初めて男性に抱かれる時にお願いしたいこと①

おはようございます。
永遠に続くかと思われた真夏日もあっという間に退場です。
しかし、女装子さんにとってはお化粧もお洋服もしやすい季節になったかと思います。

先週土曜日に国立国会図書館に行って『くいーん』を閲覧し、女装子愛好男子に刺さる記事を「研究資料」としてコピーしてまいりました。
（コピー依頼に使用用途のチェック欄がありまして、一番無難なのが研究用資料なんですね)

ご紹介するのは、『くいーん』20号　くいーんひろばに投稿された　千葉ちせ子さんの『実践プレイテク』です。
けっこうeroticな内容でございます。

　　実践、プレイテク
　私たち女装者にとって、最高の喜びは、やはり女として男性に抱かれることだと思います。（勿論、異論もあると思いますが）求友メッセージに登場してくる皆さんも、希望の条件がだんだんエスカレートしてきて、結局、男性を求めるところに落着くことが多いようです。
　でも、私たちが男性に抱かれる場合、当然、本物の女性が男性に抱かれる時とはちがいます。鎌田意好氏が「女装放談」で書いているように、演技というものが必要なのではないでしょうか。
　特に初めて男性に抱かれる処女？の場合は相手の男性にお願いしておきたいことが沢山あります。ここで、私の経験から二、三の注意する点を申し上げます。

　一、お誘い
　いくら、私たちが男性を求めていても、まさか、こちらの方からは誘えません。女の恥らいとでもいうのでしょうか。私たち女装者は、いつでも男性のお誘いを待っているのです。でも、だからといってムードも何もないお誘いは困ります。私たちは精一杯女らしくすてきな疑似的な恋愛をつくろうとしているのですから、その心を大切にしてくれなければいけません。
　いきなり「ホテルに行こう」ではなくて、「お一人　人ですか」「どこか、ごいっしょしましょう」「私がエスコートしてあげます」のようなものではいけませんか」というように、ムードを作ってから外に出るようにして下さい。私たちも、一しょに行こうと決めていても、少しすねたり、迷っている様子を見せたいのですから。

　二、場所
　充分に外出を経験している方ならば街を散歩したり、公園でささやきを交わしたりしてからというのもいいと思いますが、あまり外出の経験の無い場合、女装姿を人目にさらすということは大変な緊張をともないます。ですから、なるべく自家用車を使って下さい。
　これですと密室ですから、安心です。車がない場合はタクシーで、真すぐホテルに行ってしまうのがよいと思います。ホテルは一流の観光ホテルはいけません。フロントやボーイにじっくり見られてしまいます。初めての場合は、むしろラブホテルの方が好都合です。面倒な手続きはいりませんし、女中さんも慣れていますから顔をじろじろ見たりはしません。万一、男と見破られても別に問題はありません。

　いつでも、男性に抱かれる時は、期待と恐れを持つものです。初めての時は、それがとても大きいものです。私も初めての時は心臓がドキドキして気を失うくらいでした。この場合、男性に一番求められるのは、やさしさです。

　部屋に入ったら、態度と言葉を、せい一ぱいやさしくして下さい。軽く抱きしめたり、軽いキスなどをして下さるのもいいでしょう。この段階では、私たちは男性に何も逆らうことができなくなっているのです。いきなり乱暴に押し倒したりしたら台無しです。それから言葉を大事にして下さい。「好きだよ」「可愛いいよ、とっても」「恐いかい。大丈夫だよむ「後悔してる？」いつでも甘い言葉をかけて下さい。私たちは、ただ黙って首をたてや横に振るだけです。

　服を脱がせる時も注意して下さい。私たちの体は、一部の人を除いて男そのままです。女装者によっては、その体を見られたくない人もいますから、その態度を見て、下着だけ残しておく心づかいも必要です。私もキャミソールだけは体につけているのが好きです。

　全部取ってしまうと男に逆もどりしたような気分になってしまうのです。勿論、人によっては裸の方がいいとか、ブラジャーだけということもあるでしょう。
続きます!