


先ほどの 『福美人酒造大黒蔵』 の東側の交差点を左 (北) に折れると、
正面にJRの線路をくぐる地下道がありました。
地図で調べると、そのまままっすぐ行けば 『安芸国分寺』 に着くはずです。

人気がないと言えばない…
でも夜じゃないから大丈夫そうです。
と、思っていたら、向こう側から犬を連れたおじいさんがやって来て、トンネル内ですれ違いました。

トンネルをくぐると、すぐに 『安芸国分寺』 はありました。

国分寺は、奈良時代に聖武天皇によって全国に建立された寺院だとみなさんもご存じですね。
安芸国 (現在の広島県の西部地域) では、この国分寺が 「西条」 に建立さたそうです。

仁王門をくぐります。
もう、なんとも言えない懐かしい気持ちが胸いっぱいに広がりました。
田舎のおばあちゃんの家にも、土が固められた土間があったっけ。

一通りお参りを済ませて、この道中が無事であることをお願いしました。
重要文化財に指定されているんですね。
お堂を撮るのは、罰が当たりそうな気がしたので、写真には残っていません。

でもどうしてもこの仁王門だけは、離れがたいものがあって、
失礼して1枚だけ写真に収めさせてもらいました。
人っ子1人としていません。
静寂に包まれた境内の中に1人でいると、どこかにタイムスリップした気分になりました。

来た道を戻ります。

今度はトンネル内を誰も通りませんでした。
山陽本線を走る列車のゴトンゴトンすら響きません。
ここを通る列車は1時間に何本あるのでしょう。

トンネルをくぐり抜けると、酒蔵通りのレンガの煙突が見えて、ほっとしました。

列車の通るレールの音がしたので、振り返ってみると、
ちょうど貨物列車が通り過ぎていくところ。

酒蔵通りの北側でまだ見学していない箇所があることに気付き、そちらに向かいます。
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