「ブログ 古代からの暗号」を訪問してくださった皆様ありがとうございます。
日本の文化の面白さを味わっていただけましたでしょうか?
そして、山上憶良の「秋の七草」を暗号と信じてみようという気持ちになりましたか?
大和朝廷は「日本国」誕生の折に<日本のルーツ>を隠しました。私の推量ではあ
りますが、当時の列島の住民は七種(ななくさ)とされるほどの様々な民族が住み
ついており、各地方の有力な首長を征服 . . . 本文を読む
2004年、中国の西安で遣唐使「井真成」の墓誌(734年)が発見され、
国号「日本」と記されている最古のものと話題になった。国号を「日本」と定めた
のは、701年の「大宝律令」である。それ以前を中国資料では「倭・倭国」と呼
称しており、『旧唐書(くとうじょ)』によれば
「日本は倭国の別種なり。その国は日の辺りにあるを以て、故に日本を以て名と
なす。或はいわく、倭国は自らその名の雅(ただし) . . . 本文を読む
全国各地で「八幡さま」と親しまれている八幡信仰の発祥地は福岡県田川郡香春町
の古宮八幡宮。この地は<昔、新羅の国の神、自ら渡り来て住みついた>と伝えら
れているが、この古宮八幡宮を出発点とする宇佐八幡宮の放生会を伝えた辛島氏の
<辛>とは<辛国>と同じ<辛>で<韓国=加羅>を指している。
香春神社の祭神<辛国息長大姫>は<息長帯姫(神功皇后・仲哀天皇の皇后・応神
天皇の母>と同一神と思われるが、 . . . 本文を読む
『豊後国風土記』の白鳥が餅と化し、さらに芋数千ばかりと化す白鳥の変容伝承は
現実にある光景を述べているわけではなく、比喩的表現を用いて我々にメッセージ
を発していると思われる。キーワードの<芋>は掛け言葉によって<鋳物師(いも
じ)>が導き出せると思うが、その理由は宇佐八幡信仰に係わっているからだ。
八幡神の総社は大分県宇佐市の通称「小倉(椋・おぐら)山」にある「宇佐八幡神
宮」。出雲国造と共に . . . 本文を読む
宇佐国造家の伝承によれば、<菟狭族は日本最古の先住民族として、早期縄文時代
には、山城国の稲荷山を根拠地として、狩猟・漁労・採取の生活をいとなんでいた
>と伝えている。早期縄文時代とは信じがたいが、九州大分の宇佐家の伝承に山城
の稲荷山が登場し、伏見稲荷神符発祥の地がなぜ係わっているのかが興味深い。
「伏見稲荷縁起」は国譲り神話の天神側からの伝承では?と述べてきたが、その伏
見稲荷縁起に語られる . . . 本文を読む