長崎・龍虎堂薬局 子宝・不妊相談blog ~あなたにもかわいい赤ちゃんを…~  

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福岡での勉強会より

2015年10月08日 | 勉強してきました
この1週間は出張続きで、いつもに増してあっという間に時が過ぎていきます。
まずは、先週木曜日の福岡出張のレポートから。

通称「韓塾」の今年の勉強テーマは「中医学基礎に立ち返る」
中医学を勉強し始めた“ひよこ”の頃から幾度となく聞いてきたはずの話も、韓先生の手にかかれば新たな発見や驚き、納得!の連続。
何ごとにも「基礎に立ち返る」ということは、とても大事な事ですね。

今回は主に ◎気の運動 ◎五行学 を勉強しました。 

五臓の存在が表に出ていなければ健康。存在が見えてくると五臓のバランスが悪い=様々な体調不良の始まり。

気の運動は臓腑によって上がったり、下がったりするもので、
生理的に“スムーズ”に動けばいいのですが、反対に動くと病理的な動きとなり、

 ◎胃気(本来は ↓)が上がるなら、吐き気や詰まり感に。
 ◎脾気(本来は ↑)が上がらないと頭に栄養が届かず、ぼーっとしたり、記憶力の低下に。
 ◎肺気(本来は ↓)が上がってしまうと。咳や喘息に。
 ◎心気(本来は ↓)が上がると、興奮や不眠に。
 ◎肝気(本来は ↑)が上がらないと、うつややる気の低下に。
 ◎腎気(本来は ↑)が上がらないと、自律神経や免疫の乱れ、精の消耗につながります。

薬草の分野に強い先生がおられ、毎回様々な薬草を持ってきて解説して頂けるのもこの韓塾の楽しいところ。

↑この写真は、五行草(ごぎょうそう)。

皮膚疾患や咳、膀胱炎や下痢・赤痢などにも使われ“肺系”の不調を改善する生薬としてよく使われています。
葉っぱは青(緑)、茎は赤、花は黄色、根っこは白、実が黒く、五行の色を総じて持っていることから五行草といわれるようになったとか。
スベリヒユやバシケンとも呼ばれるこの薬草は、普段は“雑草”扱い。でも、薬効を知っている人にとっては“宝の草”ともいわれています。
畑や道ばたに生えているそうで、茹でて酢醤油でおひたしとして食べると美味しいそうです。 一度食べてみたい!


正面に写っているのは旱蓮草(かんれんそう)別名・タカサブロウとか墨旱蓮(ぼくかんれん)と呼ばれている生薬です。
墨旱蓮と呼ばれる理由は…


旱蓮草の実を潰すと、黒い液体が出ることから墨旱蓮といわれるようになったとか。少しお水を加えた液体でみんなでお習字!しました。
私も小学生以来に筆を持ち、貴重な体験をさせて頂きました。

12月の韓塾が今から楽しみです!



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