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「恐怖指数」で上場投信 投資家心理を映して変動

2010-11-24 21:12:04 | 日記
国際投信投資顧問は投資家の関心が高まっている「恐怖指数」と呼ばれる指標を対象とした初めての上場投資信託(ETF)を12月下旬をメドに大阪証券取引所に上場する。米国株式市場における投資家心理を映す指標で、金融危機などで株価が急落する局面で急上昇する特徴がある。短期的な売買を手がける投資家や相場下落時に保有株の損失を回避したい投資家の利用を見込む。

国際投信が商品化するのは、米S&P500株価指数のオプション価格を基に算出する「ボラティリティー・インデックス」(VIX指数)。米株式相場の大幅下落などで投資家の先行き不安が高まると、跳ね上がる傾向がある。

国際投信、来月大証に

2008年9月のリーマン・ショックや今年5月のギリシャ危機時に急上昇したため、投資家に注目された。

国際投信のETFはVIX指数の先物を使った指数に連動した運用成果を目指す。同社がETFを設定するのは初めて。運用商品を充実させることで、新規顧客の開拓を目指す考えだ。

日経 24日朝刊
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「恐怖指数」ちょっと名前がよくないかも。投資家の不安=恐怖としているのでしょうけど。オプションの価格(プレミアム)から算出するインプライド・ボラティリティを基にインデックスを計算しているため、市場環境が不安定になると、指数値も上がることになります。つまりリスクが高くなれば、VIXも高騰するということ。逆に市場が安定すれば下がることになりますね。つい先日、日経もボラティリティ・インデックスの算出を開始しました。投資家の不安度を測る指数として、VIは今後注目されてくると思われます。


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