K-POPストリート

1980年代後半から2005年頃までの韓国歌謡アーカイブスを中心に、いい音楽・パフォーマンスと旅行の話題を書きます。

ブラスな韓国ポップス

2005-03-31 23:14:33 | K-POP
 今日は何年ぶりかでブラスバンドの演奏会に行きました。高校の頃は吹奏楽部に入っていましたので、今回はいわば「母校」の演奏会です。たまにはビッグバンドもいいものです。

 トランペットやトロンボーンなどの金管楽器が印象的な韓国ポップスにはどんなものがあるでしょうか。ぱっと思い出したのは、「JUJU CLUB」第3集です。
 ジュジュクラブは、一度聴いたら忘れられない個性的な声質の女性ヴォーカルを中心にしたグループです(また紹介する機会もあるでしょう)。タイトル曲「1:1」(イルテイル)や「ウアイル」にはブラスが効果的に使われていました。「ウアイル」って題名は意味がわからないですが(といいますか意味のない言葉かも知れません)、この曲は確か新宿での野外ライブ(ラジオ公開録音)のときに歌っていましたから、1998年の作品です。

 最近では(といっても2003年)「ナムグン・ヨン楽団」でしょうか。これまた個性的な女性ヴォーカルに、トランペット・トロンボーン奏者がいて、ギターもキーボードもあり、ナムグン・ヨンがひょうひょうとドラムをたたく、というミュージックビデオを見たのですが、なかなかユニークな楽団です。

 金管楽器は弾き語りができないからでしょうか(笑)、韓国ポップスには若者向けの曲が多いからでしょうか、(シンセサイザーによるものは別として、)金管楽器が韓国ポップスで使われる機会はなかなかないように思います。

K-POP TALK NIGHT VOL.2

2005-03-29 17:44:13 | K-POP
 少しごぶさたしてます、チロルです。
 2月に行われた、韓国ポップスのミュージックビデオを見るトークショー「K-POP TALK NIGHT」の第2弾が早くも開催されます。
 今回は「ブラックデースペシャル」ということで、韓国の「ブラックデー」にちなんで、MVを見ながらチャジャン麺を食べようという企画だそうです。チャジャン麺が実現するかはともかく、今回もお宝のMVでぼくたちを楽しませてくれることでしょう。

 K-POP TALK NIGHT VOL.2
 2005年4月14日 19:00-22:30 @新宿職安通り「NAKED LOFT」
 詳しくは下記のサイトへ。
 http://kpop.gozaru.jp/


ひさびさのカン・スジ

2005-03-26 22:46:23 | K-POP
 このあいだの特別企画で1993年9月の韓国ポップスランキングを書いてみましたが、このことがきっかけで、久しぶりにカン・スジを聴いています。今週は4集をほぼ毎日聴いていました。

 思い起こせば、10年前に「アジアンビート」を知ったきっかけというのも、深夜にテレビのリモコンでチャンネルをポチポチかえていたら、(アジアンビートで放映していた)カン・スジのインタビューを偶然見たこと、だったわけです。

 とはいえ、ぼくが持っているのはカンスジ4集と、日本盤「セルフセレクション」だけです。日本盤は1995年9月の発売です。デビュー曲といわれる「ポラピッ ヒャンギ」(紫色の香り)から4集でぼくが好きな「ソジュンハン キオットゥル」(大切な思い出たち)まで全12曲。今気がついたのですが、ユン・サン作曲の歌が多いんですね。
 それから、4集の「그때는 알겠지」(その時はわかるでしょう)も「소중한 기억들」(大切な思い出たち)もそうなのですが、男性ソロコーラスが入っていますね。そういえば韓国ポップスで女性歌手に男性コーラスが入ってハーモニーを聴かせる、というのは最近ではほとんどないことに気がつきました。
 たまにはこういう歌謡曲もいいものです。

追記:明日はミューザ川崎でのBoLALuz(ボラルース)の屋外パフォーマンスを見に行く予定です(15時から)。


アジア交流音楽祭@川崎

2005-03-25 23:03:35 | いろいろ
 こんばんは、チロルです。この前一気に書き込みをしましたら、さすがに息切れしてしまいました。
 さていよいよ26日土曜日と27日の日曜日は、ミューザ川崎で「アジア交流音楽祭」が開催されます。
 同時開催の「交流ステージ」のプログラムを見ると、BoLALuzの出演はもちろんですが、実に多彩なアジアの音が楽しめることにびっくりです。これらが無料とあれば、できるだけたくさんの「音」に浸ってみたいものです。
 ‥‥とはいうものの、土曜日夜のパク・チョンヒョンも、自分で情報を書き込んでおきながらいまだにチケットを買っていないのでありました。当日券は開演2時間前からの発売とのことですから、C席でもかまわないので何とか聴きに行きたいものです‥‥仕事が終われば。

http://www.tvk-yokohama.com/event/

特別企画:ブログ番組(3)

2005-03-21 21:29:19 | K-POP
 アンクル・チロルがお送りしておりますブログ番組「K-POPパラダイス」、いよいよ佳境に入ってまいりました。1993年特集なのにあのグループがまだ出ていないとお気づきの皆さん、もう少しお待ち下さい。

 (ファンファーレ)
 それでは、トップ10の発表です。

10 첫인상 / 김건모
9 오랜지나라의 앨리스 / 푸른하늘
8 그래도 이제는 / 김종서
7 장미의 미소 (드라마)
6 처음 그 느낌처럼 / 신승훈
5 하여가 / 서태지와 아이들
4 애모 / 김수희
3 이별 없는 세상 / 윤상
2 너를 사랑해 / 한동준
1 그의 비밀 / 015B

 やりました、015Bが2週連続の第1位です。この曲は今でいうところの015Bの第4集の後続曲ですね。
 ある意味1位よりも注目なのは5位のソテジワアイドゥルの「何如歌」です。2集に収録のこの曲は、1集の「ナンアラヨ」に比べてもさらにラップに磨きをかけていましたよね。さらに伝統楽器のテピョンソ(太平簫)を取り入れるなど、まさに革新的。とはいえステージではデイパックをしょって踊るといった感じでした。1993年9月の時点ではすでに順位としては下降気味でしたが、韓国歌謡界に与えた影響は計り知れないものがあります。

 (ソテジ・ワ・アイドゥルの「ハヨガ」が流れはじめる)

 お送りしているのはソテジワアイドゥルの「ハヨガ」です。
 さあ、アンクル・チロルのナビゲートでお送りしました「K-POPパラダイス」、いかがでしたでしょうか。この番組のテーマ曲となっている015Bの「新人類の恋」、この曲も1993年の曲です。韓国でもいろいろなヒット曲があったんですね。

 そろそろお別れの時間がやってきました。「K-POPパラダイス」では、皆さんからのコメントをお待ちしております。質問・リクエストもどしどしお寄せ下さいね。あて先は皆さんご存じのこちらのアドレスまで。
http://blog.goo.ne.jp/kpop-paradise/

 アンクル・チロルがお送りしてきましたK-POPパラダイス、jkliveの提供でお送りいたしました。それでは次の機会まで、アンニョン!

 ---(おしまい)

特別企画:ブログ番組(2)

2005-03-21 20:33:09 | K-POP
 ブログ番組「K-POPパラダイス」、アンクル・チロルのナビゲートでお送りしています。

 ただいまお送りした曲は、015Bのチョン・ソグォンのプロジェクトアルバムともいうべきソロアルバムから「恋人」でした。この歌、チョン・ソグォンは全く歌っていませんが、代わりに歌っているチャン・ホイルの独特の声もまた魅力的です。

 さて、故きを温ねて新しきを知る、ということで1993年特集をお送りしておりますが、はやくも意外な歌手が登場してまいりました。次はどんな歌手が登場するか、期待に胸をふくらませつつ、1993年9月の韓国歌謡カウントダウン、続けてまいりましょう。20位から11位までの発表です。

20 언제나 / 김원준
19 사는게 뭔지 / 이무송
18 서편제 (영화)
17 너의 사고방식 / 모자이크
16 나의 노래 / 김광석
15 사랑과 우정사이 / 피노키오
14 언제나 그자리에 신효범
13 SAY YES / 라종민
12 그때는 알겠지 / 강수지
11 하늘 아래서 / 김민종

 いかがでしょうか。キム・ウォンジュンが20位に入っています。つい先月、倉敷の夜を沸かせてくれた彼です。18位は映画「西便制」のサントラ盤。日本でも「風の丘を越えて」というタイトルで公開されましたよね。韓国映画史に残る名作です。16位は金光石、あの「JSA」の挿入歌「二等兵の手紙」の歌手です。この「俺の歌」は金光石の「タシプルギ2」に収録されています。
 そして注目は12位のカン・スジですね。第4集に収録されているこの曲、ひところ日本のテレビ番組「アジアンビート」でもさかんに流されていたので、ご記憶の方もいらっしゃることでしょう。
 カン・スジは日本盤も出していましたね。「セルフセレクション」というタイトルで、韓国での1集から4集までのベスト盤といった感じでした。

 さてここで曲の紹介に行きたいところですが、わたくし、アンクル・チロルが一度はやってみたかった、ラジオ番組「決定!全日本歌謡選抜」のマネ、つまり小川哲哉氏のマネということなんですが、これをしてみたいと思います。

 決定! 韓国 歌謡ぉー 選抜!

 さぁー 今週の 第ぃー 12位は!

 ぁ紅組です。(パチパチパチパチ)

 カン・スジの「その時はわかるでしょう」

 スジちゃーん、元気ぃー?

 ‥‥いやぁなんだか馴れ馴れしくなってしまいますね。この全日本歌謡選抜、ぼくが中学生の頃、日曜日の午後に「文化放送」、といっても韓国のMBCではないんですが、文化放送でやっていたラジオ番組なんですね。もう20年以上前なんですね。とさりげなくサバを読む今日この頃ですが、あらためて紹介しましょう、お送りする曲は、カン・スジで「クッテヌン アルゲッチ」。


 ---(特別企画は続きます。)


特別企画:ブログ番組(1)

2005-03-21 17:58:55 | K-POP
 (時報)ポーン

 (テーマ曲 015B「新人類の恋」)

 こんにちは。韓国ポップスの魅力を余すところなくお伝えするブログ番組「K-POPパラダイス」、ナビゲーターはアンクル・チロルです。アジョシって呼ばないで下さいね。今回は、1993年特集です。最後まで、よろしくおつきあい下さい。

 「K-POPパラダイス」、この番組は、ジェイケイライブの提供でお送りします。

 さて今回、1993年特集ですが、1993年といえば「大田エキスポ」が開催された年ですね。ぼくも行きましたよ、大田エキスポ。夏の暑い盛りでしたが、どのパビリオンも長蛇の列。2時間待ちは当たり前で、結局3か所くらいしか見ることができなかったんですよ。
 それにしても、すごかったですね、アジュンマの「セチギ」。ペチギじゃないですよ、「横入り」のことです。みんな暑いところを我慢して並んでいるのに、次から次へと横入り。同じ観光ツアーのおそろいの帽子をかぶった人のセチギはまだ我慢できたんですが。あと10分、というところで、アジュンマのグループが思いっきりセチギしましたね。このときばかりはさすがに係員のお兄さんが注意して列に入れさせませんでしたが。
 そんなわけで、韓国の景気も上向きになっていた時代だったんじゃないかな、と思います。

 「K-POPパラダイス」、今回は、チロルエンターテイメントの協力で、1993年9月の韓国歌謡ヒットチャートを、カウントダウン形式で紹介しちゃおうというスペシャルな企画です。あんな歌、こんな歌手、意外な発見があるかも知れませんよ。
 それでは、「K-POPパラダイス」1993年特集、93年9月の韓国歌謡、ベスト30の発表です。まずは30位から21位まで。ではどうぞ。

30 나를 돌아봐 / 듀스
29 장미의 눈물 / 최성수
28 잊어야 할 때 / 양수경
27 연인 / 정석원
26 난 멈추지 않는다 / 잼
25 옛 친구에게 / 여행스케치
24 알수없는 질문들 / 봄,여름,가을,겨울
23 세상은 요지경 / 신신애
22 너에게로 가는길 / 장동건
21 흔적 / 최유나

 1992年デビューのDEUXは30位。015Bのチョン・ソグォンのプロジェクトアルバムもこの頃だったんですね、27位です。日本でも活動していたヤン・スギョンも入っています。

 ここで圏外36位ですが注目曲をご紹介しましょう。

36 처음사랑 / 유열

 おっとこれは「あの」ユ・ヨルでしょうか。たぶんそうだと思いますが、ユヨルさんはこの頃から活動していたんですね。

 それではここで1曲。チョン・ソグォンの「恋人」です。


 ---(特別企画は続きます。)

追記:この書き込みの時点では確実かどうか自信が持てなかったのですが、22位は「あの」チャン・ドンゴンだそうです。


ユン・ジョンシン「ネサラン モンナニ」

2005-03-21 15:11:46 | K-POP
 全国1000人の015B&ユン・ジョンシンファンの皆さん、こんにちは。チロルです。(全国10万人と書けないところがどうも‥‥。)
 こまものやJUNさんからのリクエスト、ユン・ジョンシン「내사랑 못난이」(ネサラン モンナニ)について調べてみました。「못나다」は、不器量という意味だそうです。

 ユン・ジョンシンの「6年」というアルバムに収録されています‥‥が、この6集には「君の結婚式」(ユンジョンシン2集)、「友達と恋人」(015Bの2集)なども入っていますので、セルフカバー曲というところでしょうか。
 「ネサラン モンナニ」は作詞作曲ユン・ジョンシン、この6集収録のアレンジはJINUとあります。ジヌションではなくてローラーコースターのJINUでしょう、きっと。けっこうアップテンポの曲です。
 オリジナルは‥‥ユン・ジョンシンの1/2/3/5集を調べたところ載っていなかったので、たぶん4集だと思います。

韓国大衆文化芸能祭@1999

2005-03-20 23:22:59 | K-POP
 1999年5月、東京・水道橋の「韓国YMCA」のホールにて、1ヶ月間にわたって「韓国大衆文化芸能祭」が開催されました(KNTVエージェンシー主催)。
 韓国YMCAの「スペースワイ文化センター」というホールは、二百数十人程度の小ホールですが、参加アーティストは超豪華。このイベントをもって、日本における韓国ポップスのライブのはしり、ということができるでしょう。

 まず出演アーティストの紹介です。
 5月8日・9日 コンチュリココ
 5月16日 シナウィ+コプチャンチョンゴル
 5月22日・23日 イム・ジフン
 5月28日・29日 イ・ソンヒ
 6月5日・6日 イ・スンチョル

 ぼくはこのときイム・ジフン以外はすべて見に行ったので、当時のことを思い出しながらこれから少しずつ書いてみたいと思います。

追記:「韓国ポップスのライブのはしり」とはいっても、それ以前にキム・ゴンモが東京新宿の京王プラザホテルでディナーショーをやったという情報があったり、1998年には新宿の野外ライブにジュジュクラブが出演、ということは確かにありました。しかしちゃんとしたホールで韓国ポップスの歌手によるライブ(もちろん韓国語)で、しかもこれだけの豪華メンバーというのは特筆に値します。「はしり」と書いてもよいのではないかな、と思っております。

追記2:イム・ジフンはフォーク歌手で、イ・ジフンとは違います。

コリアンディスコを3倍楽しむ

2005-03-19 01:33:43 | K-POP
 いよいよ今度の日曜日の夜、東京は新大久保で「KOREAN DISCOTEC」が開催されます。今回は、このイベントを楽しむヒントを皆さんにおはなししましょう。

<最新情報> スペシャルタイム30分延長決定!
 ピ(rain)、フィソン、セブン(SE7EN)をプレイするスペシャルタイムが、19時からの60分のところを30分延長決定、だそうです。これは聴き逃せません。

<リクエストはお早めに>
 好きな曲が大音量・いい音質で楽しめる「リクエストタイム」は、オープン直後の早めの時間の方が良さそうです。CD持参しちゃいましょう。あ、でも、プレイ中のDJは一心不乱に選曲しているので、まわりのスタッフに声をかけた方がよいでしょう。

<ライブを楽しむ>
 ひとしきり盛り上がったところでライブの時間になると思います。韓国語の歌を楽しみながら、友達とおしゃべりしたり、気になる人に声をかけたり、英気を養って後半戦に備えましょう。

<多彩なDJ>
*KICK THE CANKOCREWさん 女性アイドル歌手・グループに強いです。いきなりイ・ジョンヒョンもありかもしれません。
*naoさん こないだはチョPD「チングヨ」がよかったです。メジャーな曲が楽しみです。UNとかFTTSとかもかかるかな?
*DJ Kencha.N.Gさん ソテジワアイドゥルから現在までの多彩な選曲。ぼく好みの古ネタには感動です。DanceやHiphopに強いです。
*DJ WhoZippedHer?さん(as known as fjt) 新曲に強いです。また、今回はトリをつとめるのでイ・ジョンヒョンやコヨーテなどの大ネタ使いが楽しみです。

<おわりに>
 好きな曲がかかったら、いっしょに歌う! いっしょに踊る! これが韓国流の楽しみ方です。

 それではみなさん、会場でお会いしましょう。