R45演劇海道

文化の力で岩手沿岸の復興を願う。
演劇で国道45号線沿いの各街をつないでいきたいという願いを込めたブログ。

ヨダが来た!

2010-02-28 21:17:24 | インポート

 岩手県久慈市、全国で一番津波の高さが大きかった1m20cmで、久慈市も一躍有名になりましたね。お見舞いのメールや電話も結構来ました。

 今日は、『久慈冬の市』などのイベントで、街が活気付いている最中に大津波警報で、商店街の皆さんは本当に大打撃で可愛そうでした。公民館イベントも兼ねて、開催されていたので、娘と街に繰り出していたのですが、娘に『怖いから早く帰ろう』と言われたので、昼前には家に帰ってきました。

 今回感じたのは、県北沿岸部は津波に対しての防災意識をもっと向上させる必要があるなぁということでした。私ができるのは、津波を題材にした舞台を書くことだけですが、近年中にそれも実現させたいと思います。

 まだまだ一時間おきにサイレンが鳴り響いています。津波による犠牲者が出ないことを切に願っています。


第25回釜石市民劇場 和の手品師 三鬼隆の軌跡

2010-02-21 22:08:08 | インポート

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 釜石まで往復6時間かけて300キロ走って、釜石市民劇場を観てきました。何年経っても、キャスト・スタッフの皆さんが笑顔で迎えてくれることには、本当に感謝します。

 さて、舞台です。

 和の手品師というのは、主人公三鬼隆が、手品のように『和』をもって、人と人をつなぐ術に長けていたという内容のものでした。

 『人と人をつなぐ術』。これは、何より今、私が獲得したいと切に思っていることでもあったので、心に響きました。

 帰り際に、衣装メイクのスタッフの方から、『今日はいかがでしたか?』と、尋ねられました。この言葉は、舞台のできばえに、かなり自信がなければ言えない台詞です。自分でダメだと思ったら、怖くて聞けないですよね。

 釜石市民劇場は、円熟期に入ったような気がします。それぞれのキャスト・スタッフが、お互いを支えあって、まとまって一つのものを創っていこうという雰囲気がありました。この一体感こそ、舞台の最高の魅力です。今宵は、最高の打ち上げをしていることでしょう。

 釜石のキャスト・スタッフの皆さん。お疲れ様でした。


山根若者の会、明日公演

2010-02-19 21:39:34 | インポート

 岩手の市町村民劇場は、がんばって演劇を演じていた青年団が、各市町村で中堅どころとなって、地域おこしで町ぐるみで芝居を始めたという地区が多いのではないかと思われます。

 定かなことは、実際に調査していませんが、それぞれの市町村民劇場には『俺も若いときは、青年会でやってたんだ…。』という重鎮が、いらっしゃることと思います。

 さて、地域の青年会での演劇がほとんど行われなくなった現在、地域に根ざして地域の伝承を演劇で受け継いでいこうという団体がなんと久慈にあります。

 『山根若者の会』

 もちろん、芝居だけでなく子どもたちの活動の支援や、地域の活動にも積極的に関わっている素晴らしい団体です。

 その『山根若者の会』が、地域の細野念仏剣舞を題材に『だましおどり』という作品を、明日、アンバーホールの小ホールで6時から上演します。

 観に行きたいのですが、仕事が終わって駆けつけても、間に合いません

 明日、アンバーホールに足を運ぶことが可能な方は、ぜひ、舞台を観てのレポートを、コメントに書き込んでいただけたらと思います。

 芝居が好きな方が久慈には沢山います。

 例えば、地域に根ざした『山根若者の会』、ライブハウスを会場に小劇場芝居を行う『座敷熊猫』の皆さん。山形村民劇場を母体に広がっている『おらほーる劇場』…。

 そんなみんなが、一つになって、久慈から大きな舞台を発信できたら最高だなぁと思っています。


内間木洞氷筍まつり

2010-02-11 14:58:33 | インポート

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 2月11日(祝)内間木洞氷筍まつりがありまして、内間木洞の洞内案内デビューを果たしました。

 洞内案内人には、昨年度の舞台『内間木モグラーズ』の執筆のための取材で講座を受けて、認定されていましたが、ほんのちょっぴりですが、やっとそれを返すことができました。

 本物のモグラーズの皆さんにもお会いできましたし、観に来た方から、『バスターズの方ですよね。』とか声をかけられました。一番面白かったのは、洞窟の中で案内をしているときに、『旧日本兵は、どのあたりに住んでいるんですか?』と、質問されました。

 案外、おらほーる劇場も定着してきているなぁと感じました。

 ちなみに、洞窟の中は、スケートリンクより寒くはありませんでした


日常でもこそろに活躍を期待します。

2010-02-08 09:24:59 | インポート

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 平庭高原スキー場まつりのチラシを見ました。何気に、おらほーる劇場の子役たちが写っていました。相変わらず飄々とした表情の『はらへったぁ』の台詞の土塊(つちくれ)。ちょっと、モデルを気取って頬杖をついている榊(さかき)。

 日常で、いろいろな場面で活躍をして、その蓄えた力を舞台に持ってくることが理想です。

 今は、私が一番蓄えなければいけない時期です。

 11日には、内間木洞の氷筍観察会のお手伝いに行きます。昨年度上演した『内間木モグラーズ 』の、実演版が楽しめますので、よろしかったら、内間木洞にお越しください。

 時間は10:30~ 11:30~ 12:30~ 13:30~ になっています。

 こむろの案内担当は10:30~です。