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好調ブラジル投信 陰り?

2010-10-21 22:55:27 | 日記
世界的な「通貨安競争」の余波が日本の個人投資家にも及んできた。ブラジルが海外からの債券投資にかける税率を引き上げたのを受け、三菱UFJ投信はブラジル国際で運用する投資信託の新規購入時の手数料を増額する。他社もブラジル債投信について税率上げのコストを実質的に投資家に転嫁する方針。急拡大を続けてきたブラジル関連投信の売れ行きが鈍る可能性がある。

ブラジル政府は18日、通貨レアルの相場上昇の抑制策として、海外からの債券投資にかかる「金融取引税」の税率を4%から6%に引き上げると発表した。5日に2%から4%に引き上げられたばかりだが、レアル高の阻止に向け、再引き上げに踏み切った。

日本で販売されているブラジル関連投信にも影響がでてきそうだ。

新税率はファンドが新たにブラジルの国債などを買い付ける場合に適用される。投信の新規購入者が増えた場合に、コストをどう分担するかという対応は各社で異なる。

三菱UFJ投信は新規購入者から徴収する方針だ。金融取引税が5日に4%引き上げられたのを受けて「ブラデスコブラジル債券ファンド」の購入時に、販売手数料とは別にかかる手数料を11月9日の購入分から4%(従来は2%)にすると発表。さらにブラジルが税率を6%に上げたのに伴い、一段の手数料引き上げを検討している。


日経 21日朝刊
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ブラジルは、レアル高を抑止する対策として、海外からブラジル債購入時の金融取引税を6%にしてきました。税金が上がることは、その分運用効率が下がることになりますからその補てんを顧客から徴収する形です。新聞では、三菱UFJと大和投信についてのみ掲載されていましたが、他社の動きも気になるところ。手数料が上がることになるので、その分の運用利回りが得られないと投資効果もなくなります。ブラジル政府は通貨高の抑制策としての税率アップしていますので、将来的には、為替差益も望めなくなるかもしれません。通貨選択型などでも、レアル高による為替差益を狙った商品は多くあります。ブラジル債に直接投資していないファンドでも、影響は大きそうです。

ところで、各運用会社はこのようなアナウンスを個人投資家に正しく行っているのだろうか?単純に税率アップの連絡だけでなく、どちらかというと、税率アップによる影響を正しく説明する責任もあると思います。


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