学校訪問シリーズもだいぶ久しぶりになってしまいました。
いろいろとあわただしかった日々が少し落ち着いてきましたので、
訪問シリーズも再開していきたいと思います。
叡明高校から再開していきたいと思います。
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小松原高校から叡明高校になり、早二世代近く経過しましたが、
この間に叡明高校は、進学校化への道を歩み続けているといえます。
叡明高校への移行直後から大きな期待があり、かなりの入学生を集めてきていましたが、
最近はその中でも「地元地区からの進学者が増えてきた」という特徴があるということでした。
入学者の内訳は、地元の越谷市が一番多く100人に近い人数ですが、
そのあとは、さいたま市、そして川口市と続くとのことです。
地元の地域の皆さんは、近いがゆえに各学校の良いところだけでなく、
課題面にも気づきやすいと思います。
それだけに、地元の地域から多くの生徒さんに通っていただけるのは、
それだけ信頼を持ってもらえている、そういうふうに理解できるのではないかなと思います。
また、近年は特進類型の生徒さんの割合が増えてきているのも特徴だそうです。
特進類型が現在は4割近くを占めるようになり、
進学校としての一面がさらに期待されてきているように感じます。
それに伴って大学進学実績も伸びてきており、
国公立大学・早慶上理・ICUなどへの進学も、
小松原高校時代の1人から、現在は20名近くまで伸ばしてきています。
またその他のレベルの大学への進学も、
小松原高校時代から見れば10倍以上の数に上っており、
進学校化への勢いを感じることができます。
ただ、高校側としてはそういった進学面だけなく、
「ダイバーシティ」(多様性)をもった学校にしていきたいと考えているようです。
部活なども最近活躍する部が増えてきていますが、それだけでなく、
地域との連携やボランティアへの参加なども含めて、
活動も多様化させていくようです。
また学習面でも、知識や技能の習得だけでなく、
次世代の教育目標でもある「思考・判断・表現」といった力も
鍛えていきたいとの話がありました。
「高校時代は、一番自立ができる3年間」という、
今年、校長先生に就任した角道先生言葉のとおり、
いろいろな学びやいろいろな体験が待っている学校だと思います。