R45演劇海道

文化の力で岩手沿岸の復興を願う。
演劇で国道45号線沿いの各街をつないでいきたいという願いを込めたブログ。

ニューヨークへのメッセージ

2012-02-29 23:44:35 | インポート

 日本で一番学力の高い秋田の視察に行ってきました。

 とりあえず、教育長さんが熱くて、校長先生が熱く、先生や職員が熱く、柳場敏郎さんが熱く地域や家族を愛していることがわかりました。

 私も、とりあえず熱く自分ができることをしようと思いました。

 ということで、

 ニューヨークの劇作家協会へ、被災地からのメッセージとして以下の文を今夜書いて、送りました。今の私にできる精一杯のことです。

 明日は、この一年、野田村の子どもたちを支えるボランティアをしてくれた皆さんと、お会いする会に顔を出してきたいと思います。

忘却と共に過去という分類に属しつつある3.11

                   劇作家 こむろこうじ

復興が進んでいる。

しかし、それ以上に震災の風化が加速度的に進んでいる。

何かにとり憑かれたように被災地にやってきたアーチストもボランティアも、震災前がそうだったように顔を出してくれなくなった。

人の数も少なく、お金も無い。都心部からはかなりの距離がある。そんな土地である、東北三陸沿岸部…。

縁もゆかりも無い、心がまだ元気を取り戻してはいない人のために、莫大なお金や時間を浪費する…。そんな人が、世界中にたくさんいるのならば、貧困や紛争ももっともっと解消していくに違いない。

そんなことはわかっている。わかってはいるが、あんなに駆けつけてくれたたくさんの人たちに、忘れられ、過去の存在になってしまいつつあることが、とても哀しく感じてならない。

 時は人々の心を癒してくれる。しかし、時は、まだまだ痛みを持ち続けている人をも過去の存在へと押しやってしまう。

 世界のどこかで、大きな紛争や災害がまた発生すれば、まだまだ復興途上の日本の三陸沿岸は、3.11という歴史として過去というテリトリーに刻まれる存在になってしまうであろう。

 街が消え、人が消え、文化の火が記憶の忘却と共に静かに消えようとしている。

 


それからの海

2012-02-27 21:41:05 | インポート

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 番宣は続きます。

 3月3日(土)7:30~8:43 NHK総合での放送です。

 否応なしに、気運が高まります。

 職場にもポスターが回ってきました。ポスターでかいっ。

 おらほーる劇場のポスターの2倍の大きさです。

 ポスターは2種類あったので、今回は野田村で撮影されたポスターを紹介します。

 皆さん、麻由ちゃんの活躍をぜひ観てくださいね。


野田村生涯学習大会

2012-02-26 18:39:06 | インポート

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 25日(土)野田村の生涯学習大会に顔を出してきました。

 その中で、野田小学校の6年生が、村の復興を支えてきた大人たちを取材した様子の報告があったのですが、とても素晴らしいものでした。

 被災地といえども、それぞれの子たちは、置かれている状況が違います。

 家も家族も無事で、現在ほとんど震災前と同じ状況で生活ができている子…。

 家も流されて仮設住宅での生活をしている子…。

 大切な家族を亡くした子…。

 それでも、その子たちは同じ村で一緒に生活をしているのです。

 そんなそれぞれの想いがある子たちが、想いを一つにして、同じ方向を向いて進んでいくためには、共通理解と共通体験は欠かせないことです。

 子供たちが、自分たちの足で取材しそれを共有し合って、大人がどんな思いで復興しているのかを知ることは、それを引き継ぎ次のステップに持っていくことを担う子供たちにとってとっても大切なことです。

 それを学習の中で仕組んだ先生方は素晴らしいです。それをが大学の後輩だということが、また、たまらなく嬉しいです。

 その発表を聞いていた、発表後の講演会の講師吉成信夫氏は、私の隣の席で涙していました。 

 大人でも子供でもきちんとした『想い』をもって進めるということは、本当に力強いです。

 吉成氏ともたくさん話をしました。

 『沿岸地区に子どものFM局をつくろう!』

 『来年も絵本フェスやるから、来てもらいますよ。』

 油断をしていると、負けそうになるくらい次々にアイデアを出してくる吉成氏。負けまいと、感性を研ぎ澄まして緊張感をもって対応することでかなり、自分も磨くことができています。

 私よりも大人で、私よりも子どもな吉成氏。

 これからも、長い付き合いになりそうです。


それからの海オンエアーまで2週間

2012-02-24 21:25:31 | インポート

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 橋本麻由主演の『それからの海』の番宣ポスターが貼られだしました。

 久慈のタウン誌DANASSでも、インタビューが掲載され、いよいよ盛り上がってきました。

 麻由ちゃんが、オーディションでも話したし、インタビューでもよく話す言葉は、『有名になりたい!』です。

 雑誌等のインタビューにも笑顔で応えるところが、なかなかの大物ぶりを発揮しています。

 岩手、久慈から大スターが誕生するように、皆さんで盛り上げていきましょう。

 詳しい内容は NHKのHP

 http://www.nhk.or.jp/dodra/dodrasp/index.html#d8

 にて、ご覧ください。

 


『父さんが本を読んでいる!』

2012-02-23 20:20:11 | インポート

 と、5年生の娘に言われてしまいました

 そういえば、娘の前では、ゲームをしているか、パソコンに向かっているか、絵を描いているか、工作を作っているか、酒を飲んでいるか、料理をしているか、寝てるかでした。

 勉強している姿とか、本を読んでいる姿は娘にとっては母の姿でした。

 ちょっとは、知的な姿も見せられたかもしれません。読んでいたのは、ガンダムUCの小説本ですが…