『風俗奇譚』を救いあげる

救いあげる、とは大げさな題ですね。
永田町は国立国会図書館の地下書庫でコンコンと眠る『風俗奇譚』とそこにある女装の読み物や求友メッセージ。
私が救い上げなければ誰が救い上げるのでしょうか。
なんてこれは大袈裟ですが、どのようなプロセスか少しご紹介しますね。

閲覧した風俗奇譚の該当ページにしおりを挟んで、コピー窓口にもっていきます。
熟達のコピー師が30分できれいにコピーします。
自宅でこのコピーをグーグルレンズで撮影。
するとほぼ正確にOCRして文字化してくれます。
（レイアウトが複雑だと、あっちこっちに飛びますが）

これをGooglekeepに貼り付け、パソコンでデータが取得できます。
この文字データをWordまたはメモ帳に移し替え、校正します。
なにせ50年前の雑誌ですから、画面劣化で誤読もでますし、
不要な半角スペースが文字間にはいることもあります。
これはチャットGPTに入れて、半角スペースを取りなさいというプロンプトをかけます。
楽ですよ～。
最後にまた校正チェックをして、本ブログに掲載されます。

そう、永田町の地下倉庫に眠っていた亜紀子さんの演歌チックなメッセージもこうして50年ぶりに日の目をみたのです。
そしてそれは全世界のインターネット空間で閲覧ができるようになったのです。
少し大げさですけどね。