仕事の関係で、子育て関連の情報収集をしています。
社会福祉の観点から厚生労働省、教育の観点から文部科学省、より幅広い視点「子ども子育て支援法」から内閣府、その他関連団体と、広範囲にわたる組織、実務に直結する文書の情報量も多く、情報収集のリンク集も数を数えたくないほど多くなり、じっくり読み上げようと2ページを1枚に、4ページを1枚にと印刷してダブルクリップで止めた資料もかなり積みあがってきました。
現場に直結した情報収集をしていると、学生向けのテキストを読み込むことで、俯瞰した見方ができるようになるので、そういった本を探して読むことがあります。
任期付きの公務員をしているときに、行政、公共、自治体、地方自治などについて基本的な考え方を知りたいと思って本を探していたら、放送大学のテキストが役に立ちました。
農業分野では様々な情報収集をしていますが、岩波の農業経済学のテキストが役に立ちました。
加工専門業の仕事をしていたとき、「分かり易い」という本よりも、熱処理などの技術的な入門書のほうが役に立ちました。
そういえば中小企業診断士の受験講座の講師をしているときも…きりがないですね…
さて、この「幼児教育」という書籍は、教育課程用の教科書で、「はじめて学ぶ教職」と副題にあるように、幼児期の子どもの教育全般について書かれています。
編著者は私の妹で、少し前に本をもらっていました。斜めに読んで良い本だとは思っていました。
ここにきて、情報収集が進み、情報の俯瞰が必要だと思い、今度はきちんと読んでみることにしました。
幼児期の教育についての考え方の基本的なところを、学問的論理性(…私の造語)で知的好奇心が刺激されて楽しい時間でした。
こんな経験を、そういえば、そう遠くない昔にしたなと、子どもの大学の入学式の「教養」と「考察」について語られた講演を思い出しました。
筋の通ったしっかりした仕事をするなと、分野違いの姉ですがうれしくなって妙に興奮してしまいました。
父とは学問領域が全く異なりますが、大学教員のDNAが受け継がれて、更に進化している気もします。
私もさらに研鑽していきたいと思います。