KONASUKEの部屋

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クロミミキリガ20210401

2022年02月01日 | チョウ目
クロミミキリガ。
擦れているのか、斑紋が不明瞭ですが。
亜外縁線の前縁側・内側と、中央付近の両側が暗色影になっています。
また、腎状紋の後縁側が黒っぽい点でも、クロミミキリガと思われます。

①前翅亜外縁線:淡色
内側に暗色影
内外に暗色影
前縁付近で折れ曲がる
②腎状紋:淡色で縁取られ、全体に暗色
後縁側がグラデーションがかかったように黒色

分類:
チョウ目ヤガ科ヨトウガ亜科
翅を広げた長さ:
30~38mm
※虫ナビ30~38mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
3月(暖地)~6月(寒地)(年1化)
蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・花の蜜など
幼虫・・・サンカクアカシア、エノキ、コナラ、リンゴなど各種広葉樹の葉
その他:
春キリガ。
全体に淡色。
(ホソバキリガは白っぽくならない。)
前翅の色調は淡褐色~暗褐色まで変異が大きく、ブナキリガ、クロテンキリガ、ホソバキリガとしばしば混同される。
ヨモギキリガ、ミヤマカバキリガなどにも似る。
前翅内・外横線は黒点列だが不明瞭で、消失する個体も多い。
外横線は緩やかに湾曲する。
(クロテンキリガは尖り気味に膨らむ、又、翅頂が尖る。)
亜外縁線は淡色で、前縁の下方で小さく角をなして屈曲し、以下後縁までは、ほぼ円滑に外縁に平行して走る。
(ヨモギキリガ、ブナキリガは前縁で折れない。)
前縁付近で内側に暗色影があり、M2脈付近で暗色影に挟まれる。
(和名の由来だが、ない個体もある。)
外縁部に黒点列。
環状紋は淡褐色の縁取りがある。
腎状紋は淡褐色の縁取りがあり、通常全体に暗色で、その後縁側はグラデーションがかかったように黒くなる傾向。
後翅にC字型の紋がある。
(カバキリガ、ミヤマカバキリガ、カシワキリガなども同様。)
♂の触角は両櫛歯状、♀は糸状。
(クロテンキリガは♂両櫛歯状♀鋸歯状、カバキリガ、ヨモギキリガ、ミヤマカバキリガ、ホソバキリガ、ブナキリガは♂鋸歯状♀糸状。)
灯火に飛来する。
発芽前に羽化、枝幹に卵塊で産卵。
幼虫は緑色で、葉を綴って摂食する。
終齢幼虫の体長は約30~35mm。
土中で蛹化する。
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
農研機構
渓舟の昆虫図鑑
蛾色灯。
北茨城周辺の生き物
YAMKEN明石の蛾達
北河内昆虫記
センスオブワンダふるイモムシケムシ
センスオブワンダふるイモムシケムシ
富山県産蛾類博物館
K'S LIFE LIST
あおもり昆虫記
フォト蔵


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