10月8日、同じ温泉津組内のお寺、F寺さまの報恩講にお参りしました。
私が「参り合い」をするお寺の中では
一番早く報恩講がお勤めになります。
ところが、このF寺さまの御住職は、体調を崩され、現在入院中。
御住職不在の中での報恩講となりました。
しかし、御住職の長男さん(お寺では後継住職のことを若院=じゃくいんと呼んでいます)が
立派に代役をお勤めになりました。
最後のおつとめは、御住職が導師をつとめるので、
若院様が緊張の中でのおつとめとなりました。
私も急に父に先立たれ、何もわからない状態での初めての報恩講を
お勤めした時の事が思い出され、何だかぐっと来てしまいました。
あのとき、周りの方のご協力があったからこそ、報恩講がおつとめできたのだなあと
改めて有難い思いがしました。
余談ですが、この若院様の晴れ舞台は、携帯電話のテレビ電話で
御住職の病室へと同時中継されていたそうです。
遠く離れていても、ご一緒にお聴聞されていたのですね。
本当に 有難うございました。
さて、F寺若院さんですが、上出来ですよね!
そして、あのときのお内陣の中には緊張感が連鎖して漂い、
とても有難い雰囲気でした。
僕は もう、わが身につまされるというより、親の
立場で見守り、心配し、いっしょに感動してしましました。
話も弾んで、楽しかったです。
F寺さまのおつとめでは、私は最後の口頭を
どっちにしようかとずーっと悩んでいました。
でも確かに普段にはない、いい緊張感がありましたね。
ONSAIさまの目配せや、心配そうなまなざしが
正面からよく見えていましたよ!
ホントは私が配慮してあげねばならなかったのですが…。
でも私も何かこうよい刺激になりました!