食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

すい臓がんのシンガポールママ

2012年03月23日 21時59分07秒 | 癌のこと

 2007年、この町で開かれた『八雲国際演劇祭』にシンガポールから参加し

た、 さんは私たちの家で1週間ほどホームステーした。縁あってのこと、そ

れからメル友 になり、私たちはシンガポールに行き再会し、家へも訪問した。

 彼女はいつも私を『otousan』と呼び、妻を『Michie san』と呼ぶ。つながりは続

き、 私が癌で手術した後に仕事で来日することになった。その足でわざわざ

の見舞いに八雲まで来てくれた。そんな律儀ないい娘さんだ。そして何より

もとても親孝行。

 家を訪問した時に色々ともてなして下さったお母さんが『末期のすい臓がん』

と診断された。私が慰めの言葉を持つはずもない。だが、気丈になるしかない

ら空元気で励ます。

 彼女たちには強い信仰がある。その総本山は日本にあり所謂、巡礼はとても

要な意味 を持っているそうだ。お母さんは重篤な状況なのに、それをおして

礼に行かねばとの 思いで一杯。昨日、全てを賭けてでも総本山への巡礼を

択したとメールが届いた。

 私たちは、その際には出かけて総本山で再会したいと伝えていたし、行く手筈

を全て整えていた。本当に、来日していいものか悩むところ、私たちと再会する

約束が反古になるかも知れないと、心配して電話をかけてきた。

 粗方のことは分かったが詳細は分からなかったが、後のメールで全てを理解し

た次第。国は違えど、親が子がそれぞれのことを思いやり、他人でも思いあう

ことは人として外 してはならないものだと思う。

 そんなこんなで来週、シンガポールの娘と母に会いに行くことになった。


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