住職日記

光善寺の住職ken-shinが、光善寺での日ぐらしや思いを気ままに綴ります。

刺激を受けたご縁

2009-09-21 04:05:55 | 日記
20日は島根県の東部、大東町のJ寺さまに
お彼岸のお取次ぎをいただき、お参りさせていただきました。
この日は、お彼岸のご法座の他に、初参式や境内の親鸞聖人の銅像の
落成式など、様々な行事が行われていました。
お参りされている方も男性がとても多く、活気に満ちたご法座でした。
ご法座の後、御住職様にお話を伺うと、独自に「J寺教化委員会」を作られ
みんなで力を合わせて行事を行い、お聴聞しようという活動をされているのだそうです。

このJ寺さまでは、毎年「月の雫コンサート」というイベントを行っています。
今年は去る8月22日に、シンガーソングライターのちひろさんを
お迎えして開催され、私も家族で行ってきたのです。
童謡や金子みすずさんの詩に曲をつけた楽曲をやさしい歌声で歌いあげ
とても心温まるコンサートでした。
もちろんこのコンサートもみんな力で開催されたものです。
コンサートは、始めは本堂で、日が暮れてきたら境内に場所を移して
行われました。境内での舞台はとても幻想的でした。

  


ご就職さまの、お手伝いに来て下さる方を集めるということも含めて
いかにお寺に人が来てくれるかという思いと
アイデアを勉強させていただいたご縁でした。

私は「何かしなければ」と思いつつ「何をしていいかわからない」
というジレンマを抱えていますが
このようなご縁を通して、またいろんな方々のお話を聞かせていただく中で
光善寺に合った活動を見つけていきたいと思います。
そんな意味で、とても刺激になる、このたびのご縁でした。

仏教壮年会

2009-09-18 23:48:22 | 日記
今日は仏教壮年会の例会でした。
この会の名は「波積仏教壮年会」といい、波積地区の仏教壮年会です。
したがって、光善寺のご門徒さんではない方もたくさんいらっしゃいます。

今日の例会は、恒例のバーベキュー大会。
お勤めの後、住職が法話をして、いよいよBBQです。
もう慣れたもので、みなさん手際よく
準備をされます。会員さんの中に食料品屋さんがいるので
材料と飲み物は、すべてその方が用意をしてくれます。
和やかなBBQはそれから2時間ばかり続きました。

この会は、年4回例会をするのですが、
いつも思うのが、みなさん熱心にお聴聞されるということです。
みんなが寄って一杯やるのも楽しいですが
それとともに、皆さんがこの会をお聴聞をする会と
意識して参加されていることが何よりも有難いのです。
普段のご法座にはお参りされないのに
この会には参加されるという方も多いので、
そういう意味でも、この会も頑張って
継続していかねばならないなあと思っています。


常例法座

2009-09-16 23:39:25 | 日記
15日は常例法座「15日仏教講座」を行いました。
光善寺では毎月1回、常例のご法座を住職自勤にておつとめしています。
親鸞聖人の御命日の前夜、毎月15日の夜に行ってます。
前住職の時から、30年以上、続いています。
現在は、「正信偈を味わう」と題して、
毎月少しずつ味わっています。
お参りはだいたい5人くらい。しかも決まったメンバー。
少人数ですが、話を聞いた後はいろいろ思いを言い合ったり、
質問をされたり、自由に話し合います。
皆さんの話を聞かせていただく中で、私が育てられているのを
強く感じています。
これも、少人数のおかげなのでしょうか。

毎月のこの時間は、私の「宝物」です。


思わぬところで親鸞さまが…

2009-09-14 23:46:38 | 日記
今日は所用で広島に行っていました。
夕ご飯を食べようということになって、近くのバイキング形式の
レストランに入りました。




野菜中心の、種類も豊富なバイキングでなかなかいいなと思いながら
食べていると、何やら聞き覚えのあるメロディが。
お店のBGMをよーく聞いてみると、二胡のインストの曲で
「しんらんさま」が流れていたのです。
なぜこのような場所で「しんらんさま」が流れているのでしょうか。
不思議に思っていると、店内に姜暁艶さんのコンサートのポスターが
貼られていました。なるほど、この関係で姜暁艶さんのCDをかけているのだと
合点しました。ちなみに、画像にそのポスターの一部が見えます。

今日はお寺の用事とは関係なかったのですが、思わぬ場所で
親鸞さまと出会い、さすが安芸だと思いました。
仏さまは私を逃がしてはくれないですね。

理不尽さ…

2009-09-13 22:11:07 | 日記
インターネットであるニュースを見つけました。

それは、何かの拍子に車の底部にあるスペアタイヤに頭を突っ込み
抜けなくなった犬が救助されたというものです。




警察官や救急の方が来たのですがどうする事も出来ず
結局、保健所の方が麻酔を注射して、体の力が抜けた所を
強引に引っこ抜いたのだそうです。
幸い犬も怪我もなく、無事に元気な姿になりました。
以前も崖っぷちの犬の救助話とかあったな~と思い出しながら
よかったよかったと思っていました。

ところが…

この犬は、今後どうなるのかというと、飼い主のいない野良犬なので
結局保健所が引き取ることに。
そして、引き取り手が1週間見つからない場合は、
なんと、処分されてしまうのだそうです。

人間が力を合わせて犬を助け、その助けた犬を
また人間の都合で殺していく。
何か、人間の身勝手さというか、理不尽さを感じるニュースでした。