食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

外は冬に逆戻り

2012年01月04日 22時33分48秒 | 日記

朝から小雪混じりで時折、薄晴れもあったが午後には本格的な冬に逆戻り。

薪ストーブにあたりながら、今日もホームページ作りの復習。今も一応、公開

ているHPは更新なしの化石になりかかっているので、それをリニューアルしよ

うと頑張りかけている。

Back up Fileはもうないし、新たに作り替えないと更新すらできないが、HP 

builderの操作も怪しい。そうしたことは、そっちに置いたままにしてblog

を始めてしまい・・・・・・老体にムチを打ちながら頑張れ !

     

 囲炉裏に火をいれる   外はあっという間に冬

 

『手術を受ける患者は何も知らない』

患者は、麻酔をかけられてしまうので何が起こったのか、何があったのか聞か

れても何も知っちゃいないのだ。術後はICUで暫く過ごす。

『貴方の場合は、喫煙期間が長いから、肺の回復に問題があるかもしれない、

痰が切れないなど。だからICUでの治療は長くなるかもしれない』と言われてい

た。私の心配は酒も結構、飲んでいたから麻酔が効くのだろうかとの素人考え。

実際、脊椎への注射、麻酔をかけましたと聞いたのに、意識はもうろうとする兆

候はなく、しっかりとしているではないか。

これでは・・・・ひょっとして・・・・・麻酔が効かないままメスを入れることになるの

ではと、心配する。そんな馬鹿なことがあるはずはない。暫くするとモニターの

パルス波がピッ、ピッ、ピッ、ピーーーーと動作終了を示すように、以後のこと

は何も覚えていない。夢も見ていなかった。

何か声をかけられうつら・うつらの返事をしたのは、3日後のことだった。看護

師さんが何か音楽を聞く?と聞いたら『Beatles』と答えたそうだが、本人は余り

覚えていない。意識が割と戻った時の開口一番は『手術は終わった?』、様子

が分からないし痛みがある訳ではないから。

少し経てば、口やら身体が管だらけになっていることに気づき、手術が終わっ

たことを知る。手術は成功したらしいが、摘出されたがんは妻と娘が説明を受

けているので、これも患者は知らない。患者は、ただ、ただ術後の治癒に専念

するのみ。

傷口は痛むこともなく、ただ口に刺さっている呼吸器が喉に触れて違和感があ

る程度で、その他の管も苦痛ではなかった。生まれて初めての手術だったが、

何もわからない、知らないのが幸いした。結局、ICUには4日間お世話になり

一般病棟に移った。

開胸,開腹手術で云々と書面と共に説明を受けていたが、全て上の空で後に

なってから大きな手術だったのだと知る。



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