知りたがり

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「さといもの茎」あちこち

2016-09-22 00:20:14 | 大地のめぐみ みつけた

秋田駅近くの高級感のある食品スーパーで、さといもの茎と言って売っていたのが写真のものです。

さいたまの農家レストランを営む知人宅に以前訪問したときに、「今しか食べられないのよ」といって、畑の恵みを料理にして頂いた時に、このさといもの茎の味噌汁がありました。

自分では、その味を再現はできませんでしたが、おいしく頂きました。



金沢の近江町市場で、「あかずいきの酢の物」として販売されていました。

では、そのあかずいきを、どのように売っているのか興味が湧いて、青果店を見ていたら、芋のついた状態で売られていました。

百貨店の食品売り場にも同じような形態で売られていました。



福井駅の商業施設内の食品スーパーで、袋に入ったものが売っていました。

「すこ」という福井の名物があり、それがすぐに作れるようにでしょうか、カットして売っていました。

隣の県でも売り方が違いました。

ちなみに、「すこ」は大好きで、東京のアンテナショップで買って食べるほどです。



写真のさといもの茎は「はすね」とか「りゅうきゅう」とかいわれ、これは愛媛で買ったものですが、高知で良く食べさせてもらったものです。

これの酢の物がおいしくて、以前、持って帰って作ってみましたが、鮮度が落ちてしまって残念な思いをしました。

高知で食べて帰れればうれしいと思っていましたが、農家レストランで山盛り食べることができました。


「さといもの茎」ですが、種類も違うし、食べ方も違う。

この9月だけでもいろいろな味に出会えました。


有限会社河野経営研究所では「ならわぬLIVE 10月session」を開催します。「食ビジネスに知ってほしい農業のこと」というテーマもありますので、興味のある方はご参加ください。

金沢に着いたら。

2016-09-19 01:26:23 | 探す

石川県の農業法人は、「先進事例」としていくつも取り上げられています。

ずいぶん前になりますが、近江町いちば館に、「風土金澤」という農業法人11社が共同でつくったアンテナショップを見たとき、今では当たり前になった二合(300g)の米袋が当時はあまり一般的ではなく、それが、農業法人ごとさらには種類ごとに並べられていて、価格は統一されていて、たしか500円で販売しているのを見たとき、切磋琢磨して成長していく、力強さを感じました。

時を経て、取り組みがどのように変わったのか、また、それぞれの農業法人がどのような商品展開をしているのかが知りたくて、「近江町市場」、「名鉄エムザ」、「金沢百番街 あんと」を見て回りました。



近江町市場に、金沢大地さんが「たなつや」という店舗を出店していました。

麦茶、豆の加工品などが並んでいました。

自家製の米と麦で作った麦芽で「じろあめ」を作り、それを使った商品などを販売していました。

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名鉄エムザに、「風土金澤」というインショップがありましたが、以前よりも小規模でしたが、以前はなかったおにぎりのイートインがありました。

新米の入荷スケジュールが、農業法人ごとに示されていました。

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金沢百番街あんとに、かわにさんが「農家屋かわに」を出店していました。

写真はやきいもですが、バウムクーヘンやスイートポテトのほうが面積を占めていました。

自社で加工している五郎島金時のペーストを利用した商品です。

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同じく金沢百番街あんとに、ぶった農産さんが「ぶった農産」を出店していました。

写真は麹漬けですが、そのほかに「こんかづけ」(魚をぬかでつけたもの)を販売していました。

「ぬか」の有効活用と、自社米麹を利用する商品です。

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またまた、同じく金沢百番街あんとに、六星さんが「すずめ」を出店していました。

もちや、米、そしてそれらの加工品の販売に加えて、おやつが食べられるスペースがありました。

大福にも黒豆が使われており、圃場の生産体系を反映した商品です。

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石川県の老舗に伍して肩を並べる姿は、農業経営の多角化の、明るい未来を示しているようでもありました。



有限会社河野経営研究所では「ならわぬLIVE 10月session」を開催します。商品開発についての内容もありますので、興味のある方はご参加ください。


平成28年度日本農業経営学会研究大会 分科会に参加して

2016-09-17 21:55:47 | 考える

今日、京都大学の学会の第1分科会に参加しました。

「TPP時代の稲作経営革新と技術普及」

とても有意義な内容でした。



ぶった農産の佛田利弘氏は、大学院でMOTを学ばれた方ですが、冷静で分析的な視点が鋭く、研究者として座長を務められていました。

(有)フクハラファームは、しっかりした後継者を抱えておられ、200haになるであろうという稲作複合経営の、将来像を示していたと感じました。

さまざまの視点での話がありましたが、売上金額ベースでの切り口で語られていたのが、印象的でした。



この分科会への参加を軸に出張を組んだのですが、

一昨日、昨日と、埼玉県庁在職当時にお世話になった、石川県と福井県の大規模主穀経営の経営者の方々にお会いしました。

3日間とても充実した時間でした。

頂いた情報については、もう少し、考え込んでみたいと思います。



「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

という言葉がうかんでくる「再会」と「出会い」でした。