知りたがり

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製粉ミュージアム

2016-08-25 04:03:22 | 移動中 みつけた

10日ほど前、館林の菩提寺に行った帰りに、駅の反対側の製粉ミュージアムに行ってみました。

新館は、モニターを押すことで情報が出てくる仕組みでした。

空いていたので、最初は少しのつもりが、興味深く、ほとんどすべてに目を通しました。

製粉工場パノラマシアターは、機械のミニチュアの入った半円のドームを、所定の位置に動かして、その工程の説明を見るものでした。

小麦粉研究所と題された、小麦粉を使った料理が、きちんとした設備を使って、きちんとした商品を作っている様子を情報提供されていて、企業の品質へのこだわりがわかるような気がしました。

内容の重複はありましたが、隙のない展示だと思いました。

かなり満足して、本館に移動しました。



本館は、企業の歴史と、正田貞一郎氏、正田栄三郎氏の業績と人柄を示す展示がされていました。

最初はさっと見て帰ろうと思ったのですが・・・

館林製粉と日清製粉の合併契約書を見て、これは違うなと驚きました。

正田貞一郎氏が設立されたのが館林製粉なのですが、代表取締役は東武鉄道の根津嘉一郎氏、ご本人は専務取締役。

合併に際して、地域色を消すために日清の名前を残された。

隣には、明治45年(大正元年)の職工規則が展示。

など、展示の具体性と、企業の先進性がわかる資料が展示されていました。

・・・

いち早い機械化。

海外視察で、「少ない人数での仕事」、「海岸で工場立地」、「機械メーカーがユーザーとともに商品改良」を知り、経営に生かす。

企業の成り立ちのわかる展示で、隅々まで見てしまいました。



庭園の池には、トラピスト修道院の石臼がありました。

余談ですが、トラピスト修道院のクッキーは好物です。

なんだか、異次元に迷い込んだような時間でした。



帰りに、簡単なアンケートに答えると頂けるお好み焼き粉と、詳細なアンケートに答えてスタジオジブリデザインのキーホルダーを頂きました。

数日間は、印象が強く、いろいろな考えが頭の中を回っていました。

さらに数日後、研究会で4つの組織文化のうちの一つにファーストキャリアの会社の例を話しました。

「こうだった」を話したら、「なぜそうなったの」と質問を受けました。

質問に答えながら、私が体験していたことの何が「なぜそうなったの」につながるのか、さらに考えていて、帰り道でもいろいろなことが思い出されたりしました。

そして、それがとても気持ちの良いものでした。

今考えると、製粉ミュージアムの企業の歴史の展示は、「なぜそうなったの」という私の好奇心の回答にあふれていたのだと思います。

知って、考えて、解ることの、楽しさを、別の視点で感じた出来事でした。

コーヒーはブラックで

2016-08-03 03:01:48 | 考える

コーヒーを飲むのは好きだったのですが、根っからの甘党で、ミルクとお砂糖をいれて、シナモンをふりかけたのが大好きでした。

ふとしたことから、何も入れずに飲むようになりました。

すると、味の違いが分かるようになって、コーヒーのことがもっと知りたくなりました。

コーヒーのことが並んでいる本棚の前に立ってみても、ぱらぱら見てみても、あんまりしっくりくる本が見つかりませんでした。

1か月ほど前、八重洲ブックセンターに本を買いに行きました。

レジに買う本を持っていったら、カウンターに「コーヒーの科学」というブルーバックスが置いてありました。

つい手に取って・・・

一緒に写りこんでいる本は、八重洲ブックセンターで買ったものですが、その時に買った本ではないのですが・・・

「コーヒーの科学」、読んでみたら面白かったです。

「知っている」だけの情報が闊歩していますが、「知っている」ことで、どう考えるかが「知る」大切。

その意味でも、興味深い内容でした。

ただ。

八重洲ブックセンターの品ぞろえや陳列は、カバーのかかっている本を探せたり、この本を買えたりと、大好きなのですが・・・

ネットで本を買うのが多くなってしまって・・・