プーチンのロシア。
西側の経済制裁に反発して、日本へもワル特異の対抗手段を講じてきた。
例えば、サハリンⅡをロシア企業へ全資本を譲渡させる大統領令にサインしてみたり、
ロシア下院では、ロシアの『第二次世界大戦の戦勝記念日』に、
わざわざ「軍国主義日本に対する勝利」の名称を付け加える法案を提出したり。
要するに、ウクライナ支援に参加する日本への恐喝・報復であろう。
若い頃、マルクスの資本論などを読んで、ソ連の共産主義にかぶれた時期もあった。
やがて、ソ連が崩壊し、非スターリン化で大統領選など民主化かと思ったのは大間違い。
共産主義下の国有企業は、クーポン券となって民間へバラ撒かれ、
新興財閥が買い占めてオリガルヒ化した。
秘密警察の旧KGBだけが生き残り、プーチン独裁へツァー(皇帝)化したのである。
そのプーチンが、今やウクライナ侵攻で、ロシア化帝国主義へ突き進む。
この戦争は、長引くかも知れないが、いつかは終わる。
ウクライナが、どんな状況で終戦を迎えるかは、誰にも分らない。
しかし、ウクライナ戦記をテーマに、文学作品が生まれることは予想される。
その書き手は、ロシアの作家にしろ、西側の作家にしろ、
いずれにしても、ロシアの正義については書けない筈だ。
テーマは、ウクライナが如何に国土を守り、侵略するロシアに対抗したかとなる。
そして、ノーベル文学賞か平和賞へ、ノミネートされるのも、ほぼ確実?