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「20th ANNIVERSARY LIVE1998-2018」 現場から見た経営学と農業経営 開催しました!

2018-03-27 18:53:06 | 考える

ならわぬLIVEとして自社イベントを開催してきました。

今回は、「20th ANNIVERSARY LIVE1998-2018」 現場から見た経営学と農業経営 というテーマで3つのsessionを開催しました。
これまでのならわぬLIVEでは、sessionごとにテーマを変えて、今課題だと考えていることを主題としました。
今回は、4回目の商品開発わい!わく?研究会に3人のゲストスピーカーをお願いしました。

写真はお客様から頂いたお花です。
思わぬプレゼントがうれしかったです。

session1は、「門前の娘ならわぬ経営学を語る」というテーマで、父の学術的経営学と、私が現場でであった「経営」についてリンクさせしながら、話をさせて頂きました。



父が昨年7月に亡くなったことから、父の考えていたことを改めて整理しようと思いました。

父の経営学研究の原点からひもとくことを、私が現場で感じたことをつなげるという試みをしました。

自分自身が、直面するものから知識を広げてきたため、今回父の本を改めて目を通してみて、より知識を得て、考え方を整理しなければならないという思いを強く持ちながら、スライドをまとめました。

写真は、ブログの記事にもしましたが、父が晩年に改めて考察していたチャールズ・バベッジの話をしているところです。


session2は、第4回商品開発わい!わく?研究会「商品の、ひと、こと」で、埼玉県庁に在職中に農業の6次産業化の担当をさせて頂きましたが、その当時関わらせて頂いた3人の方と、問答形式で話をするという機会にしました。




はじめに、「行列のできるトマトと6次産業化総合化事業計画によるコンテナガーデンの取組」ということで、有限会社トマト園芸代表取締役立澤淳一さんに、①トマト生産のこだわりとにじいろトマトジュース、②店舗での直接販売のメリット、③顧客ニーズから生まれたコンテナガーデンについてお話し頂きました。

時間が足りないほどの熱いお話を頂きました。

トマト園芸Web




二人目は、「自農場産「武州豚」による本格ドイツ製法のハム・ソーセージの品質向上の取組」ということで、株式会社坂本ファーム「バルツバイン」店長坂本健将さんに、①加工技術向上のためのチャレンジ、②ハム・ソーセージ加工用の武州豚肉質改善、③ドイツ国際コンクール受賞の効果についてお話頂きました。

受賞件数の多さに、参加されていた皆さんが驚かれていました。

バルツバインWeb




最後は、「自農園産の果実を生かしたシフォンケーキ等加工品の商品開発と販路開拓の取組」ということで、株式会社渋谷農園「QuiQui」代表渋谷しょうこさんに、①未利用果実だからできた商品開発、②つながりを大切にした商品開発と販路開拓、「店」があることでできたことと、広げたいことについてお話頂きました。

農家の嫁の立場からチャレンジを続ける渋谷さんに共感が集まりました。

QuiQui


session3は、「図で読み解く農業経営の多角化」ということで、「A3」1枚にまとめたシートから、農業経営の多角化の具体的なポイントについて、オペレーションとマーケティングの両面から説明しました。

参加された農業者の方から、好評でした。

今後、研修などに活用していきたいと考えています。


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ならわぬLIVE「20th ANNIVERSARY LIVE1998-2018」 現場から見た経営学と農業経営

2018-03-19 19:32:34 | 考える

2018.3.24(土)ならわぬLIVE開催します!

session1 15:00~16:30
 門前の娘ならわぬ経営学を語る
 父河野重榮(獨協大学名誉教授)が、昨年7月に亡くなりました。学究の徒として、経営学
 と向き合った父の学説を娘としてより多くの方に知って頂ければと思いました。現場で
 学んだ経営学の視点で、語ります。

session2 17:00~18:30
 第4回 商品開発わい!わく?研究会「商品の、ひと、こと」
 農業の6次産業化による商品開発について、3人の6次産業化に取り組む方との対話を通
 じて、考えます。
 ① 行列のできるトマトと6次産業化総合化事業計画によるコンテナガーデン
     有限会社トマト園芸 代表取締役 立澤淳一氏
 ② 自農場産「武州豚」による本格ドイツ製法のハム・ソーセージの品質向上
     株式会社坂本ファーム バルツバイン 店長 坂本健将氏
 ③ 自農園産の果実を生かしたシフォンケーキ等加工品の商品開発と販路開拓
     株式会社渋谷農園 QuiQui 代表 渋谷しょうこ氏

session3 19:00~20:00
 図で読み解く農業経営の多角化
 6次産業化等、農業経営の多角化に取り組む時のポイントについて、一枚の図から読み
 解いていきます。

どこからでも参加可能です。

会場  大宮ソニックシティ 603会議室 さいたま市大宮区桜木町1-7-5
参加者 88人
参加費 5000円(1日)

ご興味のある方の参加お待ちしています。
なお、facebookページで、session2でお話し頂く方の紹介をしていますので、ぜひご覧になってください。

facebook 河野経営研究所

概要についてはWebページを参考にしてください。

Web 河野経営研究所特設ページ

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フードビジネスの分析を見て気になったこと

2018-03-14 17:44:57 | 調べる

今年度、多分…最後の北陸出張。
行きの北陸新幹線では、いつもの「さつまいも」アイスクリームは食べませんでしたが、帰りの東海道新幹線では、「抹茶」アイスクリームを食べました。
どちらも、大豆ではなく卵を使った商品です。
言い換えると、乳化するのに、大豆のレシチンではなく、卵のレシチンが使われています。
と、食に関しては袋の後ろの表示が気になってはしまいますが、袋に表示されたものが、食卓に多くのぼるようになっている気がします。

経済産業省経済解析室がフードビジネスの説明をしています。



この資料の中で、気になる事があったのでまとめてみたくなりました。



一年の差ですし、割合の変化としては、わずか0.1%ですが、飲食サービスの割合が増加しています。
食の変化のなかで、インバウンドの影響も多いようですが、さらに、表を掘り下げてみたいと思います。



食料品工業5系列の中では肉類が増加。単なる単価の上昇か。あるいは、肉加工品の多段階化が進んでいて、外食、中食、内食に対応しているのか。
2010年からの伸び率ですから、セブンイレブンのサラダチキン販売以降の食肉加工品、それも食事の問題解決型商品の売上の上昇が影響しているのかもしれません。



飲食料品卸売業が、低迷を脱してきているようすが示されています。
いわゆる食材問屋が、青果を扱うようになってきている影響でしょうか。
ハーブ類をはじめとする「つまもの」や、ヨーロッパ野菜といわれる海外品種の野菜を飲食店向きに流通する担い手として、これまでの青果卸ではなく、総合食材卸が担い手となったり、地域の食料品店が担ってきた学校給食への納品を総合食材卸が行ったりと、これまでより取扱い範囲を広げた卸売業によるものかもしれません。
また、青果の中規模、小規模流通の新しい形態が生まれていることも影響しているかもしれません。
もちろん、インターネットを活用した商取引の範囲が広がっていることも全体に影響していると思いますが…



最後に、今年度は、仕事で列車の出張を沢山させて頂けました。以前より、遅めの時間がすいているような気がします。これは、働き方改革の影響と、パブレストランや居酒屋で飲んで帰る人が少なくなった影響???

参考

3業態揃って前期比上昇。第3四半期の低下分を回復し、2017年通年も前年比上昇で、名目事業規模186兆円に到達したフード・ビジネス

食料品工業は2期ぶりの上昇。清涼飲料、酒類、肉製品の回復もあり、2017年は3年連続上昇で指数水準も100超。

食料品流通業は前期比1.1%と3四半期ぶりの上昇で2017年通年も前年比上昇。卸売の上昇寄与によるもので、卸売の事業規模も2016年から2兆円ほど増加している。


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美しいけど。大変。

2018-01-31 22:52:16 | 移動中 みつけた

ここのところ、出張で北陸に行きます。

毎回、雪の写真を撮っていましたが、ついに昨日までの出張では、写真を撮りませんでした。

一面の白い世界はきれいです。

慣れてしまったのかな。

写真は、関東の雪、東武鉄道の車両を映したもの。

北陸に慣れたつもりで、関東に雪が無いのが違和感、などと言っていましたが…

この時の雪は未だ亡くならず…

あまいあまい、あまい考え…

SNSの福井の方の近況など見ると、

と、

この雪はただ事ではない…



話は違っちゃいますが

その1週間前

少し、長い同じような車両を写してました。

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雪の街から、雪の街に

2017-12-18 20:06:57 | 移動中 みつけた

先週水曜日、雪の福井から移動しました。

溶けやすい、初冬の雪を踏んで、金沢に向かいました。

石川県は雪があまり無く、北陸新幹線で金沢からトンネルを抜けると、雪。



写真は、富山駅の手前の神通川の雪。

だんだん雪が薄くなって、荒れる日本海。



写真は、糸魚川。

そして、長いトンネルを抜けると。



上越妙高は、深い雪、さらに、車窓に吹き付けていました。

ところが、次の長いトンネルを抜けると。

長野は、雲ひとつない青空。



浅間山の雪も心なしか、先日より少ない感じ。

関東平野は、さらに、雪の気配などどこにもなく。



赤城の山から続く山並みは、晩秋の風情。

埼玉の圃場は、ブロッコリーの深い緑。

大宮で20分の乗り換えで、秋田へ。

暗くなった新幹線は、雪の気配が見えず秋田新幹線に。



秋田県に入ると雪、写真は大曲駅。

7時間で、変わる景色。

風土が変われば文化も変わる。

多様な風土には、多様なあり様が。

そんなことを感じた移動でした。

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ならわぬLIVE 臨時開催します!!!

2017-12-04 00:23:34 | 調べる

第3回 商品開発わい!わく?研究会

「グラッセ」といわれる商品を考える緊急研究会! 商品が増えるその前に、作戦会議をしませんか。

「グラッセ」という名称がついている商品群、農産物の付加価値を付けるのに、なかなか良い商品だと感じています。とはいうものの、売れる商品にしていくためには、差別化できなければなりません。商品開発のケーススタディにもなりますので、興味のある方のご参加をお待ちしています!

当日のカリキュラムは

1商品をポジショニングしよう!
 市販されている商品を現在20数点サンプリングしています。(毎日、少しずつサンプルが増えています。)
 商品そのものをポジショニングして、商品比較をします。

2加工方法を検討しよう
 市販されている商品の加工方法と、商品価値を上げるための加工の工夫について検討します。


日時  2017年12月9日(土)14:00~16:00
場所  埼玉会館 5A さいたま市浦和区高砂3-1-4
参加者 食品の商品開発に興味のある方  22名 先着順
     参加費 5000円(先行商品の試食品代等込)

FAXかメールで必要事項をご記入の上申し込みください。
Fax 048-644-3527
narawanu.live(a)konocon.com
※ (a)を@に変えて申し込みください

氏名
連絡先 □自宅   □勤務先     該当するものに☑をしてください
住所
〒     -
TEL               FAX
E-mail
所属・勤務先

皆様の参加お待ちしています!!!
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台風と鉄道

2017-10-24 23:27:25 | 移動中 みつけた

昨日仕事で新潟の十日町市に行きました。

越後湯沢まで、MAXの2階に乗っていきました。

大宮駅で、MAXの写真を取っている人が何人もいたので、無くなってしまうので今のうち・・・なんだな、などと台風が過ぎたばかりなのに、交通の不便などないような錯覚を起こしてしまいました。

熊谷の手前まで、水田の被害が大きく、河川との境がわからない場所も多くありました。

湖の中に、金色の稲穂が四角く浮かんでいるところが続き、とてもショックでした。

越後湯沢で上越線が止まっていて、午前の約束を午後に変えて、代行バスで六日町まで、そのあとはほくほく線が動いていたので、十日町に着くことができました。

目的地まではバス。

信濃川は濁流。

大きな渦巻く波で、高いところの橋から見ても怖い流れでした。



帰りは、超快速というもっとも早く越後湯沢に着くはずの列車でしたが、六日町で下車。

各駅停車の代行バスに揺られて戻りました。



SNSで各地の被害が甚大なことも知ることができましたが、大自然の猛威には人の力は逆らえないものだと、思い知らされました。

さらに今日、高崎線で群馬手前まで行き、戻る道すがら、ブロッコリーも、ねぎも、風が同じ方向に押し倒していて、改めて被害の大きさを痛感しました。

台風の影響で止まったところも多く、今日も宇都宮線が正常運転できていない状況でしたが、公共交通機関のありがたさをかえって感じた2日間でした。

動かないから本数を減らす…本数が少ないから不便で使わない…さらに本数が減る…という悪循環を断ち切らないと、外から人を呼ぶのが難しくなってしまう気がします。

もちろん、地方で何かをするには車は不可欠ですが…
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ならわぬLIVE 2017season2開催します!

2017-10-14 22:17:17 | 考える

河野経営研究所に復帰しました昨年度より、ならわぬLIVEの名称で、自社独自の視点でのサービスを提供しています。

教材の切り口を変えることはもとより、広報の手段なども、多様な方法にチャレンジしています。

今回は、幅広い方に声をかけられるように、新たな方法にチャレンジしましたが、ハードルを越えることができず、従来のDMとメール、SNSでの発信となりました。

先日、講座内容について、Google Formsでアンケートを取ってみました。


関心があるテーマを一つ以上選んでくださいという問いでは、「経営がわかる現場づくりのための、能力開発について」が最も多く、ついで、「経営のための技術を高めるための意思決定と組織の機能について」、「商品開発のための、制約条件と実現可能性の考え方について」、「地域の農林水産物を活用した食に関するビジネスの、成功のポイント」に関心が寄せられました。

また、これまでのならわぬLIVEのうち「参加したい!」「もう一度参加したい!」テーマについてという問いでは、「食ビジネスに知ってほしい農業のこと」、「事業計画見直しの視点『限られた資源』『本当の強み』を成長に結びつけるために」、「マネジメントセミナー『はだかの王様』にならないために」に関心が寄せられました。

このような結果から、下記のようなプログラムで、ならわぬLIVE 2017season2を開催します!

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2017年10月22日 ならわぬLIVE 2017season2開催します!

□ session1 9:30~11:30
「SWOT分析」、視点を変えて考えると!
経営分析の手法ではなく、自らの経営をどのような視点で振り返るかが重要です。事業計画のスタートとなるSWOT分析、経営環境を今後のビジョンを描きながら考えてみましょう!

□ session2 12:15~14:15
リーダーシップ理論からリーダーシップスタイルを考えてみよう!
様々な手法や、先達たちの事例から学ぶのも方法ですが、経営に生かせるリーダーシップ理論、原理原則を学んで、あなたのリーダーシップスタイルを作っていきましょう!

□ session3 14:45~16:45
第2回 商品開発わい!わく?研究会
「食ビジネス」の生産から加工、流通、消費の制約条件を明らかにし、それをどのように捉えて、新たな商品開発を進めるのか、参加する皆さんと考えます!

各sessionとも
会場 大宮ソニックシティ 603会議室  参加費 3000円  参加人数 80名

参加を希望する方は、sessionの□に☑して、下記にご記入の上、FAXあるいは同様の内容をメールにてお申込みください。
FAX:048-644-3527 
E-mail:narawanu.live(a)konocon.com
※(a)を@に変えて送信ください

氏名
連絡先 □自宅   □勤務先     該当するものに☑をしてください
住所
〒     -


TEL               FAX
E-mail
所属・勤務先


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ご興味のある方のご参加お待ちしています。



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父の残したもの

2017-10-13 23:53:35 | 考える

父がなくなり、納骨が済み、10月9日に父を偲ぶ会がありました。

香川大学経済学部と獨協大学経済学部の卒業生、それぞれに会があり、全国から合わせて50人を超える方が集まってくださいました。

父の友人も参加してくださいました。

88才の年齢にも関わらず多くの方が、父を偲んで集まってくださり、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

戒名のはじめに、教導院とつけてくださっていましたが、職業生活と人生を、教えるということで過ごした人生でした。

この会に際し、印刷した遺稿を、Webページに掲載しました。
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ピンクとオレンジの花束を空に!

2017-09-28 01:28:00 | 考える

尾崎千恵子さんが亡くなりました。

1年ほど前、第64回日本農村生活研究大会in埼玉で、シンポジウムの報告者として席を並べて・・・

懇親会では、お忙しい中、作ってくださったお料理を食べて・・・

上の写真は、尾崎さんのところの人参を使った新座名物にんじんうどん。

下の写真は、尾崎さんのところの野菜で作った煮しめ。

とても元気でいらっしゃったのに。



尾崎さんは、新しい農家の嫁の在り方、いえ、新しい農業女性の生き方を示し、多くの人に影響を与えてきた方です。

「女性起業の『みんなおいで!』フェスタinさいたまから、SCIの設立そして解散まで」を、先のシンポジウムの掲載を機に、ブログに書きましたが、「女性起業の『みんなおいで!』フェスタinさいたま」は尾崎さんが実行委員長として活躍したからこそできたものです。

特にイベントへの農業女性の参加を後押しし、多数の農業女性や関連団体の参加が可能となったのも尾崎さんの力によるものです。

また、全国的な農業女性のネットワークにも積極的に参加し、そこでもリーダーとして活躍されました。

尾崎さんはいくつもの種を播いた方です。

まいた種が、重なり合っていくつもの輪を広げました。

若い農業女性が、積極的に地域での交流ができるような場を作り、

大学や、企業との連携で、地域の新しいネットワークを作り、

そして、先のSCIを生み出すきっかけにもなりました。

「農業女子」という言葉が、広がっていますが、尾崎さんのまいた種、全国の尾崎さんたちのまいた種が、実り、花が咲いてきたのだと思います。

尾崎さんはピンクスーツの似合う方でした。そして、人参を大切にして、ある会で作ったオレンジ色のエプロン姿の尾崎さんが目に浮かびます。

尾崎さんのまいた種は、こらからますます、素敵な花を咲かせていくと思います。

花束を、ピンクとオレンジの花束を空高く届けたいなと思います。
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「食べるものこと」について街角から感じたこと その3

2017-09-23 20:18:46 | 考える

仕事で出張に行くと、時間がある限り、食品スーパーに立ち寄ることにしています。それぞれの地域の農林水産物の特徴がわかって勉強になりますが、それよりも、興味深いのが、「だし」と「調味料」と「漬物」です。

「だし」は、地域性だけではなく、周辺のライフスタイルによって品揃えが左右されるものだと思いますが、昆布、削り節、いりこの陳列棚の店舗全体からの割合や、だしの棚のなかの割合が、地域によって違いがあって面白いものだと感じています。

「調味料」は、もっと面白く、地域による差が多い食材です。福井県大野市の食品スーパーで、お酢の一升瓶がエンド陳列しているのを見てとても驚きました。

「漬物」は、地域の食文化の伝統を示しているもので、特に葉物の漬物は在来の葉物を使っていたり、海の近くでは野菜と魚介類を合わせた漬物だったりと、一見全国どこでも同じような棚のなかに、個性豊かな商材が隠れています。

地域の商材に興味が集まり、今は「だし」ブームでしょうか。

コレド室町のにんべん日本橋本店「だし場」が端緒でしょうか、このコレド室町では、改装拡大後、奥井海生堂、茅乃舎と、うまみ文化が広がっています。

東京駅のグランスタ4期エリアで、茅乃舎が東京駅地下丸の内口の改札前に店舗をもち、その1で触れた大宮駅のアコメヤのレジ横には、「アコメヤの出汁」という小冊子が置いてあります。

うどんチェーン店に行ったとき、枕のようなだしパックでだしを取っているのをみて、驚いたこともあります。

その一方で・・・

食品スーパーに立ち寄った時、品揃えだけでなく、そこのお客様が何を買っているのかにも興味があります。

先日、首都圏の郊外都市で大手食品スーパーチェーンに立ち寄りました。カット野菜の品ぞろえのすごさに圧倒されて、すれ違うお客様が買うものをみていると、トマトとレタス以外のカット野菜ではない野菜を買われている方にほとんど出会うことが出来ませんでした。偶然かもしれませんが。

過日、経済産業省のミニ経済分析「平成28年小売業販売を振り返る」を見ていたら、ドラッグストアの商品別売上構成比の中で、もっとも多くを占めるものが食品、さらに、売り上げの増加にもっとも貢献したものが食品。

そのドラッグストアの店頭の食品は、アルコール類が多くそれが貢献しているのでしょうが。食事に関するものも無視できない。その商品は、ナショナルブランドの、さらに一般的なもの。

「だし文化」という「こと」商品と、簡便性と価格志向という「もの」商品が、同じ消費者の異なるニーズに対応しているのだとしたら。あるいは、全く異なる消費者を対象としているのだとしたら。

経営資源を持つ者は、高度な情報技術の活用などにより、半歩先を読むツールを沢山持っているのかもしれません。

けれども、持つ者であっても、持たざる者であっても、街角に立ち街角から見ること、見る視点を増やすためにより多くのものを直接見ることが大切だと思います。

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写真は、群馬県の館林市にある日清製粉の製粉ミュージアムの庭園の写真です。菩提寺が館林にあり、昨年のお盆にお参りに行った帰りに立ち寄りました。昨年のブログにも書きましたが、頭が整理できないくらい、展示にショックを受けました。自らの経営資源を最大に生かして、最先端の情報を収集し、きちんとした仕組みを作って事業を行うすごさは圧巻でした。
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「食べるものこと」について街角から感じたこと その2

2017-09-18 00:02:01 | 考える

一昨日、母と買い物に行き、昼に飲食店に入りました。

ずいぶん前から、母の好きそうなランチメニューがあったので、一度一緒に行きたいと思っていました。

店舗に入ると、少し雰囲気が変わっているように感じました。内装、メニューはそのままだったのですが、注文方法は、自分でタブレットを操作するようになっていました。

雰囲気が変わったのは、威勢の良い声が、聞こえなくなったこと、明らかに接客の人が少なくなったからのようでした。

タブレットの画面の中、サービスのところには、お茶もありましたが、タイミングよく、声をかけてもらいおかわりを頂き、気持ちよく食事を終えることができました。

人件費と採用コスト(さらには「注文まちがい」など、人的ミスによる損失まで含まれているかもしれません)と、タブレットによる注文システムの導入・ランニングコストを秤にかけた結果、ということだと思いますが、明らかにサービス品質は向上しているように感じました。

その時、一度のことですが…

さて、

6次産業化に関わるようになって、15年ほどになります。当時は、農山漁村の起業活動と言われていました。

最初に、「手間をかけて」「手作り」が、美化されていることに違和感を覚えました。

これは農業分野に留まらず、「食ビジネス」の各段階で、そして、他の業界でも、比較的小さな組織を支援するときに感じることです。

もちろん、それは、差別化になり、消費者に向けたアピールになります。

けれども、その言葉が、結果として、自ら捨てられないこだわりを抱えてしまったり、採算度外視に繋がってしまっては、事業の継続性が危ぶまれます。

そして、必要なところに必要な器具や機械を導入しないと、不完全行動をとってしまい、思わぬ事故にもなりかねません。

先日、テレビを見ていたら、農作物を加工する施設が映っていました。瓶詰加工のため、鍋で瓶を煮て消毒していました。鍋に丁度入るような取っ手のついたざるを使い、瓶を引き上げているところが映りました。

なぜ、その方法を採用したのか、その経緯が分からないものが否定することはできませんが、底が丸い大きな鍋をみて、別の方法があるのにと思わずにはいられませんでした。

先の飲食店のタブレット導入にあたっては、コストの問題だけでなく、「仕事の仕組みをどのようにすると合理的か」ということが前提に考えられていると思います。

IoTや、AIなど新聞紙上をにぎわしていますが、他山の石ではなく、合理的な仕事をするために、楽に仕事をするために、危険な仕事をしないために、商品・サービスの完成度を上げるために、どんな技術や方法を導入するのが良いか、事業規模や組織の能力に合わせて組み立てていく必要があると思います。

ただ、前回危惧した「食ビジネス」に関する動きによって、一時の増産に対応した施設をあわてて整備したり、「こうしたらいいよ」のアドバイスをうのみにして器具や機械を導入したりすることは、避けなければなりません。

「売上」ではなく、「利益」を考えて…

組める相手なのか、戦える市場なのか考えて…

・・・・・・・・・・・・・・・・・

写真は、5月に狭山市を歩いているときに通りかかった古い井戸です。飲料水を確保することが難しい武蔵野台地では、たてぼり井戸を掘る技術が発達する近世まで、漏斗状に掘り下げて井戸を作っていたそうです。この井戸は七曲井といって、平安時代中ごろに掘られ江戸時代まで使われていたそうです。現在の飲料水の仕組みを考えれば、ずいぶん変化してきました。目的のために、どのような技術を使うのか、豊かな時代、知恵を合わせれば、合理的な進め方ができるはずです。
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「食べるものこと」について街角から感じたこと その1

2017-09-16 17:09:22 | 考える

JR大宮駅の改札を出て、東武アーバンパークライン大宮駅に移動するのに必ず通る場所に、ユナイテッドアローズのアパレルショップがありました。

そこに、一週間前に、AKOMEYA TOKYOが出店しました。

新宿のNEWoManの店を見たとき、時代を映す鏡として、企画能力と出店能力があれば、できておかしくない店だと思いましたが、3店舗目が大宮に出店したことには驚きました。

都心から、時間をかけて、距離を伸ばすように、じわじわ変わってくると感じていたトレンドが、一気に飛んできたように感じました。

アフタヌーンティーのサザビーリーグの店舗業態なので、マーケティングは十分にされているのでしょう。

大宮は、普通の人が少し豊かな自分らしい暮らしをするために消費する町だと思っています。

そこで、この業態が成り立つかどうかのテストマーケティングなのかもしれません。

この、「食べるものこと」の風が変わってきたことについて、私なりに、考えていることを何回かに分けて書いてみたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は、ファーストキャリアの食品メーカーでリテールサポートの仕事をし、中小企業診断士としては、多様な業種の支援をしていますが、食に関しては、土の中から口に入るまでの業種の経営全般の支援をしています。

ちなみに、大学で勉強したので、管理栄養士ですが、ペーパー資格です。

食べるものの商品開発をお手伝いさせて頂いて、賞が取れたり、売れる商品になったり、ということをいろいろと経験してきましたが、自らトレンドを創るというよりは、トレンドを読み解いて、半歩先の商品作りを手伝い、それがその組織の経営全体に貢献することが私の仕事だと考えています。

ですから、各種媒体や、展示会、そしてなにより街角から感じることを大切にしてきました。

「もの」から「こと」へ、という言葉は新しくて古い言葉です。ものを揃えるという生活から、生活のスタイルの中にものを埋め込む、ことがら消費へと変化する。そう考えて幾多の業態が生まれ消えてきました。

デックス東京ビーチが、20年ほど前に開業したとき、「複合店舗」という名称の、アパレルと食の合体した店舗が軒を連ねていました。地ビールの醸造所とレストランもありました。

現在は、客層に合わせた変化があり、当時の雰囲気はなくなってしまった気がします。

けれども、ここ数年でそのときの風が、洗練されて戻ってきました。

雑貨を取り扱う展示会(ギフトショーやインテリアライフスタイルショー)などでは、消費期限の長い、おしゃれな食品が並んでいます。

そして、それがならぶ店も増えてきました。もちろん、大宮でも。

(余談ですが、地ビールがクラフトビールとなり、ここのところ増えてきていますね。)

さて、そこで、考えてしまうことがあります。

こういった「こと」消費対応型の商品には、需要が増えてきました。

もちろん、商品の原材料や商品そのものの成り立ちがきちんとつたわること、作った人の思いが伝わることが大切なのは言うまでもありません。

ただ、「この市場の大きさはどのくらいなのだろう」、「反復購買をする商品なのだろうか」、「大きな会社が入ってきている市場でどう戦うのか」、と。

風を読み間違えないよう、風を読み間違えてもそれに気づくよう、風を読み間違えても決定的にダメージを受けぬようにしていかなければならないと、勝手に神経をとがらせています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※写真は、北陸鉄道の余呉駅で7月に撮った写真です。特急が不通で、各駅停車で差し掛かった時です。特急から見える風景がとても綺麗だったのですが、スピードが速く、シャッターを押すことができずにいました。ビジネスマンが何人もシャッターを押していましたから、そう思っていた人も多かったのかもしれません。今の「食べるものこと」についての関心も、この風景で心が豊かになるのと同じ気持ちから来ているのかもしれません。
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ならわぬLIVEseason2のアンケートについて

2017-09-15 22:28:33 | 探す

「ならわぬLIVEseason2」を10月22日日曜日、10:00~17:00に3session開催する予定です。
昨年度から取り組んでいて、昨年度は計10session開催しました。
今年は7月に3session開催しました。
テーマだけですが、アンケートに記載して、興味のあるものを教えて頂くようにしてあります。


自社事業は、社会の動向や、情報収集したものをいかして、新しい考え方や、掘り下げ方を考えて取り組んできました。
毎回異なる切り口と、現場で感じたことを直接取り込んで、新たな情報を加えて取り組んできました。

こんなテーマで…と、企画を練ったものもあるのですが、「新しい考え方や、掘り下げ方」のために皆さんのご意見も頂きたいと思いました。

そこで、Google Formsの力を借りてアンケートを作成しました。

こちらにアクセスしてみてください。

なお、アンケート期間は本日から2017年9月22日までです。

忌憚のないご意見を頂けると幸いです。
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福井県「6次産業化新商品開発研修」実施にあたって

2017-09-13 10:57:21 | 考える

福井県の6次産業化に取り組まれている農林水産業者向けの研修会を運営します。

企画提案を採択頂きました。

福井県は、「こしひかり」のふるさと、今年は新ブランド米「いちほまれ」の発売など、美味しい米をはじめとした農産物だけでなく、海産物にも恵まれたところです。

福井県の6次産業化とのご縁は、10年前になります。
在来農産物の活用や、福井県ならではの加工技術を活かしたものなど、多様な商品、多様な営業形態のものがありました。
また、企業組合による組織化の先進県で、地域での存在感の高い法人が多数育っていました。

特に大野市には、3カ年研修事業で関わらせて頂き、本醸造の酒、醤油、酢の蔵が並び、美味しい水で育てた美味しいお米を美味しい水で炊いたごはんの美味しさを味わい、豊かな食をより多くの方に知ってほしいとの思いを持っています。

つながりの中から、世界醤油カツ丼機構という福井に新しい食の風を起こした団体の末席に加えさせて頂いて「埼玉支局情報広報部ディレクター」という役職があります。

福井県内の、6次産業化に取り組む農林水産業の方のお役に立てる研修を実施してまいりますので、ご興味のある方の参加をお待ちしています。



申し込みは、FAXまたは、E-mailにて、9月29日までに、

申し込み内容記入の上、福井県農林水産部食料産業振興課6次産業化推進グループあてお申し込みください。
FAX 0776-20-0649
E-mail shokusan(a)pref.fukui.lg.jp
 ※(a)を@に変えてご送信ください

■申し込み内容

貴社名(ふりがな)

代表者 役職 氏名

参加者 役職 氏名
(代表者が出席される場合も参加者氏名をお書きください)

連絡先
 郵便番号
 住所
 電話
 FAX
 E-mail

経営内容(栽培品目 栽培面積 既存の加工品などご記入ください)


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