R45演劇海道

文化の力で岩手沿岸の復興を願う。
演劇で国道45号線沿いの各街をつないでいきたいという願いを込めたブログ。

読書ボランティア研修会

2014-01-16 21:03:07 | インポート

 今期、読書ボランティアの研修会を3本行います。

 明日(1月17日)の久慈市(小久慈小学校)を皮切りに、1月22日は一戸町、2月22日は九戸村で、開催します。

 今期の特徴は、読み聞かせよりも、簡単な本の修理を重点に開催します。

 本の破れの修理の方法など勉強しました。かなりスキルアップもできましたので、良い研修会ができると思います。

 ここで、軽く、話す内容をお知らせします。 

 

 セロファンテープで本の破れを修理するのはやめましょう。数年経てば、セロファン部分がパリパリになり、糊部分が黄土色に変色してしまいます。セロファンテープは、あくまで仮止めに使うものだと思ってください。

 

 値段は2倍ほどしますがスコッチのメンディングテープなら、照り返しも無くて劣化も少ないのでおススメです。

 できれば、ボンドとのりを5対5で混ぜ合わせたもので破れや、本ののどを張り合わせて修理することをお勧めします。

 となりのページにつくのを避けるためには、修理したページをクッキングペーパーではさんで、重しをして乾くのを待つと良いです。

 といった、お話をし、実技研修をします。

 がんばります。

 

 


成人式おめでとう!

2014-01-11 08:39:34 | インポート

 とりあえず、教員として過ごしていた時代も有りまして、教え子たちもかなりの人数がおります。

 陸前高田市の竹駒小学校で1年生を担任していた時の教え子たちと、釜石市の小佐野小学校で5年6年と担任していた時の子たちが、今年成人を迎えます。

 

 彼ら彼女らは、高校生の多感な時期に震災に合っています。

 沢山の辛い思いもしたことでしょう。

 いろいろな思いを胸に秘めながらも、どうか素敵な大人になって欲しいと思います。

 

 

 ひょんなところで、『先生!』と、声をかけてもらえるのが、教師をしていて何よりのことです。

 教え子の皆さんで、ここに立ち寄ることがありましたら、是非ともコメントで足跡を残していってください。


2014年1月の被災地

2014-01-02 06:28:27 | インポート

 あけましておめでとうございます。

 今年も、皆様にご迷惑をおかけしない程度に、走ることができるだけ走ってみたいと思います。

 さて、まずは取材から。

 震災後の復興の状況を自分の目で確かめてみたくて、リアスの国、久慈から石巻までの国道45号線、約300キロを往復、観てきました。

 南に行くほど、被災当時の様子がそのままに留められている場所も有りました。

 

 また、震災遺構として残すもの、取り壊すもの、それぞれの自治体と地域住民の想いによって、違った対応が見られました。

 陸前高田では、巨大なは橋が建設され、海中にも何やら桟橋のような構造物が建設されつつありました。

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 小学校にNHKの中継車が停まっていたので何だろうと思ったら、紅白の中継でした。

 石巻では、石ノ野萬画館が建つ中洲の先に未来を見つめる巨大な像のオブジェ(5mくらい)が建設されていました。

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 気仙沼では、陸に打ち上げられた巨大な船が撤去されていました。

 

 南三陸町では、取り壊しになるか、震災遺構として残すかが議論になっている防災センターが、取り壊されず残っていました。

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 それぞれの地域の想いがあり、それぞれの方向性がありますが、確実に前には進んでいるのだと感じました。

 

 そして、自分ができることをもう一度見つめなおして、やっぱり三陸の地にいて、作品を書いて発信することが自分にできることだと確認できた年末年始でした。

 しばらくは、新作の取材をがんばりたいと思います。