旧帝国海軍の港町には、それぞれ名物の食い物がある。
例えば、横須賀市の“海軍カレー”だったり、佐世保市の“させぼバーガー”など。
ところで、“肉じゃが”は舞鶴市が発祥の地だと聞いた。
“肉じゃが”舞鶴市説は以下の通り。
明治の頃、東郷平八郎は舞鶴の司令長官だった。
彼はイギリスで食った“ビーフシチュー”の味が忘れられず、
何か牛肉を使った煮物を作らせ、兵たちにも食わせたいと思ったのがキッカケとか。
それは兵たちにも喜ばれ、やがて“肉じゃが”と呼ばれるようになった。
■
残された当時の資料によると、レシピは分刻みの作り方。
その時間割が具体的に書かれているそうな。
まず、鍋を火にかけ3分後に牛肉を入れ、7分後に砂糖、
10分後に醤油、14分後にジャガイモとコンニャク、31分後に玉ねぎ、
そして、34分後に出来上がり。
■
この“肉じゃが”発祥の地、舞鶴市説に対しては、
広島県の呉市が「うちが本家」との話しも出ていると聞く。