くぐもった声で、SNSで日々を語ることを2024年の1月から始めました。
2025年は、四字熟語、故事成語、ことわざを調べながら、日々を語っています。
できるだけその日に撮影した写真を題材に作文をしていますが、少し前の日の写真になったり、探し出した写真になったり、スマホの小さなレンズで撮った写真を使っています。
何の言葉だったのか振り返ってみたいと思います。
1月1日
松柏之操(しょうはくのみさお)
困難な状況下でも節操を変えない意思の強さ、という意味。
節操とは、人としての正しい道を固く守って変えないこと。自分の信じる主義・主張をかたく守ること。
1月2日
魚の目に水見えず、人の目に空見えず
あまりに身近にあるものは、そのものの存在や価値がわからないことのたとえです。
1月3日
実を見て木を知れ
じっくりと考えて確実な判断をした方が良いという意味。
実ってから、その木の価値や特性を判断せよとのことです。
1月4日
雑然紛然
雑然も紛然も物が入り混じっている状態のことですが、雑然紛然、あるいは、紛然雑然で、ごたごたと入り混じってまとまりのないこと、と強い意味。
1月5日
物換星移(ぶっかんせいい)
物換は物事が変わること、星移は歳月が過ぎることで、世の中が移り変わること。
1月6日
冬の雨は三日降らず
冬の雨は三日降らず、というのは、関東平野のことわざのようです。
1月7日
計画のない目標は、ただの願い事にすぎない。A goal without a plan is just a wish.
サン・テグジュペリのことば
1月8日
万里同風(ばんりどうふう)
万里ははるかかなたのこと。同風は同じ風俗になることで、天下が統一されて平和に治まり、はるか遠くまで、文化や風俗が同じになる意味から、世の中が平和に収まることということ。
1月9日
月は惜しまれて入り、桜は散るをめでたしとす
人は惜しまれるうちに、潔く身を引く方がよいという言葉があります。
月は惜しまれながら沈んでいき、桜は満開になったと思うとぱっと散ってしまうところが素晴らしいという意味からきています。
1月10日
軌を一にする
軌を一にするという言葉があります。
やり方や行き方が同じであることの例えで、同じ道、同じ轍をたどって進むという意味から。また、国家が良く統一されていることの例えでもあります。
1月11日
上下天光(しょうかてんこう)
天にも地にも光が満ち溢れたさま。しょうかは天地、空と水をいう。天候は空一面に輝く日の光。それが水面にも映り輝くこと。
1月12日
送故迎新(そうこげいしん)
人を見送ったり迎えたりする
1月13日
風吹かぬ間の花
つかの間の栄華の例え。また、強いものがいない間に、おごり高ぶることの例えです。
もちろん、この言葉の花とは、植物の花を転じて華々しいことの意味です。
1月14日
虎狼より人の口恐ろし(とらおおかみよりひとのくちおそろし)
虎や狼からは逃げることができるが、人のうわさや悪口からにげだしたりしたら、やっぱり本当だったのかと言われかねない。
1月15日
深く取って浅く渡る
慎重に計画を立て、思い切りよく実行することのたとえです。
川を渡る前には水深が深いと予想して慎重に準備し、実際にわたるときには浅い川を渡るつもりで一気に渡るということから。
1月16日
足の跡はつかぬが筆の跡は残る
足跡はすぐ消えるが、筆跡はいつまでも残るから、文字は気をつけて書かなければならない、ということです。
1月17日
飛花落葉(ひからくよう)
春に咲く花も風に吹かれて散り、青葉もやがて枯れ落ちる意味から、絶えず移り変わるこの世の、無常なことをたとえています。
1月18日
坐臥行歩(ざがこうほ)
人の立ち居振る舞い
1月19日
一村雨の雨やどり(ひとむらさめのあまやどり)
村雨を避けようとして、知らない人と一緒に雨宿りするのも、深い因縁にむすばれているからだということで、ふとした出会いや、そこでかわした言葉が、影響を及ぼすことがあることを示した言葉です。
1月20日
三人成虎(さんにんせいこ)
一人がいったら信じないことも、二人になったら信じるかもしれない、三人になったら信じてしまうだろうという故事からきた言葉です。
三人が街に虎が出たと言えばそれを聞いたものは事実として信じてしまうだろう。
1月21日
行くに小径に由らず(ゆくにこみちによらず)
小径や裏道を通らずに、大通りを通っていくという意味から、公明正大で堂々としていることを示しています。
1月22日
茶碗を投げれば綿で抱えよ
相手が強く出てきたら、やわらかく受け止めたほうが良い結果を呼ぶというたとえです。
相手が怒って茶碗をなげつけたら、綿で受け止めて割らないようにせよという意味。
1月23日
深い川は静かに流れる
深い川は、浅い川のように水音を立てず、静かに流れるということから、分別のある人や真に力量のある人は、沈着でやたらに騒がないということ。
1月24日
暮色蒼然(ぼしょくそうぜん)
夕暮れ時の、徐々にあたりが薄暗くなっていく様子。
「暮色」は夕暮れどきの薄暗い景色、「蒼然」は夕暮れ時の薄暗いさま。
1月25日
目的を見出せば、手段はあとからついてくる Find purpose, the means will follow.
ガンジーのことば
1月26日
追従も世渡り(ついしょうもよわたり)
お世辞(おせじ)をいってひとにへつらうのも、世の中に生きていくための一つの方便であるということ。
1月27日
鳥の鳴く音はいずくも同じ
どこへ行っても人情には変わりがないということの例えです。
同じ種類の鳥は、どこの土地へ行っても鳴き声は同じであるという意味からきた言葉です。
1月28日
一粒万倍
わずかなものから多くの利益を得る例え。また、わずかなものでも粗末にしてはいけないという戒め。
一粒の種から一万倍もの収穫を得られるという意味。
1月29日
蝋を噛むがごとし
料理や詩文などに、味わいの無いこと、を、形容するもの。
味のないろうを噛むようにうまみが全くない意味からだとか。
1月30日
橋がなければ渡られぬ
間に立って仲立ちをしてくれる人がいないと物事はうまく運ばないという意味や、目的を達するためにはいろいろな手段・方法が必要だという意味があります。
1月31日
大廈高楼(たいかこうろう)
大きくて高い建物、豪華な建物、また、それが立ち並んでいる様子。
くぐもった声で、毎日投稿しています。