九州視察報告②

2017年04月11日 | 活動報告(東京・視察)

視察最終日、この日は福岡県及び佐賀県の両知事と面談いたしました。

11:30に小川洋福岡県知事を訪問、知事からは「原発30キロ圏内に入る糸島市で住民説明会を行い、事故発生時の避難計画を含め様々な意見が出た。より一層住民の意見が反映されるようにし、避難計画の実効性を高めていきたい、そのための国の協力・支援を頂きたい」との要請を受けました。

私からは「国が責任をもってバックアップする必要があり、全力で支援していきたい。私も地元に伊方原発を抱え、住民と接する機会は多く、この住民の声を聞くことが非常に重要だと感じています。地元3県の声をしっかり反映させていきたい。」と述べさせて頂きました。

午後に佐賀県に移動し、15:00に山口祥義佐賀県知事を訪問知事からはまず玄海原発視察とオフサイトセンター訪問に対し謝意の言葉を頂き、その後「原子力災害が発生しないことが大前提だが、万が一発生した際には国がしっかりと責任を果たしてほしい。」との要請を受けました。

私からは「やれることはやっていく姿勢で臨みます」「先ず地元の声をしっかり聞くこと、それが何よりも大事です。伊方は佐田岬という半島、こちらは離島が大変多いという特殊事情もありますが、それらを十二分に加味し対応していきます」また「屋内避難も一部では有効との考えもあり、福島原発の事故を大きな教訓として生かした避難計画にしなければならないと考えています。」「(ドローンの活用について)住民の声の中からでてきたもので、初期の段階でいち早く情報をつかむ為に有用であると考えます、実験的なことを愛媛でやってみるつもりです。」ということも話させて頂きました。

山口知事とは面談終了後、宇和島伊達藩と肥後佐賀藩は昔から深い繋がりがありますねとの話になりました。ちなみに肥後佐賀藩五代藩主鍋島宗茂の娘「護媛(もりひめ)」が伊予宇和島藩五代藩主伊達村候の正室として、肥後佐賀藩八代藩主鍋島治成の娘十女「観媛(みよひめ)」が伊予宇和島藩七代藩主伊達宗紀の正室として、肥後佐賀藩九代藩主鍋島斉直の娘「猶媛(なおひめ)」が伊予宇和島藩八代藩主伊達宗城の正室として嫁ぐという3代にわたり縁組がなされています。