夜のウォーキング

　　　手紙を投函しに外に出ると、ひんやりとした風が、

　　ほてった身体を、冷やしながら通り過ぎて行く。

　　あまりの心地よさに、何となく寄り道をしたくなり、

　　ふらりと公園に行くと、１０時過ぎだというのに結構人がいる。

　　　　　　　
　　　　　　　　　　　（昨夜歩いた公園）
　　
　　　ランニングの男性。ジョギングの人。

　　夫婦で仲良くウォーキングをしているカップル。

　　犬の散歩をしている人。

　　中年のおじさん５人で、何やら楽しそうに話をしているグループ。

　　仕事を終えて家路に向かうサラリーマン。

　　　　つられて私も久しぶりに歩いてみた。

　　
　　　歩きながら、十数年前の、あの日の出来事を思い出した。

　　それは、痩せたくて友達と、毎日歩いていた時の事。
　
　　　　　　　　

　　　ゴロゴロと雷の音がしたかと思ったら、

　　いきなりバケツの水をひっくり返したような土砂降りの雨。

　　ピカッと光る稲妻を見ながら、

　　雨宿りのない公園を、ずぶ濡れになりながらも、
　　　　
　　身を清められたような、爽やかな気分で帰って来たことを。
　　　
　　　
　　　私が仕事をしている間は、時間帯が合わないで無理だけれど、

　　又、友達とおしゃべりをしながら歩きたいな。

　　その時には、どんな思い出が出来るかな。

　　
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