今年初めての稽古。なかなか皆さんからはやる気がうかがえました。
なんといっても、演出からの指示で台詞の言い回しなどを直して、一人ひとりがぐっとうまくなっていくのが、とてもいい感じでした。台詞は、ただ話すだけではなく、言葉の裏に隠された、その登場人物の裏の面も表現する重要性を、今日はわかってもらえたような気がします。
今日は、裏方との話し合いも持ちましたが、裏と表と両面で動くことは不可能に近いということが実感されました。話し合いの途中で演出に行ってしまって、舞台監督と、美術さんにはもうしわけなかったと思います。
さて、役者はあと一人。なかなか見つかりません。今日いらっしゃった、みっちゃんの兄。突然半立ち稽古に参加させても、なんとも台詞が立つこと!ついに鯛を釣上げた!と、思ったのですが、東京在住だそうで、残念でした。なかなか、最後の一人が見つかりません。
次回の稽古日には、私は仕事で山にこもらなければならないので、行けません。まずは、今日の続きから舞台を通してみてください。振興局の二人の方がお見えになったら、『ヨダが来る~。』の、シーンをやってみてもいいです。
舞台は演出が創るものではありません。演出はコーディネーターであって、舞台を創りあげるのは参加者一人ひとりです。芝居全体の中の一こまで、『この場面は、俺が創ったんだ!』と、全員が思えるような場面がひとつずつでもであると最高ですね。