


前回お邪魔した夜間開放のときは 「思政門」 は閉ざされ、そこから先には進めませんでした。
しかし、今回驚いたことに観覧できる範囲が広がり、警備員の方たちも増員されて、
ほぼ景福宮内を自由に歩けたことです。
私は 「慶会楼」 の東側から入りました。

三門の形式をとる 「嚮五門」
ここからは、王様の生活空間が広がります。
王様が行き来するために、門は3つあり、閉じてある場所が王様だけが通ることのできた門ですね。

「康寧殿」
王様とお妃様のプライベート空間で、こちらは主に王様が休憩したり読書をしたり臣下たちと議論したり…
王様のプライベートな生活の場所なので屋根に棟を置いていないのそうです。
棟は龍を意味し、1つの建物内に二匹の龍は必要ないという意味と
王様の命を狙う刺客が屋根の上に隠れにくくした意味もあるとのことですよ。

一応立ち入り禁止区域には、ロープが張ってあり、警備員の人がいるので
迷い込むことはありませんが、こんな殿と殿の間の路地にも観覧客は大勢行き来していましたよ。

「思政殿」
王様が日常的な業務を処理していた執務室だったそうです。
王様を象徴する龍の壁画がとても迫力があって印象に残っています

「思政門」 も王様が行き来するために、真ん中の門は従来なら王様のみが通過を許可される門でした。

「思政門」 から 「勤政殿」 の前広場に出てきました。
ビルが立ち並ぶ大都会の真ん中に位置する景福宮。
今と昔が交差している不思議な空間です。

「勤政殿」 も日の高い昼間に見るのと、このような夜間に見るのでは
まったく趣が違いますよ。

韓服を着ている人が多いので、一体いつの時代にいるのか錯覚に陥り、
不思議な気持ちがする中で、遠い昔に思いを馳せます。
このだだっ広い空間で、寒くはなかっただろうか…
そして、このだだっ広い空間で、敵からどうやって身を守ったのだろうか…
【2016年第4回目 景福宮夜間特別観覧 (2016년제4회차 경복궁 야간 특별 관람)】
ソウル特別市 鍾路区 世宗路 1-1 (서울특별시 종로구 세종로 1-1)
※ 休館日 : 火曜日
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