食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、ローマ市内観光Ⅱ』

2013年11月14日 17時04分53秒 | 旅行

昼食はローマ市内にあるレストランが予定されていた。バスの駐車場から徒歩で向かう

がどうみても繁華街ではなく雰囲気は工事現場に近い。10人ほどの列の先頭が地下に

下りていき、私たちも付いていくとそこはレストランになっていた。壁は石垣のようになっ

ている以外、普通のレストランと変わりなくテーブルと椅子が並べられている。

つまり、この店は遺跡を改装したものだった。原型を残したままという条件付きだろうか、

遺跡の活用方法としてはかなりユニークだ。

これは遺跡の上に都市が出来たローマならではのアイデアか苦肉の策なのか、いずれ

にしても日本なら個人に許可されないのではないかと思った。イタリアで古いと言えば何

百年以上のものでないと、その部類に入れて貰えないと言っていた。しかし遺跡となると

紀元前なんてこともあり得るが、レストランは何時ごろのものか説明はなかった。

この日のパスタは私たち夫婦にとって初めてのラザニア、幅が2cm、長さ10cmくらいのパ

スタ。日本の「蕎麦がき」の変り種のようなパスタだ。材料の小麦粉の味が残るため薄いソ

ースだと粉っぽいものになってしまいそうだった。この日まで、毎食パスタが出てきたがパ

スタの種類、ソースは異なるため飽きることはなかった。尤も、私たちは家ではパスタよりラ

ーメンかうどんの方が圧倒的に多く、しかもパスタソースは市販の限られたものばかりだか

ら、今回の旅行でパスタ開眼といったところだ。お土産に色々なパスタを購入したことは言

うまでもない。バスで移動中に「ローマの休日」で有名な真実の口を車窓越しに見ながら、

向かう先コロッセオはローマを代表する遺跡の一つだ。私たちは外から見るだけの観光だ

ったが入口から内部を見ることができた。すると中から大きな声でしゃべりながら数人の団

体が出てきた。どうも中国系で周囲のことにはお構いなし、場の雰囲気で自分たちが浮い

ていることにすら気がついていない。以後の他の海外でも同様のことを何度も経験をしたか

ら、中国系の人は大きな声で話をするとインプリントされてしまっている。コロッセオは風化

によりかなり傷んでおり修理を続けているそうだ。ただの娯楽のためにこんな大きなものを作

らせた時の権力者の力を見せつけられる反面、庶民の苦労は大変だったろうと気の毒に思

えた。私たちは観光気分で、コロッセオをバックに記念写真を撮る身分、何かの間違いで私

がコロッセオを作る側にいたのかもしれない。


『病院』

2013年11月14日 17時03分43秒 | 日記

今日、インフルエンザの予防注射を受けに出かけた。何度も来ている場所、先週も検診

で来たばかりだし、来週も検査で出かける予定だから特別な思いが浮かんでくることはな

いのに、何故か待ち合わせている時、受付や人が行きかう

様を見ていて改めてその多さに驚いた。

何かを患ったり調子が悪いから病院に来ている訳だから、程度に差こそあり如何に多くの

人が病院を必要としているか、という事になる。私事に当てはめれば先週、定期健診で来

て今日、来週はCT検査と今月だけで3回も来ているが、これは特別に多いことで、通常だ

と定期健診で年4回来ている。

松江市の人口は約20万人、だから1年に1回しか受信しない場合でも毎日560人が病院を

訪れる計算になる。祝祭日を除けばもう少し多くなるが、これを市内の病院全てで賄うとし

たら1病院当たり患者数はそんなに多くないのかもしれない。患者の多少はどういう基準で

見のが正しいか分からないが、これを負担する医療費の面からみると、国保にしても健保

にしても毎年、保険料を値上げがあるほどひっ迫している事からすれば、やはり多いとみる

のが正しいだろう。

さてインフルエンザの予防注射は予約制だったから、長らく待つこともなく受けることができ

た。年寄りが多いのかと思っていたら、子供や若い人の方が多かった。今シーズンのインフ

ルエンザは何型が流行るのか?

願わくば、予防接種した型でいって欲しい。


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