名古屋の女装ルーム「レディス美島」(２)

午後に名古屋に着いて、美島さんに直行。
新幹線口から近くなので、すぐにわかりました。

部屋に入ると『くいーん』でなんどもお見かけした美島弥生さんが迎えてくれました。
昭和の伝説の女装者さんとお会いできて感動いたしました。

「レディス美島」だけではなく女装サロンに行くのが初めてのコーイチロー、異様に緊張しておりました。
まだ時間が早いので女装子さんもおらず、美島さんが話の相手をしてくれました。

そうこうしているうちに、ミニスカートを穿いた女装子さんがメイクルームから出てきました。
そしてコーイチローのとなりに座り、身体を摺り寄せてまいります。

今でしたら絶対に見逃すことはありませんが、30年前のオボこいコーイチローは見逃しました。
そう、これはサイン。
「あそびましょうよ」というサイン。

何しろ30年前はコーイチローは爽やかな美青年。
女装子さんにとっては食べごろだったはず。
そして、立ち放題のお年頃のコーイチローも思い切り楽しめたはず。
しかし、恥ずかしさやテレで結局何もできませんでした。
何と惜しいことをしたのでしょうか．．．．

「レディス美島」　
ほろ苦い思い出がある女装サロンでした。




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名古屋の女装ルーム「レディス美島」

平成があと少しで終わります。

平成元年、私は女装子愛好活動をおっかなびっくりで始めました。

しかし、今と違って情報はほとんどない。

女装誌「くいーん」が唯一の情報源といっていい。

そこに載っていたのが、名古屋の「レディス美島」や梅田の「唄子」です。

平成元年はまだバブル期。

私も残業手当がガバガバ入ってきたので、気が大きくなっていました。

日曜日の午後、東京駅大丸に買い物に行ったのですが、「そうだ、名古屋、行こう」と逆上してひかり号に飛び乗ったのです。

(そう、当時はのぞみはありませんでした)