こぐま経済研究所ブログ

やさしく金融情報をお伝えします

レアメタル投信 上場へ 東証

2010-01-28 15:21:29 | 日記
東京証券取引所は、次世代自動車や電子機器などの生産に不可欠な希少金属(レアメタル)に投資する上場投資信託(ETF)の売買を認める方針だ。世界的な需要増大で値上がり傾向にあるレアメタルへの個人や機関投資家の投資ニーズがあると判断した。上場規制の改正を経て、年内の上場第1号を目指す。レアメタル投信は投資家が実質的にレアメタルに投資するのと同じ効果を狙っている。証券会社が投資家からおカネを集め、商社が保有しているレアメタルに投資する。レアメタルの現物がきちんと確保されているかなど管理全般を信託銀行が担当する。さらに投資家の換金ニーズに応えるため、投信を取引所に上場して株式と同じように売買できるようにする。

東証はこれまで信託銀行が管理会社となる投信の上場を認めていなかったが、28日の取締役会で上場規則の改正を決め2月にも新型投信を上場できる環境を整える。

金、プラチナ(白金)などレアメタル以外の貴金属で同様の仕組みの投信を作ることもできる。金、プラチナ関連ではすでに、先物価格などに連動する投信が上場しているが、貴金属の現物に直接投資する国内上場投信は初めて。

日経 28日朝刊

---------------------------
ETFを利用すれば、世界中の証券、商品に投資ができるようになりますね。国内でETFが設定された当初は、日経225連動、TOPIX連動といった国内株式指数に連動するものだけでしたけれど、その後、海外の株式指数が追加になり、国内と組み合わせて、世界の株式市場対象に投資することが可能になりました。さらには、商品現物市場へ投資するETFも上場できるようになると、すべての投資商品をETFを利用して投資することができるようになる時代が到来するかもしれません。先物を利用せずに、空売りでヘッジを行うケースも出てきているようです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿