤なども必須だ、とか。
又、大臣の帰宅時(駅構内)は、新幹線に乗る前に夕食購入があるから、
「弁当購入部隊とサラダ購入部隊の二手に分かれて対応」とあり、
発車時刻の20~30分前には駅に到着していること等をアドバイスしている。
これでは、関係する職員は全く茶坊主の如し。
昔からよく聞く「すまじきものは宮仕え」とも言えそう。
国家公務員の上級職試験に合格した若きエリート諸君に、ご同情を申し上げる。