おらホール劇場の皆さんへ緊急の告知です。
次回公演に向けて、もっと良くしようとして、それぞれアイデアを持っているようですが、それぞれが自分のアイデアを他の役者や、他のセクションに指示を出し始めて、芝居が壊れ始めています。
それぞれが良くしようとして提案しているのはわかりますが、それぞれが見ている方向が微妙に違えば、創りあげてきたものが分解に向かうの必至です。
ということで、以下のことだけには留意してください。
他の役者の台詞や演技をいじらないでください。
自分の分は工夫改善をしても構いません。自分で変えようと思うのは納得ができるから、前へ進めます。でも、演出以外のところから、それぞれ意見を出されると、役者は誰を信じていいのかわからなくなって、よくなったためしはありません。これだけは、切にお願いします。
そこで、全体で確認した事をもう一度書き記しておきます。ここのところだけは、共通理解しておきたいと思います。12月よりも落ちた舞台にならないために、よろしくお願いします。
(1)台詞について
方言、今の言葉それぞれ入り混じって、統一感がないという指摘がありました。でも、演出としては、それぞれの役者が自分の気持ちがすんなり出る表現方法を取らせたいという願いから、方言に統一したりすることはやめることで確認しました。
言葉の言い回しのちぐはぐさが出ることについては、演出が責任をもってその責めを負いましょう。ですから、それぞれの役者は自分が一番お客様に想いを伝えることができる表現方法で通してください。
(2)舞台の演出について
こうしたいという提案は、演出で受けます。それを受けて、演出が取捨選択して、舞台へ取り入れるかどうかを決定します。とりあえず、演出に提案をしてください。
自分がなぜ、こんな表現方法になったのか知らないままに、『あそこの演技はちょっと…。』と評価されて、そのことについて頭を下げられるほど、流石に私も大人ではありません。自分も納得して責任を取りたいと思いますので、よろしくお願いします。
厳しいことを書いてきました。この提案にムッとしてしまう方もいるかと思います。その、想いも全て私が受けましょう。
しかし、市民劇場という立場での舞台です。自分たちが好きでやっているというだけでは済まされない部分もあります。公共性をもちながらも、市民劇場という性質上、できるだけ一人ひとりの意見も取り入れていく舞台にするために、我慢していただかなければならない部分もあるかと思います。
演出のその想いを受け取っていただいて、皆さんで一つの方向を向き、いい舞台を創りあげていければと思います。ご協力をお願いいたします。