山に登って、星を見る

山登りは、やっぱりきつい
でも、また登ってしまう
星空観察は、夜更かししてしまい寝不足になりがち

『百武すい星発見の地』を訪れる

2015-05-22 06:55:00 | 天体
かつて
20世紀最大の彗星として唄われたへール・ボップ彗星の回帰が1997年の春
その1年前
1996年3月末に突如として現れ、へール・ボップ彗星の2倍以上の長さを見せてくれたのが百武第二彗星であるへール・ボップはもちろん外国人2人の人が発見されたのだが
百武彗星の発見者は鹿児島在住の日本人、故百武裕司氏であった

私の高校時代の地学部の先輩である物理学のS教授が
『近くに百武彗星発見の地があるが、行ってみるか』

と言うことで連れていってもらった場所は霧島市の中心、旧国分市の中心部から東の方へ
山道を登っていく

『すごく分かりにくいが、ここに手作り標識がある』最初は分からなかったが
良く見ると色褪せた木製の標高が今にも木に覆われようとしている
でも
確かにはっきりとした文字で

『百武すい星 発見の地 3.4km』
と書かれてある!期待に胸を膨らませながら
S教授の車は、更に山道を上っていった

『ほら、そこにも標識があるよ』今度のは、ますます分かりにくい(^_^;)

でも
この様な林の中では星空見えないなぁ
との心配もあったが

山道は上りきって
台地状の拓けたところに出た上の地形は意外に広かった

『先の方に白い小屋のようなものが見える』『ここだよ』『地元の方がきちんと整備されているらしいよ』最初の
"色褪せた標識"から想像していた場所とは違い、意外にもきれいにしていた

"横道星空広場"と書かれてある横道とは地名なのかな?
地図で調べてみたら現在地は"国分平下"であった
作った人の名前かな?
まさか。違うでしょう

『この先だよ』
と、S教授は奥へと進んでいく百武裕司氏が亡くなられたのが2002年の春なので
それから
2年後に作られたのだろうその先には、立派な石碑があった2つ日付の刻印があるが
大きくなったのは下の方
1996,1,31
である

何となく手を合わせたくなる

それから
後ろの方の盛り上がった所へ
『光害を避けて、旧国分市街から東の方へ彗星捜索をしたと言うことは、夕方ではなく早朝に東の空を見ていたのだろう』
S教授は上の登り、東の空を見ながら語った『低空だと、あの木が邪魔になりますね』『うーん、この公園が作られたのが11年前、その時は大丈夫だったのかも』

公園の中に入る前は気づかなかったが駐車場まで戻ってみたら
その盛り上がったところには確かに
"星見台"
と書かれてあった

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