広汎性発達障害(自閉症・ADHD)の男の子を育てるクリスチャン・ホームの日記

素敵な青年に育ったにいにと一緒に、サポート活動もするようになりました☆

泣いて帰ってきました

2012年02月18日 | 私の支えの言葉
先日、息子が学校から泣いて帰ってきました。

というよりも、帰ってきた息子に
「おかえり~」と言ったとたん泣き出しました。

聞くと、同じ通学班の3年生二人組が
帰り道に通せんぼをして帰らせてくれなかったとのこと。


クラスのお母様方には保護者会の席で発達障害について
折に触れてお話しています。

でも、通学班の子の保護者の方には
ゆっくりお会いする機会も、
お話しする機会もあまりありません。

息子の診断名が出たときに
伝えておいたほうが良いだろうか?と
しばらく考えました。

伝えるにしても、集まる機会があるわけではないので
お手紙にするのか、電話にするのか、
それとも直接ご説明に行くのか…。

あれこれ考えているとなかなか決まりません。

私たち親も
診断名が出たせいで、今まで気にならなかったことが
気になってしまってイライラしたり、ということが
あった時期でもありました。

こんな複雑な思いを、班の子供たちにさせるのもどうなのか…。
話した後のフォローも難しいことを考えると
なかなか気が進まず、そのまま今まできていました。


上の学年の子が下の学年にちょっかいを出すのは
よくある話です。
うちの子も思ったことをすぐに言ってしまうので
相手の気に触ることを言ったのかもしれません。

片方の子のお母さんとはお話したこともあり、
優しい方ということも知っていましたし、
その子も自分の妹二人にはとても優しいのも見ていました。

ひとまずは様子見だなあ…。
という感じです。

息子に聞くと、毎日ではないようですが
よく嫌な事(息子にとって)はされるようです。

ちなみに、
念のため今朝マンションの上から通学路を眺めていると

片方の子が何か叫びながら息子を追いかけていました。
それに息子も言い返し…。
うーん。どっちが先に始めたんだろう??

現場を見たいと思って通学班の集合場所に
一緒に見に行っても、
親がいる時には子供は態度が変わりますから(うちの以外は)、
あまり分かりませんしね。


息子の話を私と一緒に聞いていた夫。

その夜、
寝る前に私が「どこか聖書読んであげて」と言うと
夫はこの箇所を選びました。

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―自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。
(マタイ5:44)

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時々、暗唱聖句として
聖書の短い箇所を教えていて
今回はここを息子と一緒に読みました。


息子の心に、誰が「敵」として浮かんだかは
聞いていないので分かりませんが

「イエスなんて知らないよ」とか「神様なんていないよ」と
言う子のそばには、神様やイエス様のことを教えてくれる人も
祈ってくれる人もいない。

だから、その子も神様の愛を知ることができるように
お祈りしてあげるんだよ、と話すと

「うん、よく分かった!」と
元気よく答えていました。

コロッと忘れてしまうことも多い息子ではありますが、
この素直さもいい所のひとつ。

この御言葉によって彼の心が守られ、自由であり、
強められますようにと祈らずにはいられませんでした。