先日、日経ビジネスの整理をしていたら、昨年の4月号を見つけました。
「ドキュメント 水俣発 地球再生 環境先進都市が生まれた」
4大公害病といわれた、水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく・・・
公害病ではないけれど、カネミ油症、森永ヒ素ミルク、サリドマイド中毒・・・
白黒のニュース映像が脳裏に焼きついている。
読んでみれば重い50年。
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■チッソ社長の教訓
①科学常識を過信してはならないこと
②起きた結果の前ではいかなる弁明も通用しないこと
③法的な判決を上回る大きな補償責任を負うこと
④絶対に公害を起こしてはならないこと。一度起こせば企業にとって命取りになること
■徳富蘇峰の予言
「水俣は昔から、人情に厚く住みやすいところで肥後の楽土だった。(チッソがこの地に誕生し)工業地または商業地として栄えることは喜ばしいことだ。けれども、その物質的な進歩には必ず精神的、心霊的な進歩を伴いながら調整していく必要がある」
(いずれも、日経ビジネス2007年4月30日号)