KONASUKEの部屋

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ニイニイゼミ初鳴き220619

2022年06月20日 | カメムシ目
昨日(220619)、短時間ですがニイニイゼミの初鳴きを確認しました。

例年より10日ほど早く、昨年よりは5日遅い。
これまでの初鳴きの記録をさらってみると・・・
2014年・・・7/1
2015年・・・メモなし
2016年・・・6/30
2017年・・・7/3
2018年・・・6/25
2019年・・・7/1(先に姿を確認)
2020年・・・6/29
2021年・・・6/14

まぁ、昨年は全ての動植物の出現が早かったので、あまり参考にはならない可能性が高いのですが。
今年は必ずしも季節の進行が早いワケではなく。
にも関わらず、例年より観察が早いということは?
やはり出現が早まる傾向にあるのでしょうか?
ちょっと心配です。

分類:カメムシ目セミ科セミ亜科ニイニイゼミ属
全長:♂♀とも20~26mm、翅端まで32~40mm
分布:全国
   平地~丘陵
成虫の見られる時期:6~9月初旬
          幼虫で冬越し
エサ:木の汁(サクラ、ナシ、ビワ、柑橘類、マツなどを好む)
その他:日本産の蝉としては珍しく、前翅に斑模様がある。
    体の模様は個体差が大きい。
    「チー」と連続して鳴き、抑揚がある。
    梅雨明け頃から鳴き始め、雨や曇りでも鳴き、日中鳴き続けることもある。
    比較的、木の低い位置に止まる。
    サクラ、マツなどの幹に多く止まる。
    果樹園で大発生することもあるが、果実から吸汁することはない。
    所謂「おしっこ」は、腹の先を横に曲げ、翅を少し持ち上げて排出する。
    北海道では稀。
    東北地方では少なかったが、温暖化の影響で増え始めているとの報告もある。
    ニイニイゼミ属は世界に広く分布するが、ルーツは南アフリカと言われる。
    有名な芭蕉の句「閑さや岩にしみいる蝉の声」は、地理的・時期的に言ってニイニイゼミである可能性が高いとされる。
    ♂は近くに止まった♀に、交尾誘導音を出しながら、後方から歩いて接近する。
    前脚で♀の翅を数回たたく。
    拒絶する場合、♀は歩いて逃げる。
    ♀が逃げなければ、♂は横に並び、後ずさりして交尾の姿勢をとる。
    卵期は40日型。
    幼虫は体に泥をまとっているが、どういう仕組みなのか、詳細は不明。
    幼虫は湿った土を好むため、木の下草が刈られ乾燥すると生育出来ない。
    ただし、2008年以降、都市部で復活傾向にあると言われており、乾燥に対する耐性を身につけつつある可能性がある。
    幼虫期間は野生では2~3年?
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400①(文一総合出版)
   検索入門セミ・バッタ(保育社)
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   アウトドア図鑑
   セミの家
   しずおか みんなの しぜんたんけんてちょう
   ’95身近な生きもの調査
   バイオーム
ほか

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