ちょっとしたトラブルがあった、音楽についてですが、直接音楽担当のY先生と会ってお話をしたならば、わかっていただけました。人と人はやはり顔を合わせて話をすることが重要ですね。
このブログを使って、多くの人に情報を発信しているのですが、直接顔を合わせて一緒に稽古することが、何より大切なことです。
私がなぜに芝居をしているかを考えれば、『直接体験』『生の相互理解』の広がりを感じているからにほかなりません。バーチャルでは得られない、人と人との細やかなつながりと、丁々発止の関係性。だからこそ、ぶつかることもあるし、誤解されることもある。でも、やはり直接顔を合わせて、目を見て話せばわかってもらえるものです。
最近感じていることがひとつあります。身近な人でもその関係性が薄くトラブってしまうことの原因に、お互い目を見て会話をしないことがあるのではないかということです。あまりにも近いので、声が聞こえていれば自分の気持ちは伝わっているものと勘違いして、わかってくれないと、相手を非難することは無いでしょうか。そのとき、相手の目を見れば、話の内容が理解できていないことや、別のことに思考がいっていて聞いていなかったことがわかるはずです。
そんなことを感じながら、このごろは家族や身近な人たちのことを観察させてもらっています。妻が家事をしながら、子どもたちに背中を向けて指示をして言うとおりに動かなくていらいらしていたり、偉い先生が講演会で参加者の顔を見ないでとうとうと話をして居眠りをされていたり…。そのとき、ははぁ、やっぱりこれか。と、思ったりしているのです。
舞台の役者も同じですね。稽古で話している、目の演技。大切にしていきたいです。