山に登って、星を見る

山登りは、やっぱりきつい
でも、また登ってしまう
星空観察は、夜更かししてしまい寝不足になりがち

夏の名残り『天の川』を撮影した

2015-10-09 08:27:00 | 天体
最近になってやっと天気が晴れの日が多くなった
その日も秋の澄みきった空で朝からずっと晴天であった夜になって星が見え始めたので、久々に愛機Nikon D610を取り出して庭先で星空を撮影した

北の方角にカメラを振ると、北極星と北斗七星が見えている
星座で言えば『おおぐま座』と『こぐま座』になるちょっと分かりにくいが、これが北斗七星柄杓(ひしゃく)の部分が中央やや右下にあり、柄が画面で言えば左上に伸びているがお分かりになるだろうか

北斗七星は北斗七星からは西に位置するので、このあと日周運動により沈んでしまう


今度はカメラを左へ向ける夏の天の川の南方が写った

この写真で言えば、右下に『さそり座』
その上方に『へび座』
天の川の中央(一番天の川が太い所で、銀河の中心方向になる)が『いて座』
画面の上の方は『たて座』になる

地平線の黄色い光は、近くのグランドの照明によるもの
この様に空が済みきった夜空でも邪魔になるものだ
これを天文通は『光害』と言う
午後10時以降には大体消えるのだが…

天の川を画面を縦方向に変えてもう一度写してみる『いて座』の天の川の中心を、やや望遠で狙ってみた画面の中心より下に大きく天の川の明るい塊があるが、これは『いて座のスタークラウド』と呼ばれ、ここは暗黒星雲がなく空が暗い所で見れば誰でも気付くであろう

『スタークラウド』を説明したなら、これもついでに案内しよう
画面の中央から少し上に行ったところに(この写真では、やや左にずれている)にそれより小さな星の塊がある
これはM24(スモールスタークラウド)と呼ばれるところ

それと
見立つのが中央の赤い星雲であろう
M8(干潟星雲)と呼ばれ、双眼鏡で簡単に確認するこが可能だ
星雲の中心には散開星団も存在する

小さくて分かりにくいが、そのM8よりちょっとだけ北(上)の方向にM20(三裂星雲)、M21(散開星団)がある

画面下には、『さそり座』の尾の部分になるが、肉眼でも見える大きな散開星団M6とM7がぎりぎり写っている


他にもまだあるが、これくらいにして次へ
今度は天頂にカメラを向けた七夕の時に登場する織姫と彦星はどこかと言うと
織姫の方が明るくて、これでは画面中央右上にありこのフレームの中では一番明るい星
『こと座』のアルファ星になる

彦星は中央やや左下にあり、『わし座』のアルファ星

両者が挟むように夏の天の川が中央縦方向に流れている

それと
画面上に『はくちょう座』があり、そのアルファ星が『デネブ』という一等星

織姫と彦星、それとその『デネブ』を結ぶと
いびつな三角形になるが、『夏の大三角』と呼ばれている

その『はくちょう座』をアップでとらえてみた肉眼では見えない赤い星雲が点在するのが分かるのだろう

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2 コメント

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Unknown (ぽーらん)
2015-10-09 09:12:32
フルサイズのデジイチだと
固定撮影時の写り方が全然違いますねー
感度もいいしノイズが少ないですね
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写りはポーランの方が絶対に良いはずですよ (K)
2015-10-09 11:00:39
家で撮影すると、かなりカブリます

絞りF3.5 露出30秒
感度は天頂では3200まで上げられます

同じコマを5~6枚撮影して加算コンポジットさせました
あとは…
無理矢理画像処理します(((^_^;)
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