次回作のタイトルです。
全身全霊をかけて書き上げます。芝居は楽しいものです。でも、それだけであっては、自己満足の世界でしかありません。地域から発信する文化として、その舞台をきっかけに、何かが変わる、何かが動き出す、人の命が救われる…。そんな舞台こそが、市民劇場のあるべき姿だと考えています。
2009年のこむろの仕事に乞うご期待ください。
次回作のタイトルです。
全身全霊をかけて書き上げます。芝居は楽しいものです。でも、それだけであっては、自己満足の世界でしかありません。地域から発信する文化として、その舞台をきっかけに、何かが変わる、何かが動き出す、人の命が救われる…。そんな舞台こそが、市民劇場のあるべき姿だと考えています。
2009年のこむろの仕事に乞うご期待ください。
さて、2008年度を総括します。
何と、1年間の内に書き下ろし演出を2本も上演してしまいました。(おらホール劇場『憑鬼の杜』 【2月】『内間木モグラーズ』【12月】)2回4公演で、1000人近い動員があったので、良しとしましょう。問題は、市民劇場なので、楽しければいいじゃなくて、2009年度は道筋を決めて長く続く存在にすることが急務です。
9月、陸前高田の田村ピアノ教室の発表会として書き下ろした、構成台本『ピーナッツ』を、上演してもらいました。田村ピアノ教室での書き下ろしは、8年目で7作目。(長くなりましたね。)200人近いお客様が、席を立たず最後まで舞台を観てくださるのは、素晴らしい取り組みです。
9月竹駒小学校6年生が『オソトキ』を、10月鵜住居小学校で5年生が『七つの海の守り神』を、11月船越小学校6年生が『ヨダ』を上演してくれました。竹駒小学校は上演の報告だけだったのですが、他の2校については、総合的な学習の時間を使って、訪問指導もしました。鵜住居では、『環境のシンポジウムで上演してもらいましょうか…。』という話が出たとか、船越では、最前列のおばあちゃんが涙を流して観てくれたとか、子どもたちの励みにもなる舞台になったようです。
そして、来年こむろこうじ氏演劇活動25周年を迎えてしまいます。書き下ろしは、50本を越えまして、演出した作品も30本はあるでしょう。(この辺かなり大雑把です。)節目の年なので、いい仕事をしたいです。来年も皆さん、お力をお貸しください。よろしくお願いいたします。
今年もおかげさまで、十分楽しい舞台を創ることができました。自分がしたいことに全面的に皆さんが協力してくれ、お客さんが何百人も入って、『面白かった!』って言ってもらえるなんて、こんな幸せなことはありません。 誰もが幸せな気持ちになれる舞台こそ理想的なあり方ですね。
今回の舞台では、何とこむろが前説をしました。これも、双方向性を意識した演出です。客席に向かっての一方的なアナウンスではなく、泥臭いかもしれないですが、テント芝居の雰囲気で、お客様に観やすい位置を教えてあげたり、携帯のスイッチを切ったりすることって、無機質な感じが無くておおむね好評でした。(話が長い!というお叱りもありましたが…。でも、5分しか話していないんですよ。)
今回の失敗は、義経のブロマイド写真を売ればよかったなぁということです。もちろん、穴口教授、平民雄氏の生写真もセットで
まぁ、これぞこむろワールドという芝居を、久々に大舞台でできました。今回は、こむろ作品を一番多く観ている妻からもダメ出しがありませんでした。
公演翌日、本当に何ヶ月ぶりかで、家族揃って夕飯を食べたのですが(私が用意したすき焼きです。)『義経様かっこよかったよね。』とか、『キクコさん、生き生きしていたね。』とか、『平さんて、あれ地でしょう?』『おしっこちびりそうの子は、間違いなく地だね。』とか、舞台の話で盛り上がりました。こむろ家にも、舞台のおかげで幸せを分けてもらえました。
というわけで、キャスト・スタッフのみなさんありがとうございました。会場にお越しの皆さん、ありがとうございました。稽古に快く送り出してくれた、関係者の家族の皆さん、職場の皆さん、学校の皆さんありがとうございました。
さて、来年度の構想を組み立て始めるとしますか。
明日の午後から芝居のために22日まで休みをいただく私にとっては、タイムリーな新聞掲載でした。日報のたぶん遠藤さん(名刺をもらっていなかったので、まだ覚えていませんごめんなさい)大金星ですありがとうございました。
朝一で上司に、『新聞見たよぉ。』と、言われたあとすぐ、『ということで、お休みをください。』と、切り返せました。
なかなか動きがあって、面白そうな芝居だと感じられる一枚です。芝居のできは、新聞掲載の写真でも大体わかります。どんなに記者さんががんばっても、棒立ちの芝居は棒立ちの絵しか撮れません。
この新聞の写真には見所満載ですね。雰囲気を出している中心の二人、いい演技をしている川向家の皆さん。そして、怪しい男たち二人。目を転じて子どもたちの様子を観てみましょう……………。
この写真に関する、カンナさんのコメントなんて、最高にニヤリですね。一枚の写真を観た反応で、同僚の皆さんは今回の芝居のパラレルワールドにもう片足を突っ込んでしまったと同然ですね。
明日からは、ずうっとおらホールにいます。次は、公演が終了してからしか、書くことはできません。
キャスト、スタッフの皆さんがんばりましょう。
興味のある方は、ぜひ観に来てください。
実は、全てのスタートが、義経の北行伝説なんですよね。
義経が北へ逃げ、山村でひっそりとたたら製鉄をして暮らしている人々と出会い友情が芽生えていく。しかし、その山村の人々は、平家の落ち武者たちだった。それに気付いた、義経たち、そして平家の残党たち…。恨みを持ちながらも、今は共に鎌倉幕府の敵とみなされる存在。果たして、義経の命やいかに。平家と義経は共にわかりあえることがあるのだろうか…。
という、深遠なテーマの大河舞台を構築する予定だったのですが、どこでどうなってしまったのでしょうね。
それでも、今回の義経、静、弁慶は愛すべき存在になったことを嬉しくおもいます。