R45演劇海道

文化の力で岩手沿岸の復興を願う。
演劇で国道45号線沿いの各街をつないでいきたいという願いを込めたブログ。

Webリサーチ

2008-02-28 07:43:08 | インポート

 たまに、『こむろこうじ』とか、作品名で検索をして、世の評価を問うて見ています。

 昨日は、久々にこのWebリサーチをしてみました。久慈の『憑鬼の杜』を、観てくださった方が、個人のブログに劇評を書いていてくださったり、岩手の南では読めない『デーリー東北』さんの新聞掲載記事を見つけたり、舞台公演の感触よさを改めて感じました。ありがとうございました。

 また、私の作品は高校生に受けがいいことも感じたので、今年は高校生向けに一本新作を書きたいなぁとも思いました。しかし、その前に、依頼されている作品3本を書くとか、ベッカーズに新作を書き下ろすとかしろよと、自分に突っ込んでいます。


浄土ヶ浜祭り

2008-02-26 23:40:17 | インポート

 今日は浄土ヶ浜祭りにお父さんたちの読み聞かせコーナーを設置するため、どのような方策をとれば人が集まるかのアイデアを提供するために宮古まで出向きました。

 3月16日(日)には、浄土ヶ浜のレストハウスで、11:00と14:30の二回、男たちの読み聞かせを行います。参加者全員、ひげを生やしサングラスをかけてピンクのエプロンでもつけて読み聞かせをしたら、違和感あって面白いでしょうね。

 でも、舞台じゃないのでそこまではしないつもりです。

 お暇でしたら、有料道路も無料で通れるので、当日は遊びに来てください。


山田町のホールの実情

2008-02-25 07:27:38 | インポート

 山田町には、会館という形ではなく中央公民館の大ホールという形で小屋は存在しますが、公民館のホールとはいえ、キャパ700の階段席を要する本格的ホールです。

 施工業者がホール専門でなかったこともあるためか、舞台袖が上手も下手もほとんどなく、会場前列から10席目あたりまで、舞台袖の壁が見切れるのが舞台としては難点です。

 しかし、照明機器などプログラムを組める最新機器を導入(ナショナルなんです。)していたり、なかなか良い点もあります。

 ホールの維持管理、照明音響の操作は、なんと全て社会教育課の職員の手で行っているのでした。

 それぞれの小屋にはそれぞれの実態があり、良い点、問題点それぞれありながらやっているんですね。

 この小屋でも、ここまで創れるというものを創ってみたいですね。

 そうそう、山田町教育委員会の川向さんという、旧山形村出身の方とお話をしました。沢山の人に会って、街と街を繋いでいくことも、自分ができる大きな仕事のひとつだなと思ったのでした。 


義経北行伝説と踏鞴(たたら)

2008-02-23 07:10:43 | インポート

 現在、義経北行伝説と岩手沿岸の踏鞴(たたら)製鉄について取材中です。平泉が華やかかりし頃、岩手沿岸では農業、漁業の他に工業としての踏鞴(たたら)製鉄も盛んであったのではないかという仮説のもとに、義経の北行伝説を絡めながら、物語を紡ぎだすことはできないかと考えています。

 ただ、西日本の踏鞴製鉄の資料は見つかるのですが、岩手沿岸の踏鞴製鉄の資料がありません。釜石の『鉄の歴史館』に問い合わせましたが、近代製鉄の資料ならということで、久慈の『たたら館』を紹介してもらいました。しかし、現在、移転中で開館していません。実は、資料は自宅から1キロ以内の移転した中学校跡地にあるらしいのですが、やはり専門化がまとめたものでなければ、使えません。資料の収集整理って大事な仕事ですね。それと、仕事の休みの日がほとんど月曜日で、図書館などが閉館だというのも痛いです。

 岩手県知事は本年を平泉元年とし県民を挙げて平泉の世界遺産登録を盛り上げていこうじゃないかと話しておりました。時代の空気や、世の中の流れをうまく読み活動に組み込んでいくこともプロデュースとしては大事な要素のひとつでしょう。

 踏鞴製鉄についての良い情報がありましたらお寄せください。


ベッカーズアクト再始動

2008-02-22 07:30:59 | インポート

 さて、久慈の舞台も釜石の舞台もひと段落着いたところで、陸前高田のベッカーズアクト再始動の息吹が感じられるので、今日はベッカーズの歴史を紐解いてみましょう。

 青年会活動が盛んだった1994年の陸前高田市。青年会の芸能祭というものが行われていましたが、(今もやっているのかな)そこで、竹駒地区の青年会のメンバーで地元の民話劇をしてみませんかというところがスタートでした。

 1995年その青年会メンバーを軸に、陸前高田青年会の全面サポートのもと、劇団ベッカーズアクトが旗揚げされました。

 その後、活動の幅を広げ民話劇だけでなく『テレビより面白い生ドラマ』を掲げ、現代劇も上演。代表作として『ドラマのように眠りたい』等がある。(『ドラマ~』は、劇団カゼにより、久慈のアンバーホールでも上演されました。)

 本吉町劇団パルプンテや、気仙沼市青年会の演劇大会出演者、高田高校とユニットを組む活動も展開し、宮城県本吉町のハマナスホール(『気仙奇伝』)、大船渡市、盛岡劇場八時の芝居小屋(『陸奥の再生』)でも、公演を行いました。ベッカーズプロデュースで、高田高校演劇部が初演した『ロケッティ』は、作者もよくしらないまま、全国でかなり上演されています。(『ロケッティ』で、検索すると、かなり上演されていて驚きました。)

 2003年、こむろが陸前高田を去ってからは、シュールな作品に方向が移り、毎年上演を重ねてきましたが、2005年の上演を最後に、現在は休止中というところです。

 さて、ベッカーズアクトは、いったいどんな展開で再生を果たすのか、今後の活動にご期待ください。