山に登って、星を見る

山登りは、やっぱりきつい
でも、また登ってしまう
星空観察は、夜更かししてしまい寝不足になりがち

ラフジョイ彗星の疑問点その1は解決された

2015-01-31 20:02:00 | 天体
さて
前回のブログの疑問点その1について
これは3日間のラフジョイ彗星の尾のモザイク合成を並べたもの上から順番に
1月24日
1月23日
1月17日
である

ちょっと間隔がばらばらであるが
問題なのは24日の彗星の尾だけが、下に傾いていると言う点である

撮影時、もしくは画像の作成時に1月24日だけが傾いたのではないか
と言う原因も考えられる

幸いにして
ラフジョイ彗星の1日の移動量は2度程度なので
1月23日と1月24日では同じ星が写っていた
それを
パソコン上で重ね合わせて同一天球上に見してみた上が1月23日で
下が1月24日になる

微妙なもので分かりにくいが
1月24日の下の傾きが修正された様な気がする(^_^;)

でも

少しばかりやはり下に傾いている気がするので
本日
太陽風を専門に勉強されているS氏がちょうど来られたので相談してみた

S氏によれば
彗星の尾は太陽風の影響をまともに受けるらしい
それで
わざわざ、彗星の尾の形状や傾きで太陽風を研究されている人もいるらしい

2つ目の画像で修正されて傾きが少なくなったものの
この尾の傾きの変化にS氏は非常に興味を持った様子であった

それで2つ目の合わせ方ではなく
下の画像の様な合わせ方をしてくれと言われたこれは何かというと
ベースに1月24日の画像
その上に1月23日の画像を、右の方にあった2つのコブに合わせて重ねてみてくれ、との事であった

すると
23日のコマが24日の真後ろには行かずに、下にずれている
つまり、この時に太陽風の切れ目があったのではないか!
その23日~24日は今からちょうど1週間前の事
S氏はネットで調べ始めた
するとちょうど1週間まえに、弱いながら地球に当たる太陽風の切れ目があったのだ
それが影響しているのであろう!
と言う事

確かにこれは24日の何も重ねていない画像であるが
これを良く見ると
中央の濃い尾がその上の重ね合わせた画像の途中にある23日のコマの部分でくの字に曲がっている事に気がつくであろう
つまりその曲がり角が太陽風の切れ目に位置する
と言うとこになるらしい

難しかった

ラフジョイ彗星の画像で2つの謎が…

2015-01-31 13:11:00 | 天体
1月23日ラブジョイ彗星のモザイク合成であるデータ1月23日500mmF2.8 各3分(2×2ビニング)を4コマモザイク合成

以前
1月17日のラブジョイ彗星の写真の時にも述べたが、バックにはおうし座の暗黒星雲がたくさんあるところ
彗星の淡い尾が分かりにくくなっている

上の画像を良く見ると、途中でコブのような塊が2つ程あるのだが
これは彗星が分裂したわけでなく、小さなバーストの名残であろう


1月24日ラブジョイ彗星のモザイク合成データ1月24日500mmF2.8各3分(2×2ビニング)を4コマモザイク合成

最初の写真の24時間後である
1つ前のブログで述べているが、明るい収束したロート状の尾が復活している

わずか24時間で全く違う形になっている
バックグランドの星を良く見てみると、同じ星が写っている
それにより、24時間のラブジョイ彗星の移動が写真横幅の3分の2程度と言うのが分かる
500mmのフルサイズの横の角度は3度なので、ラブジョイ彗星は24時間で2度、この写真で言えば右方向へ動いている


さて
1つ目の疑問点であるが
1月23日では画面の縦方向にほぼ並行な尾が
この1月24日の画像では、尾が右へ傾いている

何故だろう?

赤道儀という望遠鏡の架台を使うのだが
2軸あって
その赤道方向(地球の自転方向)だけを動かして撮影している
つまり23日と24日は、正確に画像の縦方向が東西方向に一致するはずなのだ


2つ目の疑問点

1月23日には、前に述べたように尾の先の方にコブのようなものが2つ写っているが
これが
24日にも画像の上端にあるのだ

その特徴的なコブにより、イオンテールの彗星本体から離れていく移動量がわかるのだが
それが24時間ではわずかな量である(画面の横幅の5分の1程度)
それなのに
核付近のテールは24時間で劇的変化をしている

何故だろう?

彗星の核本体からイオンテールが放出されるにあたり
最初は勢いよく出て、しばらくするとゆっくりになる?

分からない


今日
太陽風の専門家が来られるので、その事について尋ねてみよう

1月24日に、尾がわずか24時間で復活

2015-01-31 07:05:00 | 天体
さて
1月23日に続いて、今回は1月24日の画像である
つまり金曜日と土曜日の2日連続で観測できている データ1月24日 NikonズームレンズAF-S NIKKOR24-85mmf3.5-4.5G EDを絞り開放で90mmくらい? カメラNikonD610 ISO1600 露出1分を8枚加算合成

左上には青いプレアデス星団、右上には赤いカリフォルニア星雲、そして緑色のラブジョイ彗星
色の対比が美しい

わずか24時間で良い方へ変化があった!

再び濃い尾が確認できたのだ

良かった(^_^)v


今日は立派な尾になっていたので気合いが入る
更に180mmで撮影データ1月24日 180mmF2.5をF4に絞る ISO3200露出1分を8コマ加算合成

長く尾が伸びていた1月17日にはかなわないが
これでも180mmというある程度写野の広いレンズで尾の先端ははみ出しそうである


更に500mmF2.8 私の主砲で撮影した分(トリミング)データ1月24日 500mmF2.8冷却カメラSTL110000M L画像 露出3分を8コマ加算合成 RGB画像 各3分(2×2ビニング)

なかなかいい!

ロート状に収束しているタイプ1の青い尾
それが細かく10本以上に分離しているのが確認できる
前日の形とは、全く違っている

フルスケールでの画像

あれからラブジョイ彗星はどうなったか

2015-01-30 20:50:00 | 天体
ラブジョイ彗星を1月17日に撮影して
そのあと彗星はどのようになったのか
その続編であるデータ1月23日 NikonズームレンズAF-S NIKKOR24-85mmf3.5-4.5G EDを絞り開放で60mmくらい? カメラNikonD610 ISO1600 露出1分を8枚加算合成

さて、これの6日前は以前に紹介したこの写真焦点距離が違うが、彗星が画面を右方向へ移動しているのが分かる

でも
単に移動しただけではなく
彗星の尾の長さが短くなっているのだ(悲)

まあ前回撮影より短くなっているが
『1月16日が特異的に尾が濃くて長かった』
と言うのが正解かも知れない

500mmで撮影した冷却カメラで比較してみた新しい画像は左側
右の17日の時は、撮影した瞬間に何本もの細かく分かれた尾がすぐに分かった
でも
今回はショボかった

パソコンにダウンロードされた画像を見た瞬間に
『あれ、濃い尾が1本しかないぞぉ』
ラフジョイ彗星自体はますます太陽に近づいて活動が活発になるはずなのに

彗星の活動は
分からないものである

せっかく撮影したので画像処理を進めていったデータ500mmF2.8冷却カメラSTL11000M L画像は露出3分を5コマ彗星の核に合わせて加算合成 RGB画像は各3分(2×2ビニング)

明るい尾はなくなってしまったが
それなりに細かく分かれてイオンテールを捉える事が出来たと思う

澄みきった空の下で、犬の散歩

2015-01-30 11:52:00 | 日記
最近は犬の散歩が日課になっているここは我が家から歩いて1~2分のところ
何もなくてのんびりしている

『おっ!雲がきれいだ』つい
雲の写真を撮るのに夢中になっていた

『…』『まだ、進まないのかなぁ?』犬に済まないことをした(^_^;)

しばらく進んでいくと
川ものんびりと流れている川沿いの車が通らない道を選んで進んでいくわだちが出来ているけど、車は走れるのかなぁ?左には竹林見た目には全く分からないが
しきりに嗅いで確認中前にもブログに書いたことがあるが
うちの犬はこのようにして給水する冬は少し寒いかも(^_^;)その日の夕方
雲はあったがすっきりとした天気正反対の山が赤く染まっていた