借金取りの王子

君たちに明日はないの続編。
『借金取りの王子』 垣根涼介 著

ワイルドソウル以降、そっち系の話はあんまあたりがないけど、
こっち系の話はおもしろくてよい。
なんかギスギスしてなくて、ホノボノした感じ。
本作はリストラ請負会社の面接官である主人公の話。
リストラ、もうこれだけでギスギスしてるけどそんなことない。
そもそもほとんどの人が首を切られていない。
まぁ、本来リストラ＝首切りじゃないしね。
出てくるエピソードの主人公たちは、
このリストラ面接を受けた後、
それぞれの道（新しい道やら同じ道やら）を気分一新歩んでいこうとするところに爽快感がある。
これからも著者がこっち系の路線に進んでいけばいいのにね。