K-POPストリート

1980年代後半から2005年頃までの韓国歌謡アーカイブスを中心に、いい音楽・パフォーマンスと旅行の話題を書きます。

CLON

2005-07-31 23:27:57 | K-POP
 部屋の片づけをしていたら、古いカセットテープが出てきました。「KOREAN POPS 1999.9」と書いてあります。これは単に、当時自分の好きな韓国ポップスをカセットテープに編集したに過ぎないものです。その1曲目が、CLONの「Funky Tonight」でした。CLONの第3集のタイトル曲です。
 ぼくがCLONを聴き始めたのも第3集からでした。最初は「クーロン」と読むと思ったら、「クローン」だそうです。だみ声が渋いカン・ウォルレと、スキンヘッドのク・ジュニョプの男性2人のユニットで、激しいダンスとラップで一世を風靡していました。

 このブログでもときどき書いている1999年秋のライブ「スーパースターフロムソウル@赤坂ブリッツ」にも、トリで出演していました。クローンがこのライブで「トラワ」を歌ったときの、女性客員歌手キム・テヨンのシャウトには、ほんとにシビレました。

 クローンで笑えるエピソードといえば‥‥「私の友達が、高校の時クローンのク・ジュニョプと同じクラスだった」という話を、複数の(日本に来ていた)留学生から聞いたことです。ク・ジュニョプは、なんだかそういう話が多そうな気がします。

 今月、朝鮮日報日本語版で、クローンが復活という記事を見ました。痛ましい交通事故の後遺症で車椅子生活を余儀なくされているカン・ウォルレとともに、ク・ジュニョプも車椅子に乗り、2人で車椅子のダンスを披露するとのこと。ダンスはともかく、カン・ウォルレのだみ声がまた聴けるのなら、クローンの新譜も買ってみたいものです。


バナナ

2005-07-29 20:13:34 | 旅行
 こんばんは、チロルです。
 ただいま夏休み中です。(-_-)zzZ

 1988年夏の、ソウル・南大門市場。
 バナナは1本500ウォンで売られていました。
 「ひと房」ではありません。また、500ウォンといえば、約100円です。

 当時はまだバナナの輸入が自由化されていなかったようです。済州島産のバナナしかなかったのではないでしょうか。
 ぼくらの世代では、バナナといえば、小学校の遠足で「おやつは300円までです」と先生が言うと、「先生、バナナはおやつですか~」という質問が出たくらい、すでにバナナはポピュラーでした。
 でも、昭和30年代の日本では、バナナは高級果物。入院見舞いといえばバナナだった(それだけ貴重だった)、という時代が日本にもあったようです。

 ちなみに当時から「バナナ牛乳」は韓国で売っていましたが、飲んだことはないです。

韓流オールスターサミット

2005-07-26 23:38:27 | K-POP
 ただいま帰りました。チロルです。‥‥出張中、東京は地震で大変だったみたいですね。お見舞い申し上げます。ちなみに今日は台風による豪雨でした(今は静まりかえっています)。

 アジールのブログで、この秋のビッグイベントの情報を見つけました。
 その名も「韓流オールスターサミット」。
 出演は、きらびやかな韓国映画・ドラマ俳優と、豪華な歌手の面々。まさにオールスターサミットの韓晩に、じゃなかった看板に偽りなし、です。(あれ? 女優陣がいないような気が。)

http://eee.eplus.co.jp/hanryu/top.html

 こちらのサイトで出演者が確認できます(なお、このサイトからの申込期間は終了している模様です。他に申込の方法があるとは思います)。

 しかし‥‥。このチケット代の高さはいったい‥‥。
 
 もともとぼくは、「日韓関係は、ミーハーが救う!」と、割と単純に考えている方です。ミーハーというのは、たとえばぼくらのようなマニアであったり、韓国の日本アニメファンだったり、韓流な奥様たちだったりします。
 ところが、このチケット代を見ると、なんだか「韓流バブル」という気がします。バブルであれば、いつはじけるのか、不安にもなろうというものです。

 でも行ってみたい、というのが正直なところです。

パク・チニョン

2005-07-22 01:23:13 | K-POP
 留学生のヨンジャさんとの、ある日の会話。

チロル:「ほかにヨンジャさんの好きな歌手とか歌は?」
英子:「パク・チニョンがいいですね」
チロル:「え~そうかなあ、ヤハンカスじゃないの?」
英子:「セクシーって言うんです!」

 ヤハン歌手という言葉の意味はご想像にお任せします。g.o.d.の育ての親ではあるのですが、まぁそういうわけで、パク・チニョンの歌はほとんど聴かなかったです。ところがあるとき、昔録画したビデオテープの中にパク・チニョンが歌っているシーンを見つけました。

 「ナン ヨジャガ インヌンデ(俺には女がいるんだけれど)」という歌を歌っていました。ギターの伴奏で歌う、わりとスローテンポの曲です。間奏の時にはタップダンスを披露しています。歌の好みはともかく、ダンスがうまいのは確かです。ちょっと猟奇的ですが。

 「あれ!? もしかしてピ?」

 なんとピ(rain)が、この歌のバックダンサーとして登場していたのでした。2001年頃でしょうか。いや~思いがけない発見でした。おしまい。

(お知らせ)明日から出張のため不在です(ブログへの書き込みもむずかしそうです)。月曜日には戻る予定です。

バスあれこれ

2005-07-19 23:09:39 | 旅行
 こんばんは、チロルです。今回は韓国のバスの話をあれこれと、文字通りオムニバス形式で。

*韓国では、都市を結ぶ交通網は、鉄道よりも高速バス・市外バスがはるかに発達していました。ぼくも高速バスには最初の韓国旅行からお世話になっています。当時買った「観光交通時刻表」(現在も刊行されているはずです)には、韓国全土に張り巡らされた高速バス・市外バス網の路線と所要時間・料金等が乗っていて、読めないながらも夢をかき立てられたものです。花形路線のソウルと釜山を結ぶ高速バスは、予約不要、実に5分ごとに発車していました。
 ちなみに当時は、高速道路を走る自動車で一番速いのは高速バスでした。

*1990年頃、市内バスでは、回数券代わりのコイン「トークン」というものが使われていました。バスに乗る前にバス停近くの売店で買っておくと、10ウォンくらい安くなりました。

*はじめてマウル(村)バスに乗ったのは、1999年と、最近のことです。小型のバスで、料金も300ウォンと、普通の市内バスより200ウォンくらい安かったです。村バスとはいっても、乗ったのはソウル市内です。

*ソウルで市内バスに乗ったときは、立っているときは両手で吊り輪をしっかりつかみます。バスで危険を感じるほどのデッドヒートの体験はないのですが、ほとんど両足が浮いたことはあります。
 これにひきかえ、東京のバスは「お降りの際はバスが完全に止まってからお立ち下さい」ですから、ソウルのバスを体験された方が異口同音に語るように、東京のバスは気持ち悪いくらい丁寧です(安全のために良いのは言うまでもないのですが)。

*2002年、ピープルクルー(People Crew)の「セマウル運動」という歌のMVで、「空席に自分の荷物を投げ込んで席を確保する女性」が出てきますが、実際にこんなことをする人はいるものでしょうか?

 今回はこのへんで。おやすみなさい。

暴走タクシー

2005-07-17 20:06:16 | 旅行
(韓国旅行の思い出)第1回 暴走タクシー

 こんばんは、チロルです。
 1993年夏の韓国旅行で、ソラクサン(雪岳山)まで行ったことがあります。
 ソウルから東に春川まで行って、ソヤンホ(昭陽湖)の遊覧船に乗り、バスを乗り継いで、東海岸の街ソッチョ(束草)を目指しました。

 いまや冬ソナのロケ地で有名な「春川」までの鉄道は、ソウルの清涼里駅から出発します。そこで駅まで行ったところ、夏の帰省ラッシュでしょうか、とにかく切符売り場は長蛇の列。列車は1時間に1本なので、いつになったら乗れるのかわかりません。
 あきらめて帰ろうとしたところ、おじさんに呼び止められました。ぼくが「春川」と答えると、手招きします。おじさんはタクシーの運転手で、タクシーのところまで連れて行かれました。そこには学生が2,3人座っています。どうやら相乗りの定員がいっぱいになるのを待っていたようです。

 料金は1万2000ウォン、と言われました。当時のレートは1万円が5万3000ウォンくらいです。ぼくがタクシーに乗り込むと早速出発しました。道路は帰省の自動車で大渋滞。しかしぼくの乗ったタクシーは時速70キロで快適に飛ばしていきます。

 反対車線を走っていました。(爆)

 郊外に出ると、タクシーのおじさん、いや、技師様の天下です。高速道路ではない、一般道で最高時速145キロをマーク。スピードメーターが動いているだけましなタクシーだったのかも知れません。

 ぼくは、覚悟しました。

 途中のことは、あまり覚えていません。気がつくと、春川駅だ、と言われて降ろされました。
 ソウルの清涼里から春川まで鉄道で100キロの距離です。タクシーは、春川駅までちょうど1時間で着きました。夢のような(悪夢のような)出来事でした。

 画像は、本文とは関係ありません。(ソウル市舎堂洞、2001年)

ボラルースの夏

2005-07-14 01:38:41 | いろいろ
 こんばんは、チロルです。このブログでは韓国ポップスの話題をお送りしていますが、ぼくが応援している日本のインディーズバンド「BoLALuz」(ボラルース)の話題も随時掲載しております。
 さて7月・8月もボラルース関連のライブやイベントが目白押しです。来週の「韓晩」において、ボラルースのダンスユニット「躍動」と、アーティストのコラボレーションが決定、というのがなんといっても楽しみです。

 韓晩で、「躍動」のパフォーマンスを楽しんだら、ボラルースのライブもお勧めです。個人的に、ライブハウスよりも屋外の方がダンスパフォーマンスには似合っていると思いますので、ストリートパフォーマンスでダンスを堪能して下さい。
 東京タワーや川崎での屋外イベントもあるようです。まさにボラルースの夏ですね。詳しい情報はこのブログのリンクにある躍動家・佐東龍一さんのサイトをごらん下さい。

李仙姫

2005-07-13 21:18:06 | K-POP
 こんばんは、チロルです。昨日の夜いっしょけんめい書き込みをしましたが、うっかり消してしまい、ふて寝をしました。

 初めての韓国旅行の時に買った韓国歌謡のカセットテープは、ソバンチャ(消防車)とイ・ソニ(李仙姫)でした。ソバンチャに関しては、今年の復活に関連して少し書きましたので、今日はイ・ソンヒの話です。

 88年のソウルで、イ・ソニのカセットテープを買ったきっかけは、当時(ソウルオリンピック前後)の「第1次韓国ブーム」のときに、日本の本や雑誌で韓国の歌手がいろいろ紹介されていたことです。イソニは大きなまん丸眼鏡で(キムスチョルもそうだったなあ‥‥)美人ではなくても愛嬌のある顔、でも歌はとてもうまい、ということで人気がありました。

 当時の本によると、이선희(イ・ソニ)は1983年、仁川の専門大学(2年制の大学)在学中に「四幕五場」というユニット名で江辺歌謡祭に出場(男性との2人ユニット)、「Jに」で大賞を受賞した‥‥ようです。1964年生まれですが、1994年頃買ったイ・ソニのベストCDには、1966年生まれと書いてありました。(サバ読んじゃいかんよ(汗))

 このとき買ったカセットテープは、何集であるかはいまだにわからないのですが、韓国民なら誰でも知っている不朽の名曲「아름다운 강산(美しき山河)」と、8分の6拍子で前奏のピアノの旋律がしびれるほど美しい「난 항상 그대를(私はいつもあなたを)」が収録されています。

 イ・ソニのこのカセットテープを買ったおかげで、(最初に聴いたのがいい曲だったので)韓国歌謡への興味が今も続いている、ということもできます。

* 画像は釜山の南浦洞です(2001年)。(C) Tirol Entertainment, All rights reserved.

LENA PARK ライブ申込今日まで!

2005-07-11 17:42:41 | K-POP
こんにちは、チロルです。
パク・チョンヒョンの出演するJ-WAVE主催のライブイベントですが、300組600名ご招待の申込は本日までとのことです。下記サイトへRUSH ! !

https://www.j-wave.co.jp/topics/0506_e-night.htm

ぼくは出張で東京にいないので、行けそうにありません。取り急ぎ、用件のみにて。



MAYA「咲けない花一束」

2005-07-10 23:17:22 | K-POP
 その歌は、ふいに深夜のKNTVから流れてきた。
 「オンジェ カショヌンデ アノシナ」ぼくはもう頭の中でいっしょに歌っている。誰の曲だっけ? すぐには思い出せない。
 歌っているのは女性シンガー。ハードロックだ。この女性シンガーも思い出せない。

 やはりこういうとき、歌詞の方を思い出すのが早い。昔から何度となく聴いた歌。キム・スチョルだ。「モッタッピンコッタンソギ(못다핀 꽃 한송이)」、いやはや、この歌をカバーするとは! 
 原曲はギターの弾き語りから始まる。80年代青春歌謡の旗手、キム・スチョルはギターの弾き語りによる静かな歌も得意だった。でももともとはロックなマインドを持つ歌手なのだろう。そう、この「咲けない花一束」も、ハードロックのアレンジがよく似合うのだ。

 金秀哲については、一度きちんと書かないとならない。女性シンガー「マヤ」の「咲けない花一束」を聴きながら、そう思った。