K-POPストリート

1980年代後半から2005年頃までの韓国歌謡アーカイブスを中心に、いい音楽・パフォーマンスと旅行の話題を書きます。

K-POPなダジャレ

2005-08-31 22:16:04 | K-POP
 ぼくは自分自身、実際の年齢よりは若いと思っていますが、隠しきれないオヤジな部分が出てしまうのも、また自覚するところではあります。

 そのひとつが、ダジャレ好きという部分です。今までもこのブログや韓国関係の掲示板で、抑えようとしても抑えきれない衝動に突き動かされて、ダジャレを書いてしまったことがあります。

 たとえば、
 「(BABY VOXの2集メンバーだった)イ・ガイは意外と好みだった」とか、
 「チャン・ナラちゃんなら、許せます」とか。

 ここで、韓国ポップスではありませんが、自分で考えたオリジナルな韓国語のダジャレを披露しましょう。

 あるとき、留学生の英子さんが「아침 햇살」(アチムヘッサル、朝の陽射し)というソフトドリンクを買ってきました。韓国で3,4年前から売っている、お米を原料とした、さわやかで健康的なイメージを売りにしている飲み物です。

 ぼくはそれを見て、自分のおなかをたたきながら、英子さんに、

 「아침 뱃살」(アチムベッサル)といいました。

 かわいそうな英子さんは、爆笑してしばらく飲めませんでした。

 ベッサルとは、腹の肉という意味です。
 おしまい。

ナショナリズム

2005-08-31 12:53:49 | K-POP
 ごぶさたしてます、チロルです。そろそろ書かないとこのブログも忘れられてしまいそう‥‥(^^;)。

 突然ですが、日本のポップスと韓国のポップスとの相違点のひとつとして、「韓国大衆音楽には、ナショナリズムを題材とした歌がけっこう多い」ということがあげられると思います。

 (アンダーグラウンドではなく)メジャーの音楽シーンでナショナリズムや愛国心をテーマにした曲がいくつかあって、しかもそれがけっこうヒットしているというのは、日本のポップスではちょっと考えにくいです。

 ちょっと思いつくだけでも、NRGの「大韓健児万歳」はまだしも、かつては「Made In Korea」という曲を歌っていた「M.I.K.」というダンスグループがいましたし、1994年にはそのものズバリ「韓国人」という男性デュオが「韓国人」という曲を歌っていました。

 もちろんいい曲もありますし、好きな曲もあります。しかし、ナショナリズムをテーマにすれば、そこそこヒットする。こういう「作る側の安易な姿勢」が見えてしまうのはちょっと引いてしまいます。

 このテーマは、深く掘り下げるとけっこう面白いかもしれませんが、個人的にはあまり深入りはしません。

踊りのDNA

2005-08-27 23:26:57 | いろいろ
 人はなぜ、踊りたくなるのでしょうか。

 1993年夏。韓国の「大田エキスポ93」のアトラクションのひとつ、「キムドクス・サムルノリ」のライブを、博覧会会場の野外ステージで見ていました。
 「サムルノリ」は「四物ノリ」と書くように、4つの楽器-打楽器が中心-で演じられるパフォーマンスです。「金徳洙」は、韓国サムルノリの第一人者といってもいいくらいの名人です。ちなみにキムドクスは、ソテジワアイドゥルの「ハヨガ」に、間奏のテピョンソ(太平簫-チャルメラのような楽器)の演奏で参加しています。

 激しく打ち鳴らされる打楽器。野外ステージでのサムルノリの演奏は確かに聴衆を魅了し、大きな声援が巻き起こります。

 と、そのときです。

 ひとりのハラボジ(おじいさん)が、観客席から飛び出したではありませんか。
 ハラボジは、観客席と演奏者の間のスペースで踊り始めました。打楽器の調子に合わせて、ゆっくりと踊ります。

 会場には警備員がいましたが、特に止めようとはしませんでした。サムルノリのメンバーも、にこにこしています。もちろんハラボジは、ステージに入ったりはしません。ただ楽しそうに踊っているだけです。
 観客は大喝采。外国人としてのぼくは「これこそが韓国人の本質だっ!」と、いたく感動したのでした。

S.O.S.

2005-08-25 21:22:34 | K-POP
 SOS‥‥ぼくの青春でした。

 ごぶさたしています、チロルです。
 このブログでもよく話題にしている、伝説のTV番組「アジアNビート」。1993年から94年頃の日本の深夜テレビ番組でしたが、韓国のアイドル女性4人組の「SOS」を知ったのも、この番組でした。
 かわいければ、歌のうまさなんて‥‥! という点は日本的な(それまでの韓国にはなかった)アイドルでした。
 4人の中では右下の「ハン・ナ」が一番好みでしたね。ちょうど、ある時のアジアンビートで(正月に放映したということで)SOSの4人がチマチョゴリを着て番組に出ていたんですよ。そのときに一番チマチョゴリが似合っていたのがハン・ナでした。
 SOSがメインの写真集「美少女」を、金浦空港で買ったことも青春の一コマです。アルバムは確か第2集までは出していたと思います。韓国でも当時ポニーキャニオン系列のSAMPONYからアルバムを出していたので日本盤もありましたが、日本盤になったのは韓国の第2集だけだと思います(画像は韓国での第1集カセットです)。
 当時、渋谷の「club asia」であったアジアンビートのイベント(SOSも出演)に行くことができなかったのが今でも心残りです。

 もう12年前のアイドル。気がつくとメンバー全員の名前はもう思い出せません。その後何をしているんだろう? 案外韓国のドラマや映画に出ていたりするかも、などと考えて遠い目をしています。

冷や酒ラッパ飲み

2005-08-22 20:40:36 | いろいろ
 最近いやなことがあったので、冷酒(2合弱の瓶入り日本酒)をラッパ飲みしています。

 急に歌いたくなりました。
 「こんなときはラップだろラップ! ソテジだよソテジ!」ということで、まずはソテジワアイドゥルの「ハヨガ」を歌います。おぉ、結構歌詞覚えているもんだな~。それから「時代遺憾」。こんな気分の時、「時代遺憾」の攻撃的な歌詞はぴったりです。まちがってもHOTの「ピッ」のようなハッピーチューンは似合いません(いや、個人的にこの曲好きなんですが)。

 急に踊りたくなりました。
 「こんなときはDEUXだろデュース!」ということで、ベスト盤「DEUX FOREVER」で「ウリヌン」をかけます。曲に合わせてめちゃくちゃに体を動かします。まちがってもUPの「パルグンセサン」(明るい世の中)は似合いません(この歌、かなり振り付け覚えましたが、体がついて行きません)。
 ベスト盤「DEUX FOREVER」では、「ウリヌン」から「ヨルムアネソ」につながるところが一番気に入っています。「ヨルムアネソ」でクールダウン。

 さて、仕事の続きしますか。

ムーンチャイルド

2005-08-20 19:24:13 | K-POP
 ごぶさたしています、チロルです。東京は夏らしい夏の日が続いています。
 夏といえば、ムーンチャイルドの「太陽がいっぱい」という曲は、まさに夏の海岸で聴くのがぴったりな曲です。
 ‥‥と申しますか、この太陽がいっぱいで使われているメロディー、COOLのアルバム第5集収録の「Love Letter」という曲と全く同じなんですね。有名な外国曲のメロディーなんでしょうか? COOL第5集には、ユン・イルサン作曲と書いてはありますが。

 ムーンチャイルドの東京でのジョイントコンサートを見ましたが、やはりヴァイオリンを弾くメンバーが強烈な印象でした。
 ムーンチャイルドがメンバーを1人減らして「MC the Max!」になってからも、けっこうヒット曲をとばしていると思います。ぼくがよく見る音楽番組にもミュージックビデオがよく登場するのですが、「泣きのバラード」に「悲劇的なMV」はちょっと苦手です‥‥。

 画像はムーンチャイルド時代の東京ジョイントコンサートのときのものです。(C) Tirol Entertainment, All rights reserved.

(追記)ヴァイオリンといえば、Morningは最近どうなんでしょうか?

チケット代

2005-08-16 22:49:24 | いろいろ
 突然ですが最近、日本での韓国歌手のライブのチケット代って高すぎないですか?

 ぼく自身日本では、日本のポップス歌手のコンサートにはもう長らく行っていないので、日本の歌手の出るライブの「相場」というものはよくわかりません。それでもときどき、通勤電車の車内ポスターやコンビニ店内で、ライブのお知らせを目にする機会はあります。
 そうしますと、海外の「超」の字がつくような有名歌手やミュージシャンでも、8000円くらいかな、という感覚でいます。夏のロックフェスティバル(サマーソニックなど)は13000円前後でかなり高いけど、何組もの有名ミュージシャンのライブが丸1日楽しめるからということで、なんとか納得できます。

 でも最近、韓国の歌手が来日してライブを行うときの入場料は、1万円台がいくつかありますね。

 思い起こせば1999年から、韓国の歌手が来日してライブを行う機会は飛躍的に増えました。その頃から、チケット代は国内のミュージシャンのライブに比べると、割高だったという印象があります。

 このブログでもときどき書いている「スーパースターフロムソウル」(1999年、赤坂ブリッツ)での体験です。
 チケットを購入して、入場時に整理券をもらって入った人は800人ほどでした。なぜか「関係者入口」にも長蛇の列。あとで、全体の入場者数は1200人くらいと聞きました。そうしますと、「関係者入口」から400人くらい入ったということになります。

 当時は、無料招待券がやたらと多い、というのが韓国の音楽業界のやり方だったのでしょうか。そうしますと、無料の分を「お金を払って入る人」が負担するとしましたら不公平感がありますし、無料の分を主催者側が負担するとしましたら会社にかなり大きい負担となるでしょう。

 ただ、最近(おそらく2003年頃から)は、韓国の歌手が来日してライブを行う際には、日本の音楽業界の会社が共催したり主催したりしているでしょうから、無料招待券の存在によるチケット代の高さというのは考えにくいと思います。
 それでも「高い」という印象があるのはどうしてなんでしょうか‥‥。

 想像の範囲を越えないのですが‥‥。
 韓国の音楽会社が、日本でのライブ(もしかしたら日本に限らず、韓国でも他の国でも)の機会に利益を上げようとしているからではないでしょうか。
 といいますか、韓国ではここ2年ほど、急速に音楽CDが売れなくなってきているらしいので、会社としては「ライブ」での利益に頼らざるを得ない、という面があるのではないでしょうか。

 もちろん個々の歌手を批判するものではありません。
 2005年の現在、「日本のCDショップで、韓国の歌手の音盤が日本のCDといっしょに普通に並べられ、手にすることができる」という、画期的な時代になってきています。
 そうしますと、韓国の歌手だけが特別な存在である(チケット代が高くても許される)ことにもならないと思っています。
 最近の現象が「韓流バブル」ではないかと心配するゆえんです。

 もうちょっと韓国の歌手が、日本にいるぼくたちにも身近な存在になればいいですね。

 かなり長くなってしまいました。
 まだまだ猛暑が続きますので、みなさまくれぐれもお体を大切になさって下さい(特に冷房の効きすぎにはご注意下さい)。

2001釜山国際ロックフェスティバル

2005-08-14 16:24:12 | いろいろ
 2001年夏。

 「釜山国際ロックフェスティバル」というイベントがあることを知ったのは、10年ぶりに釜山港から韓国上陸を果たした日のことでした。
 ホテルの予約をしようと釜山港にある観光案内所に行ったところ、そこに置いてあったパンフレットに引きつけられたのです。
 会場となる広安里海水浴場近くのホテルを探してもらいました。見つかったのが「ホテル・バリハイ」という、アヤシイ名前のホテルです。でも海岸沿いの道路に面しているようで、ロケーションはばっちりです。

 ちょうど2001年に、地下鉄2号線が広安里海岸まで延び(現在は海雲台海岸まで)、地下鉄の駅から海岸まで歩いて8分くらいでした。
 ホテル・バリハイは、確かに海岸通りに面しているのですが、ホテルの入り口は裏通りにしかないので、あやしさ倍増です。

 荷物をホテルの部屋に置いて、さっそく海岸を散歩します。広安里は、リゾートのような海雲台と違って、猥雑さがなかなかいい味を出しています。
 ロックフェスティバルのリハーサルでしょうか、昼間から海風に乗って演奏が聞こえてきます。街全体がお祭り気分。ぼくの気分も高揚します。

 夜になりました。人混みをかき分けかき分け、ロックフェスティバル会場にたどり着きます。観客も何千人いるのか想像もつきません。
 「BRUCE LEE BAND」と「Crying Nut」のライブを見ました。シン・ヘチョルが出演予定でしたがドタキャンしたので、クライングナットが時間を繰り上げて出演したのです。

 クライングナットの1曲目は「サーカスマジック流浪団」。このときはまだクライングナットのアルバムは聴いたことがなかったのですが。
 黒服に身を包んだ男がアコーディオンを演奏しています。いきなりドラムやギターの爆音。驚いたのは、まわりで見ていた若い連中(観客)が、みんな曲に合わせて「ウーリヌン クラインナッ」と歌っていたことです。

 帰りの混雑(混乱)を避けるために、この1曲目が終わった時点で会場から抜け出しました。途中、「BIROF」(Busan International ROck Festival)のロゴが入ったTシャツを買いました。
 ホテルの部屋にたどり着き、一息入れて、「BIROF」のTシャツを着て近くのコンビニに夜食を買いに行ったところ、コンビニのお兄ちゃんが「アンニョンハセヨ」と挨拶してくれました。Tシャツを見て仲間だと思ってくれたのかもしれません。うれしい体験でした。

 夏が来るたびに、あの海岸の熱狂が思い出されます。
 おしまい。

(追記)現在の会場は、釜山の広安里ではなくタデポ(多台浦? 漢字忘れました)海水浴場です。今年のロックフェスティバルは、ちょうど8月上旬に終わってしまったようで‥‥。あ~もう一度行きたい。ちなみに公式サイトはこちらです。

 http://www.rockfestival.co.kr/

喜んでいいのやら‥‥

2005-08-12 15:04:19 | いろいろ
 昨日「JASNET-IFC日韓交流会」に参加しました。
 参加者は約20人で、顔なじみの人と、はじめましての人と半々くらい。自己紹介の時間で自分の番が回ってきたときに、今回ちょっと趣向を変えてみました。

 「こんにちはチロルです。韓国の歌が好きです。韓国のラップをやってみます。」と言って、チョPDの「チングヤ」の一節(覚えているところだけ)を歌ってみました。

 あとで、参加者の韓国からの留学生さんに「どうでしたか?」と聞いてみると、「若い人みたいでした。」という答えが返ってきました。
 喜んでいいのやら‥‥。ちょっとショック(笑)。

 でもそのあと韓国ポップスの話題で盛り上がりました。2次会は大久保で韓国料理。今回の日韓交流会も楽しかったです。


日韓交流会@東京・大阪

2005-08-11 12:38:37 | いろいろ
こんにちは、チロルです。
今日は東京で「JASNET-IFC日韓交流会」に参加する予定です。

日韓交流会の老舗で、ぼくもワールドカップ開催前の頃から(昨年からは1~2か月に1回くらい、わりと頻繁に)参加しています。
缶チューハイなどを飲みながら、韓国語で話したり、日本語で話したり。人数も20人くらいで、男女半々、日本人と韓国人も半々、年齢層はさまざま‥‥な人々が集まります(最近参加者が増えてきていますね)。

http://ifc.haolong.com/jasnet/index.html

この日韓交流会が、来週、いよいよ大阪で開催! とのことです(8月19日夜@梅田)。
ぼくも行きたいな~。お金がないので、青春18きっぷで。(爆)
詳細は上記「JASNET-IFC日韓交流会」のサイトでどうぞ。