『炭焼きの一日』
今季2回目の窯入れの今日は、先日の木炭が出来上がっているので窯から出した後
に始めた。ここの窯ではカシの木を中心にしており、メンバーの風潮からするとブナ・ナ
ラなどの木でもいい炭になるのに、これらは格落ちの扱いにされてしまう。
焼き上がった炭の重さを比べるとカシの方が明らかに重いし、火の持ちはもカシの方が
長いから格が上であるのには違いないにしても、一級品と二級品のような大きな差はな
いように思う。ブナなどの炭は火が柔らかいと好む人もあるし、炬燵や火鉢で使うような長
時間の火持ちは要らない用途には重宝される。
前回の窯には十分のカシ材が入っており、炭木は勿論のことその上に乗せる枝木も殆ど
がカシで、出来上がりは、とても良かったように思う。新しく窯入れする材料は山から切り出
し、炭小屋まで運び機械で割ってあるので、窯の手前の方に入れる雑木の準備をするだ
けで窯入れが出来る。炭出班と雑木班に分かれ並行作業は、昼の2時間の休憩を挟み午
後4時頃に終了した。
23日はこのグループのレクリエーションで岡山方面のバス旅行がある。窯の温度管理
が要る時には何があっても手抜きは出来ないが、このレクは丁度いいタイミングで出掛けら
れそうだ。
『ACアダプター』
最近の小型電気製品は装置内に電源を持たず、ACアダプター電源?が外付けになってい
る。小型製品を買うたびにACアダプターが増える。電源が装置内に組み込まれていると、そ
んなことを思わない。内蔵だろうが、外付けだろうが電源は必要だから、そんなことに目くじら
を立てなさんな、これも正論。
電話機のように常時、使っているものは別として、PCの周辺装置、ゲーム機の充電器、携帯、
掃除機・・・・・そんなんでアダプターは何個ある?どれが何用か分かりますか?
そして、出力が5Vでも接続口のサイズは2~3種類あり共通性なく作られている。中には特別
な接続形態をとり、他社のものと共通性を持たせないようにしているものもある。
ACアダプター、つまり電源装置のような共通性のあるものは、製品規格を統一したものにし
て、製品購入時にアダプター購入の選択できるようにするのも、エコの一一つだ。
使っていたものが故障して廃棄する際、正常なアダプターも一緒に廃棄し、新しいものを買う
と、またアダプターがついてくる。『Mottainai』の精神はこうした時にも発揮して欲しいものだ。
かつてビデオの世界でVHSとベータが熾烈な規格争いをした。携帯電話は世界中の企画争
いも継続中。利害がぶつかり合うと、ユーザーの利便を忘れた争いになるのは過去が証明
し、それがこれからの道も同じだと暗示しているのだろうか。