


【韓方医療観光活性化視察旅行】
慶州に来ているのに、その半日以上を韓方病院で過ごすという珍しい経験をして、
再びバスに乗り込みます。
これから慶州の文化遺跡を見て回るとのこと。

バスが路地を走ると目に付く、笹が飾ってあるお家。
そのお家には決まって玄関に卍の文字が掲げられてあります。
これは、巫堂 (ムーダン) と呼ばれるご祈祷や占いを行う家だそうです。
「この辺りには、この占いの館が多いんですよ」 とガイドさん。

そうこうしているうちにバスは、広さ約12万5400坪の敷地に
23基の古墳が集まっている 『大陵苑』 にやって来ました。
どちらが入口で、どちらが出口なのか分かりませんが、今回は 『天馬塚』 に近い入口から入りました。

そして、古墳全体を見学せず、

一目散に 『天馬塚』 へ。
とにかく、入場できる時間に制限があるので、ガイドさんは私たちに少しでも多くのものを
見せてくださろうと無駄は端折ってポイントを絞られている様子。

この古墳からは白樺の皮に絵かれた天馬図が発掘されたので 「天馬塚」 と呼ばれるようになったとか。

大陵苑の中で唯一内部を公開しています。
内部には11,526点の文化財と王冠が復元されており古代の王の華やかな生活の様子を
うかがい知ることが出来ます。

尚、この古墳内に飾られている品は、レプリカだそうです。


出口付近に 「天馬塚から出土した実際の遺物は 国立慶州博物館でご覧になれます」 と
案内がありました。 チャンスがあれば是非 『国立慶州博物館』 も合わせて訪問されるといいですね。

去年のちょうど同じ頃に、こちらにお邪魔していますが、
もう少し紅葉が残っていた記憶があります。 ほぼ枯れ葉になっているので、今年は寒いのかな…

新羅古墳の中でも規模が最も大きいと言われている 「皇南大塚 (ファンナムデチョン)」
東西の長さが80m、南北の長さが120m、高さが25mもあるそうです。
南側が男性の墓、北側は女性の墓で、夫婦の墓ではないかと聞きました。

バスに戻れば、ガイドさんからの嬉しい差し入れ。
こんな気遣いに癒やされます。

あともう一箇所、入場時間内に滑り込めるか~っ、キサニムよろしくお願いします!
【大陵苑・天馬塚 (대릉원・천마총)】
慶尚北道 慶州市 皇南洞 89-2 (경상북도 경주시 황남동 89-2)
年中無休 9:00~22:00
入場料 : 一般 2,000ウォン
ポチっと押して頂くと皆さんには何もありませんが、しゃかしゃか母がHappyになります

