食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『彼岸花』

2012年09月17日 17時41分03秒 | 日記

この辺りでも稲刈りが真っ盛りで、あちこちの田んぼで稲刈りが行われている。

米の種類で刈取りの時期に差がある。以前は断トツでコシヒカリだったが、改良

された絹むすめ、花越前などが取って代わろうとしている。

近年は機械化で刈取りと脱穀を同時に済ませる傾向にあるが、八雲町では

人の小規模農業だから、昔ながらの天日干しをよく見る。

我が家の米は、天日干し、もみをつけたままの状態で保存し、食べる時に脱穀、

精米するから、いつも新米のように美味しい。こんな米を食べるから麻痺して、

こんなものだという贅沢な舌になってしまっている。

脱線したが、秋の風景を探し写真を撮っての帰りに彼岸花を見つけた。

川の向こう岸に咲く彼岸花が草に負けて、見ることができないから、今年こそは

彼岸花が一番になれるようにと、あのくそ暑い中の草刈り。その甲斐があり、彼

岸の入り前に赤い花を見せてくれ始めた。

この花は、土の中からいつ出てくるのかさっぱり分からない。彼岸ころになると、

ちゃんと花を見せる。その過程を見届けることも、草刈りの目的だった。彼岸花

は茎の先端に花芽をつけものが土の中から出てくる。それがスーッと成長し30

cm位に伸びて赤い花を咲かせるのだった。

草刈りをした川辺には数か所にわたり、小さな群落ができており、これが拡散さ

れれば、彼岸花の集落になるかもしれない。花の色が余りにも鮮やかなので、

毒々しいと嫌う人もいるが、時節をよく心得た花だ。

               土から出てき茎+蕾

              


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