ブログ 古代からの暗号

「万葉集」秋の七草に隠された日本のルーツを辿る

字母歌に仕組まれた暗号 「いろは」3

2009-11-21 15:26:41 | 日本文化・文学・歴史
五段書きした「いろは歌」からはたくさんのメッセージが読み取れました。

 1、村上氏の発見による絵文字「上」に収まる「やまのうへおくら」
 2、草野が気づいた
   「へとちりぬ」→「へ とちりぬ」
   「もめてゐねよぬほ」→「揉めて往ねよ奴穂」
   「ひゆえやまうつかりに」→「比喩絵<やま>うっかりに」
                   「比喩絵<やま>討つ雁に」
   「たれそつねよかわをる」→「誰ぞ常世か倭折る」

さらに私は好奇心にかられて六段書きを試してみると

  い ろ は に ほ へ
  と ち り ぬ る を
  わ か よ た れ そ
  つ ね な ら む う
  ゐ の お く や ま
  け ふ こ え て あ
  さ き ゆ め み し
  ゑ ひ も せ す

六段書きの沓の部分を後ろから読むと
  「すしあまうそをへ」→「筋・海人、天・嘘・終へ」と読めそうである。

これらの「いろは歌」に仕組まれたメッセージから何を読みとるかは、この中の
「キーワード」をキャッチする必要があるだろう。

キーワード1「山上憶良」
  私の場合にはすでに万葉集の「秋の七草」の暗号を承知しているので「山上憶
  良」とくれば、すぐに「七草の暗号」の伝承の一つと察するが、村上氏のよう
  に字母歌の暗号から入って「七草の暗号」に辿りつくのは難しいかもしれない

キーワード2「比喩絵」
  「比喩絵」が絵文字「上」を指しているとすれば「上」の字に納まるはずの
  「やま」の「ま」が一字納まりきれていないが、「やま」を漢字「山」に置き
  換えれば「上」に納まる仕掛けになっている。
  そうであれば「へ とちりぬ」と同様に「やま うっかりに」と茶化した可能
  性もあろう。

  また、「比喩絵」が「たゐに」の「えふねかけぬ」→「絵符根掛けぬ」の絵と
  同じと考えれば「伏見稲荷神符」を念頭に置いた言葉であろう。
  しかも「たゐに」にも「ひゆしろ」「かけぬ」というメッセージがあるので、
  「いろは歌」と「たゐに」は同根の暗号と思われる。
  したがって「やまうつかりに」は「倭(やまと)」を「討つ(討った)」
  「雁に」と解釈しても差し支えないだろう。
  「倭」は伏見稲荷縁起の「餅」であり、出雲=鵜伽耶=倭=杉を祀る人々でも
  ある。「討つ雁に」は餅を的にして矢を射た秦氏の先祖を指していると思われ
  る。

キーワード3「ぬ(奴)」
  この「ぬ」は「あめつち」の暗号でも注目されるように仕組まれている。
  絵文字「やまうへおくら」の「お」は始め「ぬ」であったが、中世に流行し
  た謎立てを解く手法で「ぬ」を「お」に置き換えることができると気が付き
  「やまうへおくら」が完成した。
  はじめの暗号は「言わざる<お>ふせよ」であったが、チェンジした「ぬ」が
  <お>の場所に入ると「言わざる<ぬ>ふせよ」となり、こちらのほうが本命
  の暗号ではないかと思うようになった。
  つまり「いろは歌」の「ぬ」と「あめつち」の「ぬ」は同じ「ぬ」で「秦氏」
  を「奴(ぬ)」と名指していると思われる。

「ぬ」とは何かを調べてみたい。
   
   
 









 








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